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トランスパレントペーパーとは?
トランスパレントペーパーとは、張りとツヤのある半透明の折り紙のこと。
日本人には少しおぼえにくい名前ですが、「transparent」は英語で、「向こう側にあるものが透けて見える」という意味があります。
日本語では、「透かし折り紙」「ひかりとり紙」などと呼ぶこともあるようです。
北欧やドイツでは、特に日照時間の短い冬になると、このトランスパレントペーパーでクラフトを作り、窓辺に差し込む太陽の光を楽しむという習慣があります。
トランスパレントペーパー工作に必要なもの
トランスパレントペーパーでサンキャッチャーを作るときに必要なものは、次のとおりです。
・トランスパレントペーパー
・カッター(はさみ)
・のり
・フレーム(絵を作る場合)
トランスパレントペーパー工作【1】花
16cm×16cmのトランスパレントペーパーを4枚にカットします。
カットしたうちの1枚を縦に4つに折り、折り目をつけます。
上部の角を左右から中央に向かって折ります。
下部の角を、左右の折り線の端でそれぞれななめに折ります。
左右の角を中央に折り合わせます。
下の部分の角を三角形に折りこみます。形が崩れやすい場合は、のりで貼り合わせましょう。
同じパーツを8枚作ります。
各パーツをのりで図のように円形に貼り合わせていきます。
8枚全てを貼りつけたら完成です。
窓辺に飾ると、美しい光の模様が浮かび上がります。
トランスパレントペーパー工作【2】お星さま
16cm×16cmのトランスパレントペーパーを4枚にカットします。
縦・横・ななめに一度折り、折り線を入れます。
上部の辺を、左右それぞれから、中央の折り線に沿うようにして折ります。
一度開いて、中央の逆T字部分(画像のオレンジの線の部分)をカッターで切ります。
カットした場所を開き、ななめ上に折ります。
再度、左右から中央の折り線に沿って紙を折ります。必要であればのりで形を固定します。
同じパーツを8枚作ります。
のりで図のように貼り合わせていきます。
8枚全て合体させれば完成です。
トランスパレントスターは、お友だちを呼んでパーティをするときや、クリスマスなどのイベントの時期にもぴったりの飾りですよ。
トランスパレントペーパー工作【3】蝶
正方形のトランスパレントペーパーを上下に半分に折り、長方形にします。
さらに半分に折り、正方形にします。
袋になっている部分を開いて、三角形を作ります。
裏側も同じように開きます。
半分に折りたたみます。
パラパラと開く側の端を、はさみで丸くカットします。
カットしたものを開きます。
左右の端を中央の折り線に沿って、下方向に折ります。
裏返して、下の部分を上に折りあげます。このとき、折り上げた頂点は、重なる部分から少し出るように折ってください。
再度裏返したところです。頂点の部分をはみ出して折り上げることで、自然と立体的になります。
はみ出した部分を、手前に折り返します。やや強めに折り、形を固定できているか確認しましょう。
中央を押し込むようにして、形を整えればできあがりです。
トランスパレントペーパーで作ると羽の部分が透けて、ひらひらした感じが伝わってきますね。
トランスパレントペーパー工作【4】絵
トランスパレントペーパーは、貼り絵や透かし絵にも使えます。
まず、ベースとなるトランスパレントペーパーを選び、フレームの大きさに合わせてカットします。今回は白をベースにしました。
赤や青のトランスパレントペーパーを使って、魚や水の泡を作り、白いベースにのりで貼り合わせていきます。
水の中を表現するために、細長く切った白いトランスパレントペーパーも重ねてみました。
フレームに貼りつけて完成です。
光が透けると、まるでステンドグラスのような風合いが楽しめます。
親子のおうち遊びにぴったり
家庭でできる、トランスパレントペーパー工作についてお伝えしました。
トランスパレントペーパーやガイドブックは、インターネットのショッピングサイトでも購入できます。
よりこだわった作品作りを楽しみたいという方は、英語やドイツ語で書かれたトランスパレントの本、動画、ブログ記事などにもクラフトの作り方が公開されているので、参考にしてみてください。
小学3年生のわが子は、最初はパーツ数も多く慣れないようでしたが、要領をつかむと、オリジナルのサンキャッチャー作りに熱中していました。
大人も子どもも一緒になって遊べるトランスパレントペーパー工作、おうち遊びの1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。