2019年1月22日 公開

3歳児からの成長を促す積み木の遊び方!見立て遊びにも大活躍

3歳を過ぎると遊べるおもちゃの種類が増え、積み木で遊ぶ回数が減ってしまったと感じることありませんか? もう卒業かな……なんてもったいない!積み木はまだまだ活躍できます。楽しみながら子どもの能力を引き出す、3歳からの積み木の遊び方について解説します。

3歳になると積み木で上手に遊ぶ力が備わってくる

Nenov Brothers Images / Shutterstock.com

一般的に、3歳を過ぎると、これまでよりもずっと上手に積み木で遊べるようになってきます。

不安定ながらも高く積み上げたり、バランスを取りながら積んだりできるようになり、遊びの幅もぐんと広がる時期です。

積み木をただ積むだけでなく、電車やスマホ、車などに見立てる「見立て遊び」もできるようになり、さらに遊びが発展していきます。

遊び方が限定されるおもちゃよりも、自分次第でどこまでも自由に遊べる積み木は、3歳児にとってまだまだ遊びの”主食”といえるでしょう。

3歳児の能力を引き出す!積み木の遊び方


積み木は楽しいだけでなく、子どもの持つさまざまな能力を引き出し、伸ばしてくれるおもちゃでもあります。

創造力や空想力、思考力、表現力、集中力、空間認識能力を鍛えられるほか、さらに指先を動かす訓練にもつながり、子どもの考える力を養うのにぴったりです。

それでは楽しく子どもの成長を促す、3歳児の積み木の遊び方をご紹介しましょう。

テーマに沿って作る

Inara Prusakova / Shutterstock.com

何かひとつテーマを決めて、それを作って遊んでみましょう。子どもがなかなか思いつかないようなら、まずはママやパパが決めてもよいですね。

たとえば家や公園、電車、自動車、ビル、お城など。階段を作ったり、左右対称に積み上げたりするのおすすめです。

テーマに沿って何かを作る遊びは、子どもの能力をフル稼働できる、積み木遊びの基本ともいえますね。

他のおもちゃも混ぜて遊ぶ

noppawan09 / Shutterstock.com

テーマに沿って作れるようになったら、ミニカーや電車、小さな人形などの他のおもちゃも加えて遊んでみましょう。

積み木でレールを作って電車を走らせたり、積み木のお家でままごとをしたりと、アイディア次第でさらに遊びが広がり、空想力や想像力を養うことにつながります。

お友だちと一緒に作る

Ilike / Shutterstock.com

3歳を過ぎた頃からは、徐々にお友だちと協力して作り上げることができるようになります。一人では難しいテーマも、お友だちと一緒ならできるということを知るきっかけにも。

相手に気持ちを伝えたり、相手の意見を聞いたりすることを通じて、社会性や共同性などを身につけることにつながります。

決められたスペースの中で世界を作り上げる

via photo by author

積み木は床に大きく広げて自由に遊ぶのも楽しいものですが、遊ぶスペースを限定することで、想像力がさらにかきたてられることもあります。

たとえば、普段積み木を収納している箱や、50cm四方ほどのダンボールなどを使ってみましょう。

「この中に◯◯ちゃんのお部屋を作ってみようか?」などと声がけしてみると、わくわくしながら作ってくれるはずです。

まずはママやパパがお手本を見せてみよう

little star / Shutterstock.com

楽しく子どもの能力を伸ばしてくれる積み木遊びですが、他の華やかなおもちゃに気を取られて、子どもが見向きしないこともあるでしょう。

そんなときは、無理強いせず、まずママやパパがお手本を見せて作ってあげるのがおすすめです。「パパは駅を作ってみようかな」「お城ができたよ」など、楽しく作っている様子を見せてあげると、きっと子どもは積み木の面白さを再発見して、興味を持って遊んでくれますよ。

3歳を過ぎてからが面白い!長期的に積み木で遊ぼう!

Milosz_G / Shutterstock.com

積み木はシンプルでさまざまな遊びができるからこそ、年齢を問わず楽しめるおもちゃです。遊びながら学ぶことも多く、自ら成長する力を身につけられるのもうれしいですよね。

現在4歳と6歳に成長したわが家の兄弟も、よく積み木で遊んでいます。そのたびにできることが増え、遊びの幅も広がっているように感じます。

積み木はいつの間にかこんなこともできるようになったんだなあと、子どもの成長を感じやすいおもちゃでもありますね。

もう遊ばないからと積み木をしまっていたなら、もう一度おもちゃのレギュラーメンバーに復帰させてみませんか? 前よりもずっと楽しく、上手に遊んでくれる姿に驚いてしまうかもしれませんよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

見立て遊びで子どもの想像力を育てよう!ごっこ遊びとの違いは?

見立て遊びで子どもの想像力を育てよう!ごっこ遊びとの違いは?

「見立て遊び」という言葉をご存知でしょうか?目の前にあるものを、その場にない別物に見立てて遊ぶ遊びです。発想力や想像力、コミュニケーション能力を伸ばすのに...
【現役保育士おすすめ】タオルでお人形あそび!極意や活用術も

【現役保育士おすすめ】タオルでお人形あそび!極意や活用術も

大人にとって、簡単なようで意外に難しい「お人形あそび」。でも、お家にあるタオルを使えば、グッと充実してお子さんとのお人形あそびも楽しくなりますよ!今回は、...
【体験談】子どもが歩かない!困ったときの楽しい7つの対処法

【体験談】子どもが歩かない!困ったときの楽しい7つの対処法

保育園・幼稚園の通園や駅・病院、買い物など、目的地に向かって子どもがまっすぐ歩かない!と困った経験はありませんか?わが家でも、ゲームのように手を変え品を変...
手指の巧緻性を鍛えて知能が向上!おうちで取り組める遊び5選

手指の巧緻性を鍛えて知能が向上!おうちで取り組める遊び5選

幼児教育で重要視される力の1つに、巧緻性(こうちせい)があります。巧緻性とは、手先の器用さのこと。小さなころから指先をたくさん使い、脳を刺激することで、集...
【保育士が教えるはじめてのおりがみ~花びら】子どもとステキなインテリアを作ろう

【保育士が教えるはじめてのおりがみ~花びら】子どもとステキなインテリアを作ろう

キレイに折れなくても大丈夫。折り紙で2回折りをくり返したら、楽しいインテリアのできあがりです!ぜひお子さまと一緒に、冬のお部屋遊びにどうぞ。折り方をマスタ...

WRITER

みすみぞのいずみ みすみぞのいずみ  九州在住、フリーランスのライター。 2012年と2014年生まれの2男児の母です。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づきました。少ないモノで暮らしたい私と、たくさんおもちゃが欲しい子どもたちとのせめぎ合いの日々です。