1.猫の手も借りたい
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あまりにも忙しく、ネコの手でもいいから借りたい!という状況をたとえた言葉です。
ネコは人間にとって、仕事や家事の頼りになる存在だとは言いにくいもの。ネズミを捕まえることは大得意ですが、それ以外は寝ていたり好きなことをやっていたりと、自由奔放に生きているイメージです。そんなネコの手でも借りたいほど忙しいという意味をあらわしています。
毎日忙しくしているパパママの心境でもあるので、子どもにも伝えやすいのではないでしょうか。
2.猫に小判
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ネコに小判をあげても、何の役にも立たないということわざ。人間にとっては貴重で価値のある小判ですが、ネコにとっては使いどころがありません。そのものの価値を理解できない相手に価値のあるものを与えたとしても、何の値打ちもないのと同じことになってしまいます。
小判は現在の子どもたちには、あまり馴染みのない言葉かもしれません。小判とはどういったものなのかを説明してあげると、理解しやすくなるでしょう。
3.猫に鰹節
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ネコのそばに大好物の鰹節を置いておいた場合、たいていのネコは食べることを我慢できません。はじめから過ちが起きてもおかしくない状況、危険な状況や安心できないことを「ネコに鰹節」と言います。「ネコに鰹節の番をさせる」を短くした言い方です。
ネコと一緒に暮らしている場合は、実際に大好物を与えてみると、どんなに「待て!」といっても聞かない様子がわかるはず。ただし鰹節の与えすぎはミネラル過剰となり、ネコの体には良くありません。キャットフードやおやつなどで試してみましょう。
4.ネコの額
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「ネコの額は狭い」ことを指し、たとえば土地や部屋などの面積が狭いときに用いることわざです。実際にネコの額は狭く小さく、あるのかないのかすらよく分からないほど。このため、とても小さいことを指す表現として使われるようになりました。
同じ意味で「猫額大(びょうがくだい)」と言われることもあります。
5.ネコの目
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次から次へと目まぐるしく変化することを、ネコの目と言います。ネコの目はその場所の明暗によって丸くなったり細くなったりと、印象を変えるのが特徴です。また満足しているときは目を細め、眠いときには目がとろんと垂れるなど、じつに豊かな表情を瞳から読み取ることもできます。
くるくると目まぐるしく変化するネコの瞳をたとえたことわざです。動画や図鑑、また実際のネコを見ながら、お子さまと一緒に瞳の変化を観察してみましょう。
ネコのことを知るきっかけにも
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ネコの特徴や、ネコならではの生活を表したことわざの中から、子どもでも理解しやすいものを厳選してご紹介しました。ぜひ実物のネコを見ながら、ことわざの由来を探してみてください。瞳を観察したり、大好物のおやつを与えてみたりすると、子どもも納得しながら覚えられるでしょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。