2018年3月26日 公開

幼児食のバリエーションを増やす!ごぼう・れんこんレシピ

1歳半頃に離乳食が完了すると、幼児食がはじまります。1~2歳の子どもたちに、たくさんの食材や調味料を楽しんでもらいたい!と親としては切実に思うもの。そこで、食感に面白さのある根菜類を、あまり手をかけずに調理できる、技ありレシピをご紹介します。

根菜はカットとあく抜きが命!下ごしらえを忘れずに

酢水に10~15分ほど漬けて、灰汁を抜きましょう。
via Photo by author
根菜類は、繊維質が多い野菜です。食べにくく、舌触りが気になって、口に一度入れても出してしまう……というお子さまもいます。

「繊維を断ち切るようにカットをすること」「手で持ちやすい」または「スプーンにのせてひと口で入るサイズに切ること」が食べやすくするコツです。

ゴボウ、レンコン、サツマイモなどは、灰汁(あく)が強く、舌にえぐみや苦みを感じることも多いようです。カットしてから酢水に10分程度さらす、または軽く下ゆでをして灰汁を取り除きましょう。

煮物をつくる際、味付け前のものをお子さん用にキープしておくのもおすすめ。冷凍して使用時に解凍します。
via Photo by author

滋味深い根菜スープは食べやすく彩り豊か!

材料はおうちにあるものを。彩り豊かに、同じサイズに小さくカット。
via Photo by author

野菜は大きさをそろえ、小さくカットします
via Photo by author

柔らかくなるまでしっかり煮込みます。洋風でも和風でもお好きなお味で!
via Photo by author
おうちにあるニンジン、ダイコン、レンコンなどの根菜類を使って、スープをつくりましょう。

小さなサイコロ状にカットした野菜を、お好みのだし汁で煮込み、塩や味噌などで薄味に調味するだけ。コンソメなどの、洋風だしを使ったスープでもよいですね。

鶏肉やハムなどの肉類、見た目が鮮やかになるように、コーンや豆を入れるのもおすすめです。

子ども用として小分けにして冷凍保存もできます。大人も一緒にいただく場合、まずは子どもの分として小鍋に取り分けたあと、大人は濃い味に調味しなおすとよいでしょう。

このスープをベースにして、パスタソースをつくることもできますよ!

肉類、コーン、チーズを入れるなど、アレンジはいろいろ。
via Photo by author

製氷皿で冷凍しておけば、パスタや雑炊の具材としても便利に使えます。
via Photo by author

手づかみでもOK! 食感を楽しむレンコンバーグ

豆腐を入れることで柔らかい食感になり、小さな子どもでも食べやすくなります。
via Photo by author

レンコンは酢水に漬けて灰汁を抜きましょう。
via Photo by author
食感の面白いレンコンは、ぜひ取り入れたい食材。手づかみ食べにもピッタリです。

【材料】
レンコン120g
絹豆腐(電子レンジやキッチンペーパーで水切りをする)70g
ひき肉(鶏または豚)100g
片栗粉 少々
塩 少々
※ 分量は目安です。

すべてを混ぜて成型して、フライパンで焼くだけ!
ほかにも、ひじきを入れたり、小さくカットした野菜を入れてもよいですね。

レンコンをおろし金ですりおろします。
via Photo by author

via Photo by author

中火で色良く焼いていきます
via Photo by author
ひき肉は塩を少々加え、粘りが出るまでしっかりこねます。すりおろしたレンコン、水切りした豆腐を加え混ぜます。手にビニール袋などを付けて作業するとよいでしょう。

ゆるい種ですが、焼くとしっかり固まります。成型しにくい場合は、パン粉や片栗粉を少し混ぜ込みましょう。成型したら片栗粉を両面に軽くまぶします。

できあがり!大人は、ケチャップや和風たれを絡めていただきましょう。お弁当のおかずにもなり、冷凍保存も可能です。
via Photo by author

ごぼうのから揚げでお腹すっきり!おやつにも

今回は斜めに切ったものを縦に3等分しました。サイズはファストフードのポテトフライ程に。
via Photo by author

ゆっくり、じっくり、新しい油で揚げていきます。
via Photo by author
ごぼうは縦に繊維が走っているので、斜めに切ると繊維を断ち切ることができ、食べやすくなります。軽く下茹でをしてから、揚げていきます。

油は身体に負担がかかりやすく消化によくないため、衣は薄目に片栗粉や米粉などをまぶしましょう。フライパンに薄く油を張り、揚げ焼きをしましょう。

油は酸化を防ぐために新しいものを。オリーブオイルや米油、ごま油などがおすすめです。

大人は七味やマヨネーズを添えて。揚げ物をする際は子どもと火の元に注意。
via Photo by author

最後に

via Photo by author
毎日三食、幼児食の準備は大変なもの。大人の調理分からの取り分けをしつつ、いろいろな食材を楽しめるとよいですね。灰汁抜きと食べやすいカット、そして彩りに意識を向けて根菜類もぜひ使ってみてくださいね。

レシピに悩んだときは、保育園や幼稚園などの給食メニューなども参考にするのもおすすめですよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

栄養士が語る「幼児のおやつに果物」がいい理由

栄養士が語る「幼児のおやつに果物」がいい理由

「おやつ」って本当に必要?何をあげたらいいの?年齢に適した量は?身体にいいものは?おやつに関する悩みはつきません。そんな悩めるパパママにおすすめなのは、ズ...
ケガをしないために「転びにくい子」に育てよう!

ケガをしないために「転びにくい子」に育てよう!

「転んでケガをしたらどうしよう!」「安全な転び方ってあるの?」なんて考えたこと一度はありませんか?大人と比べて体に対する頭の比率が大きいため、子どもはどう...
【1歳・2歳・3歳向け】おすすめの知育ブロックおもちゃは?

【1歳・2歳・3歳向け】おすすめの知育ブロックおもちゃは?

知育ブロックは、指先を使い集中力と創造力を育むおもちゃです。この記事では1~3歳向け知育ブロックのなかでもおすすめの6選を紹介します。我が子におうち知育と...
しらすの離乳食メニュー おすすめ21選【初期・中期・後期】

しらすの離乳食メニュー おすすめ21選【初期・中期・後期】

離乳食に取り入れたい食材はいろいろありますが、しらすもおすすめ食材のうちのひとつ。離乳食でしらすを使うときに注意することから、離乳食でのしらすの取り入れ方...
干さずに作れる梅干しレシピ♪家族の味を伝えよう

干さずに作れる梅干しレシピ♪家族の味を伝えよう

90歳の祖母から教わった梅干しは、子どもたちの大好物!季節を味わうこと、日本伝統の保存食を手作りすること、家族の味を伝えることなど、知育要素いっぱいの梅干...

WRITER

Hitomi Hitomi  バリ島、台湾と旅するように夫と3人の息子と暮らし、現在オランダ暮らし2年目。ライター、アロマセラピー講師。hitomiarai.infoというオウンドメディアで海外子育てや、アロマ、手作りコスメ、自然で気楽なライフスタイルを提案しています。