2019年4月18日 公開

子連れグランピングにおすすめ!千葉県香取市「THE FARM」

千葉県香取市の農園リゾート「THE FARM」へ行ってきました!筆者にとってはじめての家族でのグランピング。自然や爬虫類への興味が爆発している4歳の息子と生後3カ月の次男と一緒に楽しんだ体験談から「THE FARM」の魅力をたっぷり紹介します。

千葉県香取市の農園リゾート「THE FARM」

「THE FARM」敷地内にあるキャンプ場エリア【リバーサイド】
via Photo by author

千葉県香取市にあるリゾート農園「THE FARM」。敷地内には会員制の農園があり、季節に応じた野菜収穫などを体験できます。また、テントやコテージなどの宿泊施設ではグランピングを楽しめます。

去年の夏、長男が4歳、次男が生後3カ月のとき、家族で自然体験をしたいと、こちらの施設でグランピングしてきました!

赤ちゃん連れということもあり最初は心配もあったのですが、思っていた以上に快適でとても楽しく過ごせました。

「THE FARM」は小さな子ども連れで、はじめてグランピングを楽しむにはもってこいの場所。筆者の体験談から、おすすめポイントを紹介します!

宿泊エリアにあるテントはどんな感じ?

施設に到着したらラウンジでチェックイン。ウッディでおしゃれなラウンジでは、まずウェルカムドリングでおもてなしをしてくれます。この日にいただいたのはライチ入りノンアルコールカクテル。ドリンクもおしゃれです!

わが家が宿泊したテント
via Photo by author

「THE FARM」の宿泊エリアは、グランピング施設、オートキャンプ場、コテージの3つに分かれています。グランピングエリアのテントは5種類あり、広さや料金はさまざまです。

チェックイン後、早速予約したテントへ。わが家のテントは、川沿いにある【リバーサイド】エリアにありました。森に囲まれたグランピングエリアのど真ん中には人口の川が流れており、すぐ目の前で水遊びができます。人口川は大人の足首ほどで浅く、流れも早くないので小さな子どもも遊びやすいなと感じました。

テント前には広めのウッドデッキがあり、BBQ用コンロやシンク、テーブルに椅子、お昼寝ができそうなハンモックまで揃っています。

テントは、デンマークの老舗アウトドアブランド、ノルディスク社の「アスガルド」というもの。筆者はコットンテントは初体験。実際に触ってみて、とても丈夫そうな生地に驚きました。

テント内の様子
via Photo by author

テントの中に入ってみると、まるでホテルのような雰囲気!セミダブルのベッドが二床とローテーブル、ちょっとした棚まで。しかもコーヒーセットまでありました!

このベッドがふかふかでとっても寝心地がよかったです。わが家の子どもたちも大喜びでした。

真夏だったため、テント内には扇風機が置いてありました。扇風機をつけてもやはり蒸し暑かったですが、それもキャンプの醍醐味でしょうか。

備え付けのもの以外でも、たとえば上の写真のようなガーランドなどテント用の飾り付けグッズがラウンジでレンタルできます。いくつか借りて飾り付けしたところ、まさに映え!な、おしゃれグランピングテントの完成です!

飾り付けグッズは数に限りがあるので、早めに借りるのがおすすめですよ。

アクティビティが盛りだくさん!朝から晩まで楽しめる

via Photo by author

一息ついたら早速遊びの時間!グランピング施設入り口付近にはブランコがあり、近くにはすべり台付きプレイジムやターザンロープなどの木製アスレチックもありました。

井戸ポンプで水をくみ上げる貴重な体験も
via Photo by author

人工川には、「となりのトトロ」のサツキとメイの家にあるような井戸ポンプがあり、子ども達に大人気でした。息子もトトロを見た直後だったので大興奮!

大人が楽しめるアクティビティもありますよ。1人1,000円(税抜)で1時間ジップスライダーを体験できます。実施時間は10:30、13:00、15:00の1日3回。体重25kg以上の方から参加可能のため、小学2~3年生くらいの子どもからでもできるそうです。

筆者たちは夫婦交代でジップスライダー体験をしました。まるで空を飛んでいるみたいでとても気持ちよかったです!開始前にレクチャーがあるので、はじめてでも安心です。

キャンプファイヤーもあり、焼いたマシュマロをクラッカーでサンドした「スモア」のサービスもありました。天体望遠鏡を使った星空観察もでき、普段自宅近くで見る夜空との違いに大人も夢中に。

スタッフさんが土星に合わせて望遠鏡を設置してくれたので覗いてみました。図鑑やイラストでしか見たことなかった土星の輪っかがくっきり見えて感動しましたよ。

野菜収穫にも挑戦
via Photo by author

翌朝は、農園での野菜収穫体験へ。この日はピーマンやナスなどを収穫。自分たちで収穫することで、どうやって野菜が育つのかを自分の目で確かめられるのは、とても良い経験ですよね。 苦手な野菜の克服にもつながりそうです。

食事はどうする?夜はBBQに、朝は新鮮野菜ビュッフェ

テント前のウッドデッキでBBQ
via Photo by author

キャンプの楽しみはやっぱりご飯!

