目次
- 絵本の読み聞かせの4つの効果
- コミュニケーションのきっかけになる
- 想像力・感性が磨かれる
- 知的好奇心を高める
- 記憶力が高くなる
- 読み聞かせはいつから?
- 読み聞かせの3つのコツ
- 1:子どものペースに合わせる
- 2:親も楽しむことを忘れない
- 3:子どもの感性を大事にする
- 読み聞かせ後、どんな話だったか問題を出すのはNG!
- 【0~6歳向け】絵本の選び方のコツ
- 0歳【生活のなかに登場する題材を扱った絵本】
- 1歳【音の響きやリズムを楽しめる絵本】
- 2歳~3歳【絵本の主人公に共感できる、生活により近い絵本】
- 4歳~5歳【世代を超えたベストセラー絵本】
- 6歳以上【教科書に出てくる話の原作の絵本】
- 読み聞かせは基本的に毎日、行う
- 読む絵本は3冊ぐらいを目安に
- 忙しいときは一日10分だけ読み聞かせの時間を作る
- 夜寝る前がベスト
- 読み聞かせの前に手遊びを入れると効果的
- スマホで簡単に絵本記録を残せる無料アプリ
- 絵本は親子のコミュニケーション
絵本の読み聞かせの4つの効果
via
www.photo-ac.com
絵本の読み聞かせは、幼稚園や保育園などの教育現場でも積極的に取り入れられています。純粋に考えれば「言葉の勉強に役立つもの」と連想できますが、それ以外に子どもにどのような影響を与えるのでしょうか?
コミュニケーションのきっかけになる
パパママが子どもに絵本を読んであげることで、会話が生まれます。絵本の感想を話し合ったり、絵や登場人物について話したりと、親子のコミュニケーションの助けになるでしょう。絵本をきっかけに始めた会話が、普段は気づかなかった子どもの想いを引き出すきっかけになるかもしれません。
子どもの聞く態度やちょっとした表情から「いつもと違う」雰囲気が読み取れるなど、心身の状態を知ることもできます。
子どもの聞く態度やちょっとした表情から「いつもと違う」雰囲気が読み取れるなど、心身の状態を知ることもできます。
想像力・感性が磨かれる
物語を聞きながら情景を思い浮かべ、主人公の気持ちを考えることで、子どもの想像力や感性が刺激されます。絵本を読み終えてから「このあとどうなったと思う?」と、物語が膨らむよう大人から声かけをしてあげると、さらに世界が広がるはず。想像を言葉にすることで文章力も強化されます。
知的好奇心を高める
絵本の読み聞かせで得る、びっくりした経験やワクワクとした気持ちは、知的好奇心を高めるのに役立ちます。ページをめくる楽しさやドキドキ感、先を知りたいという気持ちは子どもの感情を豊かに伸ばしてくれるでしょう。
記憶力が高くなる
絵本の内容を理解しようとすると、話の前後を覚えておく必要があります。気に入った作品は、何度も読んでほしいとせがまれることも珍しくありません。こうして回数を重ねるうちに内容をしっかりと理解し、好きなフレーズを覚えるようになるなど、記憶力アップにつながります。
記憶力は小学校やそれ以降の学習でも重要なポイントになるため、幼児のときから鍛えておくと良いでしょう。
記憶力は小学校やそれ以降の学習でも重要なポイントになるため、幼児のときから鍛えておくと良いでしょう。
読み聞かせが子どもに与える効果と、そのポイント

読み聞かせは、親子の絆を深める定番のツールです。。読み聞かせをすることで得られる子どもの発達の効果や、お話しの世界に引き込むコツを紹介。
絵本の読み聞かせを習慣に!メリットと長く続けるコツ

カナダ在住のため、息子の日本語の発達を考え、0歳の頃から絵本の読み聞かせを始めました。経験から、絵本の読み聞かせを長く続けるメリットやコツを紹介します。
心と脳の特効薬「絵本の読み聞かせ」の効果を再確認しよう

