2016年9月8日 公開

野菜を育てるって楽しい!秋にはじめるベランダ菜園!

野菜を育てるといえば春に蒔いて秋に収穫、というイメージを持っている方が多いかと思います。でも秋に蒔いて冬に収穫できる野菜もたくさんあるんです!今回はベランダなどのご家庭で、はじめてでも気軽に栽培しやすい野菜を紹介します。

おいしい!楽しい!食育に良い!ベランダ菜園のススメ

秋からスタートするベランダ菜園は、夏に比べると気温が低いため熱中症の心配もなく作業がしやすい、病害虫の被害も比較的少ないというメリットがあります。
また、みんなで野菜たちの成長を見守り、手をかけ収穫することで、お子さまも「自分が育てた野菜」、「自分で採った野菜」と親しみが湧きます。
苦手な野菜も「食べてみたい!」という気持ちになってくれるかもしれませんね。

プチプチっとほんのりしょっぱい!アイスプラント

ほのかなしょっぱさとプチプチっとした食感で人気急上昇中の野菜です。
寒さや病害虫に強いため、はじめての方でも育てやすいのが魅力です。

まず、プランターは60cm以上のものを用意しましょう。
アイスプラントは苗から育てるのがオススメです。
プランターに鉢底ネット、軽石、培養土を入れたらポットより大きめに穴をあけておきます。
苗をポットからそっと取り出し、穴に入れて土をかぶせて指先で押さえます。
苗を植えて2週間程経過した頃に化成肥料を3〜5g程パラパラと撒きましょう。
水やりは土の表面が乾いたら行います。また、2週間に1回水1Lに対して大さじ1の塩を溶かした塩分1〜2%の塩水を与えましょう。

収穫時期は株の直径が50cmほどになった頃で、わき芽をちぎって収穫します。育てすぎると風味が損なわれるので次々と収穫してください。

秋冬には欠かせない!ほうれん草

寒さに強く、種からすくすくと育つのでお子さまと一緒に育てやすいのが魅力です。

プランターは45cm以上のものを用意します。
プランターの準備ができたら棒などで浅く溝をつけます。
その中へ1cm間隔で種を蒔き、土をかぶせて軽く押さえます。その後たっぷりと水をかけましょう。
晴れた日の午前中には、10日に1度ほど、液肥を混ぜた水をやります。
大きな葉が2〜3枚出てきた頃に株と株の間が3cm程になるように間引きましょう。

収穫時期は高さが20cmくらいになった頃です。株ごと抜いて収穫します。
種を蒔く時期をずらすと長く楽しめるので、一気に植えずに少しずつ植えるのがオススメです。

見てかわいい!食べておいしい!ミニキャロット

見た目もかわいく、栄養もいっぱいのミニキャロットもプランターで育てることができます。

プランターは幅60cmで深さが20cm程度のものがオススメです。
秋に植える場合には夏植えの種を購入します。
プランターの準備ができたらまずたっぷりと水をかけます。
次に棒などで深さ1cmの溝を作り1cm間隔で種を蒔き、土をかぶせて手で押し、また水をたっぷりとかけます。
乾燥に弱いので、発芽するまでこまめに優しく水をかけるようにしましょう。
隣の葉とふれあうようになったら株の間が8〜10cmになるように間引いていきます。
間引きをする際に化成肥料を1株あたり3〜5g株元に撒きます。また、青くなるのを防ぐために根元に土を寄せておきましょう。

収穫時期は根の上部が親指大くらいなった頃です。あまり大きくなりすぎると根が割裂するので注意してくださいね。

ベランダ菜園で気をつけることとは

ベランダ菜園で気をつけることは何と言っても両隣や階下への方の配慮です。
ベランダの隙間から土や水が流れていかないように細心の注意を払いましょう。
培養土はプランターの淵から数センチほど低くするのがポイントです。
水やりの際にプランターから水や用土が溢れるのを防ぎます。
ほかにも防虫ネットを張る、ニオイの強い野菜は避けるなどもポイントです。

家族で野菜を身近に感じよう!

食料品店で簡単に手に入る野菜たち。でもどうやって育っていくのか、どのような花が咲くのか、実はどこに実るのかなど意外と目にする機会がないのではないでしょうか。ぜひ親子で野菜の成長を見守り、収穫の喜びを分かち合ってみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

でこぽん でこぽん  元気ありあまる女の子2人のママです。3世代仲良く暮らしています。