夕食は、ウッドデッキでBBQをしました。夕暮れ時になると各テントからおいしそうな香りが漂い、パパ達が腕をふるっていましたよ。

「THE FARM」のグランピングプランにはBBQセットが付いているので、食材やBBQ道具などを持ち込む必要はありません。大人は0.5ポンドのビーフステーキや豚肉のローズマリーマリネ、子どもは鶏肉のガーリックマリネがメインです。その他にバーニャカウダやスープ、パンなどがセットになっていました。

行く前はお腹が満足するか心配でしたが、十分すぎる量で大人も子どもも満腹になりました。

もしBBQセットだけでは足りない場合もご安心ください。現地でソーセージなども追加できますよ。

飲み物は自動販売機やラウンジでのアルコール販売もあります。

わが家はクーラーボックスに凍らせた飲み物などを入れて持っていきました。中に板氷を一緒に入れたのですが、これが大正解!翌日まで溶けずに冷蔵庫の代わりを果たしてくれました。

「THE FARM」の朝ごはん
via Photo by author

朝食は併設のカフェで新鮮野菜を中心としたビュッフェを楽しみました。採れたての野菜が絶品で、家族みんなで何回もおかわり!かぼちゃパンやカレー、野菜スープなどもあり、朝からお腹が脹れるほど食べました。

テントやウッドデッキで食べたい場合はテイクアウトも可能です。

お風呂もトイレも清潔で安心

キャンプでの難点といえば、お風呂やトイレではないでしょうか?私はそこがすごくネックでキャンプはしたいけど水回りがなぁ……と二の足を踏んでいました。

グランピングは「Glamorous×Camping」という名の通り、水回りが整っている施設が多いです。「THE FARM」の水回りもとっても清潔でした。

ラウンジの隣にはきれいなトイレやシャワー、洗面所、女性専用のメイクルームがあります。24時間使えるのも嬉しいポイント。

そしてお風呂はなんと温泉!併設の「かりんの湯」という温泉施設が無料で利用できます。タオルはテント内に用意されています。

水回りがこれだけ整っていたので、ストレスなくキャンプを楽しむことができました。

自然とふれあい、友達もできた!

日が落ちた後の景色も素晴らしい
via Photo by author

自然の中で過ごす1日の中で、一番印象に残っているのは「音」です。朝昼晩と時間帯によって聞こえてくる音が変わり、自然が生み出すBGMに感動しました。

明るいうちは蝉の鳴き声が聞こえ、夕暮れ時にはひぐらしの声が。早朝にはカエルの合唱も聞こえました。東京の住宅街で暮らす子どもたちにとっては、はじめて聞くような音ばかり。

ひと昔前の日本では当たり前のように聞いていた音も、今では特別なものになっているのでしょう。

カエルがスイスイ泳いで気持ち良さそう
via Photo by author

大合唱していたカエルさんはどこにいる?と探す息子。テントの前の人工川をのぞくとカエルが!

小さなカエルがスイスイ泳ぐ姿に歓声が上がる中、カエル嫌いの筆者はテントへ。飾り付けを外すなど後片付けをしていると、ふと手にカエルが乗っかっているではありませんか!思わず悲鳴をあげてしまいました…… (笑)

自然とお友達になれる環境
via Photo by author

もうひとつ思い出深いのは、遊びながら自然と友達の輪が広がっていったこと。特に、テント前の人口川沿いには歩きはじめくらいの小さな子から小学生までたくさんの子どもが楽しんでおり、そこで子どもたち同士の交流が盛んにおこなわれていました。

最初はそれぞれバラバラで遊んでいても、いつのまにか2人、3人と集まり、一緒に遊ぶようになって友達になっていく様子はとても微笑ましかったです。

息子は小学生のお兄さん達に仲良くしてもらえて、別れを惜しんでいました。一期一会かもしれないひと夏の出会いは、子どもの心に鮮明に残るような気がして貴重な体験だったと今でもよく思い返しています。