読み聞かせは、まさに親と子の「コミュニケーション」。簡単で効果のある子育て法が読み聞かせなんです。
読み聞かせはいつから?
via
www.photo-ac.com
絵本の読み聞かせは、0~1歳からでも十分はじめられます。
赤ちゃんには耳触りの良い音や、リズムのある語感が大人気!生後10カ月くらいになると言葉が少しずつ分かるようになり、全部理解できなくてもパパママの話す雰囲気や声色を楽しむことができます。一緒に時間を過ごすことで、赤ちゃんはこの上ない安心感を得るのです。
パパママはぜひ読み方を工夫して、赤ちゃんへの読み聞かせに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっとステキな親子の時間になりますよ。
読み聞かせの3つのコツ
via
www.photo-ac.com
子どもを飽きさせないよう、コツをおさえて楽しく読み聞かせしましょう。読み聞かせの方法やポイントをご紹介します。
1:子どものペースに合わせる
絵本は子どもが興味を持った作品を中心に読んであげましょう。特に幼児期は成長の個人差も大きいものです。子供の年齢よりも対象年齢が低い絵本を選んだとしても、その本が好きで自分自身で選んだという、お子さまの気持ちを優先してあげましょう。
2:親も楽しむことを忘れない
昔話や定番と言われるような絵本は、簡単な言葉で書かれていますが生きるために大切なことをたくさん教えてくれます。現実ではあり得ないような出来事も、絵本のなかではしばしば起こるもの。それを保護者が否定することなく、大人も子どもと一緒に絵本の世界を楽しむことが大切です。
3:子どもの感性を大事にする
絵本を読み終えた結果、子どもが受け取る気持ちが大人の想像と違っていても、否定しないであげてください。子どもの伸びやかな感性を大切にして、そんな受け止め方もあるんだなと、大人のほうが勉強になることもあります。
頭ごなしに「それは違う」と遮るのではなく、子どもが話す感想に耳を傾けてみましょう。お子さまの見ている世界が覗けるかもしれません。
頭ごなしに「それは違う」と遮るのではなく、子どもが話す感想に耳を傾けてみましょう。お子さまの見ている世界が覗けるかもしれません。
今読みたい絵本がわかる!絵本好きがたどり着いた指南書3冊

絵本の探し方がわからない、何を選べば良いかわからない……。とっておきの指南書3冊をご紹介します。
絵本の読み聞かせのコツとは?【おすすめガイド本4選】

「子どもが集中してくれない」「きちんと伝わっているのか不安だ」など、悩みを抱えている方に、読み聞かせのコツやテクニックがわかるガイドブックをご紹介。
読み聞かせ後、どんな話だったか問題を出すのはNG!
忙しいパパママには、読み聞かせをする時間を確保するのも難しいかもしれませんね。それでも子どもが絵本を持ってきたときは、「いまはダメ」と断るのではなく、1~2分であっても、なるべくこたえてあげましょう。
「またこの絵本?」にもご注意を。ついつい大人はストーリーを理解すると別の絵本に移行したくなりますが、言葉の発達の観点から繰り返し読むことは大変重要です。子どもからのもう1回!のリクエストにも、おおらかな気持ちで向き合ってみてください。
「またこの絵本?」にもご注意を。ついつい大人はストーリーを理解すると別の絵本に移行したくなりますが、言葉の発達の観点から繰り返し読むことは大変重要です。子どもからのもう1回!のリクエストにも、おおらかな気持ちで向き合ってみてください。
子どもは繰り返しが大好き!同じ絵本を何度も読み聞かせる意味

子どもに同じ絵本(えほん)を何度も、何度も読んでと頼まれたことはありませんか?何十回と読むのは大人にとってはつらいことかもしれませんが、子どもの成長にとって大切なことなのです。
【0~6歳向け】絵本の選び方のコツ
0歳【生活のなかに登場する題材を扱った絵本】
りんご、バナナといった食べ物や、動物たちが出てくる作品、親子のふれあいテーマを描いた絵本で楽しみましょう。しかけ絵本など、赤ちゃんの目をひく作品もおすすめです。
はじめての読み聞かせは0歳から?どうやってはじめよう?

