3歳になると積み木で上手に遊ぶ力が備わってくる
一般的に、3歳を過ぎると、これまでよりもずっと上手に積み木で遊べるようになってきます。
不安定ながらも高く積み上げたり、バランスを取りながら積んだりできるようになり、遊びの幅もぐんと広がる時期です。
積み木をただ積むだけでなく、電車やスマホ、車などに見立てる「見立て遊び」もできるようになり、さらに遊びが発展していきます。
遊び方が限定されるおもちゃよりも、自分次第でどこまでも自由に遊べる積み木は、3歳児にとってまだまだ遊びの”主食”といえるでしょう。
3歳児の能力を引き出す!積み木の遊び方
積み木は楽しいだけでなく、子どもの持つさまざまな能力を引き出し、伸ばしてくれるおもちゃでもあります。
創造力や空想力、思考力、表現力、集中力、空間認識能力を鍛えられるほか、さらに指先を動かす訓練にもつながり、子どもの考える力を養うのにぴったりです。
それでは楽しく子どもの成長を促す、3歳児の積み木の遊び方をご紹介しましょう。
テーマに沿って作る
何かひとつテーマを決めて、それを作って遊んでみましょう。子どもがなかなか思いつかないようなら、まずはママやパパが決めてもよいですね。
たとえば家や公園、電車、自動車、ビル、お城など。階段を作ったり、左右対称に積み上げたりするのおすすめです。
テーマに沿って何かを作る遊びは、子どもの能力をフル稼働できる、積み木遊びの基本ともいえますね。
他のおもちゃも混ぜて遊ぶ
テーマに沿って作れるようになったら、ミニカーや電車、小さな人形などの他のおもちゃも加えて遊んでみましょう。
積み木でレールを作って電車を走らせたり、積み木のお家でままごとをしたりと、アイディア次第でさらに遊びが広がり、空想力や想像力を養うことにつながります。
お友だちと一緒に作る
3歳を過ぎた頃からは、徐々にお友だちと協力して作り上げることができるようになります。一人では難しいテーマも、お友だちと一緒ならできるということを知るきっかけにも。
相手に気持ちを伝えたり、相手の意見を聞いたりすることを通じて、社会性や共同性などを身につけることにつながります。
決められたスペースの中で世界を作り上げる
積み木は床に大きく広げて自由に遊ぶのも楽しいものですが、遊ぶスペースを限定することで、想像力がさらにかきたてられることもあります。
たとえば、普段積み木を収納している箱や、50cm四方ほどのダンボールなどを使ってみましょう。
「この中に◯◯ちゃんのお部屋を作ってみようか?」などと声がけしてみると、わくわくしながら作ってくれるはずです。
まずはママやパパがお手本を見せてみよう
楽しく子どもの能力を伸ばしてくれる積み木遊びですが、他の華やかなおもちゃに気を取られて、子どもが見向きしないこともあるでしょう。
そんなときは、無理強いせず、まずママやパパがお手本を見せて作ってあげるのがおすすめです。「パパは駅を作ってみようかな」「お城ができたよ」など、楽しく作っている様子を見せてあげると、きっと子どもは積み木の面白さを再発見して、興味を持って遊んでくれますよ。
3歳を過ぎてからが面白い!長期的に積み木で遊ぼう!
積み木はシンプルでさまざまな遊びができるからこそ、年齢を問わず楽しめるおもちゃです。遊びながら学ぶことも多く、自ら成長する力を身につけられるのもうれしいですよね。
現在4歳と6歳に成長したわが家の兄弟も、よく積み木で遊んでいます。そのたびにできることが増え、遊びの幅も広がっているように感じます。
積み木はいつの間にかこんなこともできるようになったんだなあと、子どもの成長を感じやすいおもちゃでもありますね。
もう遊ばないからと積み木をしまっていたなら、もう一度おもちゃのレギュラーメンバーに復帰させてみませんか? 前よりもずっと楽しく、上手に遊んでくれる姿に驚いてしまうかもしれませんよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。