暑さが落ち着く時期です。夏もとうとう終わりに……
via
www.photo-ac.com
処暑は8月23日~9月6日ごろを指します。
字のごとく「暑さが処する」頃で北からの高気圧が現れ涼しい風が流れだすころです。暑さともひとまずお別れし、虫の音が聞こえ、秋の気配をより感じることができる季節にうつっていきます。
字のごとく「暑さが処する」頃で北からの高気圧が現れ涼しい風が流れだすころです。暑さともひとまずお別れし、虫の音が聞こえ、秋の気配をより感じることができる季節にうつっていきます。
七十二候での処暑
via
www.amazon.co.jp
タイトル:はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候〈3〉秋 菊花開く
著者 :文 根本 浩、絵 小林 絵里子
出版社 :汐文社
著者 :文 根本 浩、絵 小林 絵里子
出版社 :汐文社
古代中国から伝わる、二十四節気をさらに細かく分けた「七十二候」という暦の言い方があります。
処暑は初候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」、次候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」、末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」の3つにわけることができます。
綿を包んでいる柎(ふ)が開きだす8/23~8/27頃を「綿柎開」、少しずつ暑さが収まり秋雨前線が登場する8/28~9/1頃を「天地始粛」、台風がやってくる9/2~9/6頃が「禾乃登」です。
より詳しく知りたい方には二十四節気について書かれた書籍もありますので、読んでみてはいかがでしょうか。
処暑は初候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」、次候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」、末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」の3つにわけることができます。
綿を包んでいる柎(ふ)が開きだす8/23~8/27頃を「綿柎開」、少しずつ暑さが収まり秋雨前線が登場する8/28~9/1頃を「天地始粛」、台風がやってくる9/2~9/6頃が「禾乃登」です。
より詳しく知りたい方には二十四節気について書かれた書籍もありますので、読んでみてはいかがでしょうか。
この時期のイベントや風習もいろいろあります
via
www.photo-ac.com
処暑の頃、全国的に行われる農耕の祭り「天祭」があります。
これは、上述の通り、台風がやってくる季節にあたるため、五穀豊穣を願う祭りが開催されるのです。
また、山梨県富士吉田市では松明が一斉に点火されて町が煌々と明るくなる「吉田の火祭り」や富山県では伝統行事として「おわら風の盆」というのが行われます。どれも豊作を願ってのお祭りです。
これは、上述の通り、台風がやってくる季節にあたるため、五穀豊穣を願う祭りが開催されるのです。
また、山梨県富士吉田市では松明が一斉に点火されて町が煌々と明るくなる「吉田の火祭り」や富山県では伝統行事として「おわら風の盆」というのが行われます。どれも豊作を願ってのお祭りです。
旬の食材にも秋の訪れが
via
www.photo-ac.com
処暑の頃の旬の食材には鰯や秋刀魚、ブドウ、イチジク、ギンナン、ナスなどが登場します。
秋においしくなる食べ物がたくさん旬を迎えますね。
旬の秋刀魚は脂がのっていることから、栄養価がより高く、暑い夏に耐えてきた身体への滋養強壮にもなるでしょう。
秋においしくなる食べ物がたくさん旬を迎えますね。
旬の秋刀魚は脂がのっていることから、栄養価がより高く、暑い夏に耐えてきた身体への滋養強壮にもなるでしょう。
処暑は初秋でもあり、穀物などが実る大切な時期
via
www.photo-ac.com
6月に稲を植え、一面緑の田んぼがこの頃になると稲も成長し水が引いて黄色一色に変わります。それ以外にも草木も徐々に黄色く色づきはじめることでしょう。
秋の夜長に響くマツムシの鳴き声が聞こえるようになり、秋の七草と呼ばれる「萩・桔梗・葛・藤袴・女郎花・尾花・撫子」が旬を迎えます。
秋の夜長に響くマツムシの鳴き声が聞こえるようになり、秋の七草と呼ばれる「萩・桔梗・葛・藤袴・女郎花・尾花・撫子」が旬を迎えます。
処暑は晩夏、環境から一気に秋に変わっていきます
処暑について調べてみましたが、二十四節気という短い期間でもその時期に起きる草花の変化や食物、気候の変化やそれに伴った各地での催し物などとても濃い時期であるといっていいでしょう。
夏から秋にかけて季節が移り変わり、誰しもひと夏の思い出を振り返る素敵な季節ですよね。
夏から秋にかけて季節が移り変わり、誰しもひと夏の思い出を振り返る素敵な季節ですよね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。