赤ちゃんへの読み聞かせのメリットや取り組み方をご紹介。赤ちゃんへのファーストブックにおすすめのタイトルもご紹介します。
ねんね~おすわり時期の読み聞かせのコツとオススメ絵本

主にねんねとおすわり時期の読み聞かせのコツとオススメ絵本をご紹介。
世界初!あかちゃん自身が選んだ本当に好きな絵本3選

東京大学あかちゃんラボと出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンは、あかちゃんの好みを研究・解明し、まったく新しい「あかちゃん絵本」を生み出しました。その3冊をご紹介。
1歳【音の響きやリズムを楽しめる絵本】
日本語の豊かなリズムやオノマトペに触れ、絵本の楽しさや言葉の心地よさを感じさせてあげてください。リズミカルな文章が何度も出てくる本など、繰り返し読み聞かせるとよいでしょう。
「ことばあそび」の絵本5選 声に出して親子で楽しもう

口に出すのも楽しい、親子で楽しめる「ことばあそび」の絵本を5冊ご紹介。
好奇心いっぱい!1歳のお子さまにおすすめの知育絵本5選

好奇心旺盛な1歳のお子さまにおすすめの知育絵本を5冊厳選してご紹介。
2歳~3歳【絵本の主人公に共感できる、生活により近い絵本】
生活範囲も広がり、意思も芽生え、1人でできることがぐっと増えるのが、この時期の特徴です。生活に身近な話題や登場人物と気持ちを重ねられる絵本で好奇心と想像力を高めましょう。
やりたいこといっぱい!2歳のお子さまにおすすめの知育絵本5選

好奇心でいっぱい、自分でやりたいこともいっぱいの2歳は、絵本を通して想像力や語彙力、豊かな感性や社会性などが身につくといいですね。2歳のお子さまにおすすめの知育絵本をご紹介。
好奇心旺盛な3歳におすすめ!遊んで学べる知育絵本5選

パパママのまねが大好きで好奇心旺盛な3歳が、遊びながら自然に学べる知育絵本を5冊ご紹介します。
4歳~5歳【世代を超えたベストセラー絵本】
ストーリーが分かるようになり、絵本の世界に入り込めるようになる時期です。 おじいさんおばあさんが出てくるような昔話などパパママも知っている、世代を超えた良書をぜひ与えたいもの。大型絵本などで世界観にたっぷり浸るのもいいですね。
4歳の子どもにおすすめ!しつけに役立つ絵本5選│読み聞かせのメリットとは?

子どもも4歳になると、少し長いお話が読める集中力もついてきますので、絵本もストーリー性のあるものを選ぶと良いですね。4歳の子どもにおすすめのストーリー性のあるしつけに役立つ絵本を5冊ご紹介。
言葉を吸収する4歳におすすめ!まねっこフレーズが楽しい絵本

言葉の数がぐんと増え、親子や友達同士の会話も豊かになる4歳は、周りの人が使う言葉をまねて、その反応を楽しむようになります。リズム感のいいフレーズが登場する絵本がおすすめです。
親子で笑って楽しめる!5歳児におすすめの絵本5選

知能がぐんと発達する5歳児は、たくさん笑って、さらに脳を活性化させましょう!親子で楽しいひとときを過ごせる笑える絵本を5冊ご紹介。
6歳以上【教科書に出てくる話の原作の絵本】
少し長めのストーリーや、複雑な展開のお話、登場人物の様々な気持ちを理解できるようになる時期です。シリーズものや冒険物語などに挑戦してみてはいかがでしょうか?小学校入学の導入としても、教科書に出てくるようなお話を選んでみるのがおすすめです。
6歳児におすすめ!発想を広げる冒険絵本5選

6歳前後はごっこ遊びが特に盛んになる年頃です6歳児におすすめの冒険絵本と幼年童話を5冊ご紹介。
※以下のリンクでは、カナダ在住のライターさんが長年の経験を元に、絵本の選び方を紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
読み聞かせ絵本の選び方と読む量の目安は?親子の時間を大切に!

