卵が食べられるのはいつから?
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卵は、特定原材料7品目のうちの1つ。つまりアレルギー反応の出る可能性が高いとされる食品です。赤ちゃんの離乳食では、卵をスタートさせる時期や食べさせ方に十分注意して取り入れていきましょう。
卵は離乳食の初期は使いません。赤ちゃんが離乳食に慣れてきた「モグモグ期」と呼ばれる生後7~8カ月頃(離乳中期)※から開始します。 ※離乳食を生後5カ月頃に始めた場合
卵は離乳食の初期は使いません。赤ちゃんが離乳食に慣れてきた「モグモグ期」と呼ばれる生後7~8カ月頃(離乳中期)※から開始します。 ※離乳食を生後5カ月頃に始めた場合
卵アレルギーについて
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卵アレルギーは、食物アレルギーの一種です。卵黄よりも卵白のほうがアレルギーを発症しやすいとされています。加熱によってアレルゲン性を低下させることができ、高温で加熱時間が長いほど効果的です。
万が一食べたあとに赤い発疹、嘔吐や下痢、唇・まぶたの腫れなどの症状が出たら、できるだけ早急にかかりつけ医を受診しましょう。
万が一食べたあとに赤い発疹、嘔吐や下痢、唇・まぶたの腫れなどの症状が出たら、できるだけ早急にかかりつけ医を受診しましょう。
卵を離乳食に入れる際の進め方・量
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卵を離乳食として使用する場合は、進め方に注意しましょう。スタートするときは、15分以上かけて固ゆでにしたゆで卵の黄身の中心部分を取り出し、裏ごししてお湯で伸ばします。最初は耳かき1杯程度の量で様子を見てみてください。
数日置いて同じ作業を繰り返し、3回程度食べさせても状態に変化がないのを確認したら、少しずつ量を増やしていきます。一気に量を増やすと体に負担をかけてしまうため、1~2 カ月かけ、ゆっくり増やしていくことがポイントです。
黄身が食べられるようになり1~2カ月経過してから、白身にステップアップします(生後9~10カ月・離乳後期)。20分以上茹でた固ゆで卵の、白身だけをみじん切りに。進め方は卵黄と同じで、数日おきに3回ほど耳かき1杯が食べられたら、少しずつ量を増やしていきましょう。
黄身に比べて白身はアレルギーのリスクが高いため、心配な場合はゴマ1粒分くらいのごく少量からスタートしてくださいね。なおどちらも、かかりつけの病院が空いている平日の午前中に食べさせます。
数日置いて同じ作業を繰り返し、3回程度食べさせても状態に変化がないのを確認したら、少しずつ量を増やしていきます。一気に量を増やすと体に負担をかけてしまうため、1~2 カ月かけ、ゆっくり増やしていくことがポイントです。
黄身が食べられるようになり1~2カ月経過してから、白身にステップアップします(生後9~10カ月・離乳後期)。20分以上茹でた固ゆで卵の、白身だけをみじん切りに。進め方は卵黄と同じで、数日おきに3回ほど耳かき1杯が食べられたら、少しずつ量を増やしていきましょう。
黄身に比べて白身はアレルギーのリスクが高いため、心配な場合はゴマ1粒分くらいのごく少量からスタートしてくださいね。なおどちらも、かかりつけの病院が空いている平日の午前中に食べさせます。
卵を調理する際の注意点
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前述したように、卵のアレルギーは加熱することでリスクを軽減できます。卵を調理するときは、しっかりと火を通しておくことが大切です。また卵の黄身だけを食べさせる時期は、茹であがったらすぐに、白身と黄身を分離するようにしましょう。そのままにしておくと、時間が経つごとに白身のアレルギー物質が黄身へと移行してしまうので注意が必要です。
アレルギー症状は「食べてすぐに現れる」というイメージがあるかもしれませんが、遅延型アレルギーと言って2~3日後に症状が出る場合もあります。食べてから数日は注意して様子を見てあげましょう。
アレルギー症状は「食べてすぐに現れる」というイメージがあるかもしれませんが、遅延型アレルギーと言って2~3日後に症状が出る場合もあります。食べてから数日は注意して様子を見てあげましょう。
卵に含まれている栄養
