2018年12月6日 公開

【保育士が教えるはじめてのおりがみ~花びら】子どもとステキなインテリアを作ろう

キレイに折れなくても大丈夫。折り紙で2回折りをくり返したら、楽しいインテリアのできあがりです!ぜひお子さまと一緒に、冬のお部屋遊びにどうぞ。折り方をマスターできたら、クリスマス、お正月にも応用できますよ。

はじめての折り紙はおコタで気軽に

個人的に、折り紙は冬のシーズンが似合うなぁと思うのです。おコタに入りながら、ぽかぽかゆるゆる楽しむのがいいのではないかと。

そして、そんなシュチュエーションには、親子ではじめて折り紙がふさわしいのではないか……と!だって、教えるにしても、あまりいらいらしなくてすむような気がします(笑)。

今までは、折らない折り紙遊びをいくつかご紹介してきましたが、満を持して今回は折る折り紙「花びら」です。花びらをたくさん作って、組み合わせたらステキなお花のできあがり!

「満を持して!」ではありますが、はじめての折り紙はキレイに折れなくても大丈夫!暖かいお部屋で、親子で気負わずゆるゆる楽しんでください。

材料はこちら

今回の花びらは、小さいサイズの折り紙で作ります。
via photo by author
【材料】
・折り紙 5枚以上(小さいサイズ、なければいつものサイズを1/4サイズに切る)
・紐やリボン 適当

【道具】
・のり
・セロハンテープ、またはマスキングテープ
・はさみ

今回、折り紙は小さなサイズのものを使います。最低5枚あるとお花がひとつできます。子どもがトライできるぐらいの枚数があったら、ステキです。

100円ショップでも、いろいろなタイプのものがありますので、お好みでどうぞ。画像の折り紙は、ちょっと透けた感じのワックスペーパーのようなものを使用しました。

茶系でまとめるとナチュラルテイストに、柄物だけで徹底すると楽しい雰囲気の子ども部屋になります。飾るお部屋に合わせて紙を選んで作ると、おしゃれなインテリアっぽくなって、大人も楽しくなるんじゃないでしょうか。

花びらの折り方~お山のてっぺん押さえたら、アイロンかけて

折り方は、ほんとに簡単。対角線上の角を二箇所真ん中に向かって折るだけで、はい!花びらのできあがり!これを最低5枚折ります。

キレイに折れてなくても良し。折った角は、だいたいくっついていれば良し。重なりもばらばらで良し。多少斜めっても良し。

(1)「お山のてっぺん押さえたら、アイロンかけて」
(2)くるっと方向転換
(3)「お山のてっぺんとこんにちは、てっぺんとてっぺんが握手したら、押さえてアイロンかけて」
これで、ひとつの花びらのパーツができあがりです。

お子さまに折り方を教えてあげるときは、何か知ってるものに見立ててあげると子どもたちはわかりやすいようです。「握手」の部分を「お山とお山がチュッ♪」でもよいですね。

また、はじめのひと折りが難しいお子さまもいます。そのときはまず、大人が片方折ってあげましょう。何度か繰り返すと、こういう作業が好きな子は徐々に、「自分でやる!」とやる気満々でやってくれますよ。

真ん中を合せて少しずつ重ねて貼っていきます。
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花びらができあがったら、のりで少しずつ重ねてお花になるように貼っていきましょう。5枚以上であれば、花びらの数はお好みで作れます。

紐やリボンをつけたら、できあがりです。窓際に飾ると、日に透けた感じや影も楽しいですよ。

花びら6枚使ったお花と8枚使ったお花。最低5枚からできますが、作業しやすいのは6枚~だと思います。
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短い時間でも集中できたら◎

「全然、集中しなくて花びらを1個作っただけで終わった!!」あるある!(笑)。

でも、それはそのときのお子さまのアンテナに引っかからなかっただけのこと。1個だけでもできたのなら、十分です。

1個できたことを「できたね~」と喜んだら、「じゃあ、後はママが作っちゃおう~♪」と目の前でささーっと残りを作ってあげててください。

「あれ?なんだかママが楽しそうにしているぞ」と思ってくれたら、次の機会の良い橋渡しになると思います。折ったら楽しいものができたぞ!という経験が、子どもの興味ややる気を育ててくれますよ。

クリスマスリースやお正月飾りにアレンジも♪

クリスマスリース

花びらをひっくり返して円になるようにつなげ、細目リボンで飾ります。
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お正月の箸袋

二枚重ねて折ったら、少しずらして真ん中だけのりで留めます。お箸を通すように入れたら、あっという間にお正月の雰囲気になります。
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門松

花びら7枚を使用。縦に重ねて貼ったら並べて、ひっくり返した裏にセロハンテープで貼りつなげます。下の部分をリボンで結んだように飾ればできあがり!
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折り紙の種類や色を変えたり、リースにすると、クリスマスやお正月飾り用にアレンジもできます。二枚を重ねて折れば、箸袋も簡単にできます。和紙は、折り方を間違えてぐちゃぐちゃになっても、風合いでごまかせたりできるのでおすすめです(笑)。

楽しい行事の際、なにか自分が関わったものがあると、お子さまの気持ちも盛り上がり、印象的な経験になります。

折り紙遊びは指先の発達を促し、空間認知力や数学的思考を育ててくれます。おコタでちょっとのんびり……みたいなときがチャンス!親子ではじめての折り紙を、冬に楽しんでみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

いわいざこまゆ いわいざこまゆ  イラストレーター・造形作家です。7年間の保育士勤めを経て、主に保育の専門誌や書籍でイラストやまんがを描いたり、保育のための造形やアイデアを発表しています。現在も、近所の保育園に助っ人保育士として時折出没します。著書に「まゆ先生の保育な毎日」(世界文化社)「縫わずにできる手作り衣装BOOK」(メイト)「おりがみよくばり百科」(ひかりのくに/津留見裕子・池田かえる共著)他。鹿児島県出身。神奈川在住。