2017年3月22日 公開

ちょっとした親のアプローチで、お絵かきタイムがもっと楽しく!

子どもがお絵かきしているとき、パパやママはどうしていますか? 実は、親のちょっとした声掛けや工夫で、お絵かき遊びをもっと楽しいものにすることができるんです! 子どもの好奇心を育み、創造力を伸ばしてあげる、お絵かきタイムの親のアプローチ方法を紹介します。

まずは自由にのびのびと!

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子どもに紙とクレヨンやマジックを与えたら、こんな風にグルグル、ギザギザ、そしてグチャグチャと自由に描きはじめますよね。ときには、ひたすら塗りつぶしていくことも。

成長するにつれて具体的なものを描こうとする子どもも増えてくるかと思いますが、大人から見るとなんだかよくわからないものも多いです。でも、それが子どもの絵の魅力なのです!まずは紙に好きなように、思いのままなんでも描かせてあげましょう。

「これはなあに?」「あ、これは◯◯に見えるね!」

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描き終わったいろいろな線や形について、子どもと一緒に会話をしてみましょう。

親「これはなあに?」
子「くるま!」
親「わあ!カッコいい車だね!窓も付けてあげようか!」
子「うん!!!」

子どもは自分がイメージして描いた作品が、ママやパパの手でさらにカッコ良くバージョンアップするととても喜びます。

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大人から見たらよくわからない線や形も、子どもに聞くと「なるほど!」と思う作品が多々あります。

ちなみに、この赤い絵は「ひこうき」だそうです。

では窓を付けてもっと「ひこうき」に見えるようにしてあげましょう!

オリジナルの線や形がわからなくなってしまうほど描き足さないのもポイントです。子どもの描いたものを尊重してあげることで、自分の作品に自信を持てるようになります。

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ときには、「これなあに?」と聞いてもイマイチ反応がないこともあります。それは、描いた本人もよくわからないからです。

そんなときはママやパパが想像力を発揮する番です!

この水色と緑の線、息子は「わからない」と答えました。

「これ、葉っぱの帽子のおばけさんに見えるよ!」と筆者が顔を描き足した途端、息子は目をキラキラさせて、「おばけさんこんにちはー!」とニッコリ。

自分が描いた線がおばけに変身したものだから嬉しかったのでしょうね。

親子で生み出した作品に息を吹きこんで

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こうして親子で作った作品を、ひとつずつ切りぬいてみました。

すると、切り抜いた途端、息子はそれで夢中になって遊びはじめたんです!

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作品を使って自由にストーリーを作って遊んでいました。

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「葉っぱのおばけさんが車に乗っておでかけしまーす」

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「ラッパを吹いているおばけさんのところに飛行機が飛び込んできました」

親が思いつかないようなストーリー展開で、見ているほうも楽しかったです。

お絵かきタイムを親子で楽しもう

わが家のお絵かきタイムの親のアプローチ方法を紹介しましたが、いかがでしたか? 

こうしてお絵かきを一緒に楽しむことで、子どもはまた絵を描く意欲が湧きますし、子どもの作るお話が笑えるものだったり、その想像力に驚かされたりと、親にとっても子どもの成長を垣間見れるとても満足な時間となります。

おうちで簡単にできることなので、ぜひ親子で素敵なお絵かきタイムを過ごしてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

かんかん かんかん  スペイン在住、今のところバイリンガルな3歳児を持つ、グラフィックデザイナー&イラストレーター、ときどき打楽器奏者のかんかんです。 子供と一緒にサクっとチョチョイとできちゃう工作やアートな時間のご提案をしていければと思っています! www.instagram.com/babyboyr/ 親バカ全開インスタも合わせて、どうぞよろしくお願いいたします。