何万冊も出版されている絵本や児童書の中から、どの本を選べばいいのでしょうか?そんな疑問に、よみきかせ歴9年の筆者が自らの経験を紹介。
読み聞かせは基本的に毎日、行う
via
www.photo-ac.com
読む絵本は3冊ぐらいを目安に
読み聞かせは毎日行うことが理想的です。年齢にもよりますが、1日3冊くらいを目安にいろいろな本を選んでみてください。
毎日読み聞かせる場合、手持ちの絵本では間に合わないこともあります。お気に入りの作品があるなら、同じ絵本を何度も読んでももちろん大丈夫。より多くの本を読んであげたいときは、図書館から借りてくるのも良いでしょう。
毎日読み聞かせる場合、手持ちの絵本では間に合わないこともあります。お気に入りの作品があるなら、同じ絵本を何度も読んでももちろん大丈夫。より多くの本を読んであげたいときは、図書館から借りてくるのも良いでしょう。
忙しいときは一日10分だけ読み聞かせの時間を作る
たくさん読み聞かせをしてほしいお子さまもいれば、そうでない子どももいます。「毎日しなければ」と思うと、パパママにとっても負担になってしまうはず。忙しいときは最後まで読まずに10分だけにする、夜に限らず余裕があるタイミングで取り入れる、週2回は読んであげるなど、各家庭に合ったペースで構いません。
夜寝る前がベスト
読み聞かせは、就寝のリズム作りにも、記憶の定着にも、寝る前がよいそうです。一日の終わりに親子で絵本を手に取って、心豊かな時間を共有しませんか?
読み聞かせの前に手遊びを入れると効果的
via
www.photo-ac.com
絵本の読み聞かせをするときは、子ども達が本に集中できるように環境を整えてあげましょう。読んでいる途中で気が散らないようにおもちゃは片付け、テレビを消しておくこと。「はじまるよ」などの手遊び歌を取り入れると雰囲気も盛り上がり、お子さまも楽しく絵本に集中できるはずです。
スマホで簡単に絵本記録を残せる無料アプリ
くもんが運営する絵本記録アプリ「ミーテ」をご存知ですか?このアプリでは、イラストやバーコードで絵本の記録ができ、あとで振り返る際や子育て記録としても役立てることができます。絵本の紹介やプレゼントなどの企画もあり、人気のコンテンツとなっています。
絵本は親子のコミュニケーション
via
www.photo-ac.com
絵本読み聞かせを通じて子どもたちが学ぶことは大変多く、さらにパパママに読み聞かせてもらうことで親子の絆が強くなったり、コミュニケーションの助けになったりすることもあります。 こどもの心を豊かにするような、素敵な絵本を探してあげましょう。
また地域で開催しているおはなし会や、 お父さんお母さん向けの読み聞かせ講座など参加して、絵本の読み聞かせを学ぶこともおすすめです。
また地域で開催しているおはなし会や、 お父さんお母さん向けの読み聞かせ講座など参加して、絵本の読み聞かせを学ぶこともおすすめです。
絵本の読み聞かせ会で学べること。最後まで聞けない子も夢中に!

本屋や図書館で行われる絵本の読み聞かせ会は、大勢の子どもたちと一緒に楽しめるイベントです。読み聞かせ会ならではのメリットなどをお伝えします 。
読み聞かせにルールはない!話題の絵本作家が語る、絵本の付き合い方

絵本『とりがいるよ』シリーズの作者、風木一人さんから絵本との付き合い方、育児に絵本を取り入れるときのポイントなどについてお伺いしました。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。