持って行って正解だったグッズ

乳児連れにはバウンサー持参が便利!
via Photo by author

はじめてのグランピング、あれやこれや準備していったのですが、結果的には着替えや洗面道具、遊び道具があれば十分でした。

遊び道具は、夏場で水遊びをするつもりだったので水着やラッシュガードを、それからテント内で遊べるお気に入りのおもちゃなどを持って行きました。

日焼け止めや虫よけも必須ですね。

先ほども触れましたが、クーラーボックスに板氷や凍らせたペットボトルの飲みものを入れておくと、いつでも冷たい飲み物を飲めてよかったです。夏場はぜひ用意しておくことをおすすめします。

今回は乳児連れだったので、バウンサーやバスチェアを持っていきましたが、それは大正解でした。かりんの湯にはバスチェアの用意がなかったので、あると便利ですよ。

グランピングで子どもの成長にもつながる自然体験

ダンゴムシを捕まえたよ!
via Photo by author

自然や生き物について、図鑑やテレビなどで見聞きして知っていても、触れてみないと実態がわかりません。

元々生き物が大好きな息子でしたが、図鑑や動物園ではなく、実際に野生の生き物や植物、畑になる野菜を見てとても心に残ったようで、ますます興味が広がりました。

今では、「誕生日プレゼントはキャンプがいい!」というほど。

自然体験をさせたいけどそういう活動は苦手……というママやパパもいるかもしれませんが、グランピングならアウトドア初心者でも敷居が高くなく、気軽に自然に触れ合うことができるのでおすすめです。

たった1泊でしたがアクティビティも充実しており、まるで海外旅行に行ったかのような満足感を得られた今回の「THE FARM」でのグランピング。家族にとって、とびっきりの思い出作りとなりました。

「THE FARM」はWEBサイトから宿泊予約ができます。とっても人気の施設なので週末や連休などはすぐにいっぱいになることも。ただ急なキャンセルで空きがでることもあるので、サイトの情報をこまめにチェックしてみてくださいね!

THE FARM

【所在地】
〒287-0103 千葉県香取市西田部1309-29
【電話番号】
0478-79-0666 (午前9:00〜午後8:00)
【アクセス】
大栄ICより車で約20分/助沢ICより車にて約15分
【駐車場】
無料駐車場あり
【チェックイン・チェックアウト】
チェックイン午後2:00~午後5:00 /チェックアウト午前8:00~午前10:00
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

空き瓶を使った工作!ハロウィン・キャンドルホルダーを作ろう

空き瓶を使った工作!ハロウィン・キャンドルホルダーを作ろう

10月に入ると少しずつ気温も低くなって秋の夜長を感じるようになりました。ハロウィンの準備に向けて気分を盛り上げるキャンドルホルダーを作ってみませんか?今回...
英検対策にも役立つ!子どもの英語学習を本格化させる前におすすめの教材

英検対策にも役立つ!子どもの英語学習を本格化させる前におすすめの教材

アルファベットが読めるようになり、「英語あそび」から本格的に「英語学習」に移行していくにあたって、おうち英語ではどのような教材を使っていけばいい?わが家の...
英語耳の次は子どもの英語脳を育てる!教材は音楽から映像へ

英語耳の次は子どもの英語脳を育てる!教材は音楽から映像へ

英語を英語のままとらえて理解する力(英語脳)を鍛えるために、楽しいアニメで目からも英語の情報を取り入れるとより深い理解につながります。わが家のおすすめは「...
横浜の小学生向けプログラミング教室おすすめ15選【2020年版】

横浜の小学生向けプログラミング教室おすすめ15選【2020年版】

プログラミング力だけではなく論理的思考力・コミュニケーション力なども伸ばせる「プログラミング教室」。横浜にはさまざまな特長を持つ「小学生向けのプログラミン...
札幌の小学生向けプログラミング教室おすすめ10選【2020年版】

札幌の小学生向けプログラミング教室おすすめ10選【2020年版】

小学校のプログラミング教育必修化にともない、プログラミング教室は人気の習い事となっています。札幌には「目指すプログラミングスキルに合わせて」学べる小学生向...

WRITER

秋音ゆう 秋音ゆう  東京在住。元気いっぱいの兄弟を育てる母です! 長男出産後、ライターとして日々修行の身。ママ友からの称号は「情報屋」。 幼稚園〜大学に至る4回の受験の経験あり。夫は現役国語講師。 自身の経験と夫の助言を活かしながら、日々子どもと無理のない知育活動中。 絵本が大好き!親子で図書館通いが趣味でブックログをつけるのが毎回の楽しみ。 趣味は子供とのおでかけ。 親子で学べて楽しめる場所を探しては出かける日々を送っています。