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卵に豊富なたんぱく質が含まれていることは、多くの方がご存じなのではないでしょうか?ほかにも、体では合成できない必須アミノ酸、疲労回復や細胞の再生・成長をサポートするビタミンB群やビタミンE、骨や筋肉を強くするのに必要なビタミンDなどもバランスよく含まれています。
アレルギーの心配がない場合は、お子さまの健康のためにも活用したい食材だと言えるでしょう。
アレルギーの心配がない場合は、お子さまの健康のためにも活用したい食材だと言えるでしょう。
卵を使ったレシピ
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卵を使ったレシピを紹介します。離乳食作りの参考にしてみてください。
【しらすと卵のおじや】9~11カ月
耐熱容器に5倍がゆと塩抜きしたしらす、茹でて細かく刻んだほうれん草、溶き卵1/3個分を入れて混ぜます。ラップをふんわりとかけて、電子レンジで卵にしっかりと火が通るまで1分ほど加熱し、混ぜ合わせれば完成です。食べさせるときはしっかりと冷ましてから与えてください。
生後7~8カ月の場合、ほうれん草はすりつぶし、しらすは細かく刻みましょう。卵はしっかりと火の通ったゆで卵の黄身だけを取り出し、すりつぶして少量を加えます。
【しらすと卵のおじや】9~11カ月
耐熱容器に5倍がゆと塩抜きしたしらす、茹でて細かく刻んだほうれん草、溶き卵1/3個分を入れて混ぜます。ラップをふんわりとかけて、電子レンジで卵にしっかりと火が通るまで1分ほど加熱し、混ぜ合わせれば完成です。食べさせるときはしっかりと冷ましてから与えてください。
生後7~8カ月の場合、ほうれん草はすりつぶし、しらすは細かく刻みましょう。卵はしっかりと火の通ったゆで卵の黄身だけを取り出し、すりつぶして少量を加えます。
卵アレルギーが不安な人向けの卵不使用レシピ
卵なしでもおいしく作れるメニューはたくさんあります。例えば、離乳食後期のおやつにも便利なホットケーキ。卵の代わりにすりつぶしたお豆腐を使用するだけで、しっとりふんわりと仕上げることができます。
【豆腐ホットケーキ(10cm大2枚分)】9~11カ月頃
ボウルに卵不使用のホットケーキミックス90g、絹ごし豆腐80gを入れてよく混ぜ合わせます。そこに溶いた粉ミルク80ccを少しずつ入れましょう。入れるミルクの量は、混ぜていて「もったり」としてくるまで。豆腐の水分量を見て調整してください。
フライパンまたはホットプレートに生地を入れて、弱火で焼きます。表面にプツプツと泡が出てきたらひっくり返して、両面を焼けば完成です。
【豆腐ホットケーキ(10cm大2枚分)】9~11カ月頃
ボウルに卵不使用のホットケーキミックス90g、絹ごし豆腐80gを入れてよく混ぜ合わせます。そこに溶いた粉ミルク80ccを少しずつ入れましょう。入れるミルクの量は、混ぜていて「もったり」としてくるまで。豆腐の水分量を見て調整してください。
フライパンまたはホットプレートに生地を入れて、弱火で焼きます。表面にプツプツと泡が出てきたらひっくり返して、両面を焼けば完成です。
栄養満点の卵は進め方がポイント
月齢が低い赤ちゃんの胃腸は未発達で、アレルギーを起こしやすいと言われています。卵は栄養満点な優秀食材ですが、パパママがきちんと安全に配慮してあげることが大切。離乳食で与えるときは、時期や量を確認しながら慎重に進めていきましょう。
数年前までは、卵アレルギーの心配がある場合はゆっくりめにスタートさせることが一般的でしたが、最近はアレルギーの心配がある子ほど早めに与える方法が主流になりつつあります。しかしパパママが卵アレルギーであるなど、心配な要素がある場合に自己判断で開始するのは危険かもしれません。医師や管理栄養士と相談しながら、お子さまにあったペースで進めてあげてください。
数年前までは、卵アレルギーの心配がある場合はゆっくりめにスタートさせることが一般的でしたが、最近はアレルギーの心配がある子ほど早めに与える方法が主流になりつつあります。しかしパパママが卵アレルギーであるなど、心配な要素がある場合に自己判断で開始するのは危険かもしれません。医師や管理栄養士と相談しながら、お子さまにあったペースで進めてあげてください。
(監修:管理栄養士 佐藤まゆこ )
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。