2018年4月2日 公開

【離乳食レシピ】「ロールキャベツ」から簡単取り分け親子ごはん♪

大人の食事を用意しながら、同時に作れてしまう「離乳食後期~完了期」の子どもにぴったりの離乳食レシピです。一見難しく手間のかかるロールキャベツを簡単に作るポイントも合わせてご紹介します!春キャベツが旬を迎えるこれからの季節にぜひお試しください♪

旬のお野菜を食事に取り入れよう!

日増しに暖かくなり、やわらかな日ざしが心地よく感じられる季節になりました。そんな今晩の夕食のメニューに、春の訪れを感じるような、旬の春キャベツを使ったごちそうはいかがでしょうか?

キャベツは意外にもビタミンCを非常に多く含んだ野菜です。その含有量は、100g中41mg。キャベツの葉を2~3枚食べるだけで、1日に必要な所要量を満たすことができてしまうんです!なんとこれはレモン1/2個分とほぼ同じ量。

キャベツがこんなにもビタミンCが豊富だったとは驚きですよね。

ビタミンCは水溶性の栄養素。そのため、キャベツを加熱調理する場合は、溶けだしたビタミンCを煮汁ごといただけるスープなどにするのがオススメです。

大人はロールキャベツに、子どもはキャベツスープに!

今回ご紹介するのは春キャベツを使った大人の食事と離乳食を同時に作る親子ごはんレシピです。

大人ごはんは、「鶏ひき肉の和風ロールキャベツ」、子どもごはんは「栄養満点鶏団子とキャベツのスープ」です。冬の煮込み料理のイメージがあるロールキャベツを、鶏ひき肉と和風のお出汁で春らしいあっさり味の一皿に仕上げます。

葉の柔らかな春キャベツを使用するので、煮込み時間が短縮できることもオススメポイント♪ロールキャベツの肉だねには、〈にんじん・たまねぎ・ひじき・コーン〉などお野菜がふんだんに入っているので栄養満点。鶏ひき肉とお野菜をたっぷりと使ってふわふわに仕上げるので、離乳食期の子どもも食べやすい食感ですよ。

お肉にお野菜、汁物がまとまったメニューになるので、この一品さえ作ってしまえばあとは白米を添えるだけで離乳食の準備はおしまいです♪

一見難しく手間のかかるロールキャベツを簡単に作るポイントも合わせてご紹介しますので、ぜひお試しください。

【材料】※大人用ロールキャベツが6つ作れます。

〈ロールキャベツ〉
◆キャベツ  7枚
〇鶏ひき肉  200g
〇にんじん  1/2本
〇たまねぎ  1/2個
〇ひじき   30g(水で戻した状態のもの)
〇コーン   40g
〇醤油    小さじ1
◆パスタ   2本程度(固定用)

〈スープ〉
◆和風だし汁 500㏄(顆粒だしを使用する場合は、水500㏄+顆粒だし小さじ1/2)
◆醤油    小さじ1/2
◆酒     大さじ1

〈おとな用追加調味料〉
◆醤油&柚子胡椒 お好みで

〈子ども用とろみ付け〉
◆水溶き片栗粉  適量

【作り方】

まずはキャベツの下ごしらえから!

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1.キャベツの葉をはがします。芯を上にして置き、根元の部分に包丁で切り込みをいれます。下の葉を傷つけないよう、深く切り込みすぎないよう注意してください。根元を切っておくことで簡単に葉が外れますよ♪

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2.切り込みを入れた根元から葉の隙間に流水を当てます。「流水の力」ではがしていくのが、葉を破らずにはがすポイントです!

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コツさえ分かればこんなにきれいに葉がはがれますよ♪

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3.はがした葉をまとめてふわっとラップに包んで600Wの電子レンジで2分加熱し、ラップにくるんだまま冷まします。

電子レンジを使えば、鍋に湯を沸かす手間も省けるので簡単です♪

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4.加熱したキャベツの粗熱が取れたら、芯の硬い部分を削ぎ切りにて落とします。

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続いて肉だねを作ります!

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5.にんじんとたまねぎはみじん切りにします。

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6.〇印が付いている材料(鶏ひき肉、にんじん、たまねぎ、ひじき、コーン、醤油)をボールに入れ、よく捏ねます。これで肉だねの完成です!

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7.キャベツの葉に肉だねをのせます。

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8.手前と両サイドのキャベツを肉だねを包み込むように折りたたみます。

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9.そのままくるくると巻いていき、最後はパスタで固定します。爪楊枝の代わりにパスタを使うので、そのまま食べることができ、誤飲も防げて安心です!

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巻き終わりの完成はこんな感じ♪これを6つ作ってください。

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10.子どもの離乳食用の小さな肉団子も2~3個作っておいてください。

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11.はがした葉のうち1枚は、離乳食用に細切りにします。

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12.鍋にロールキャベツを敷き詰め、隙間に離乳食用の肉団子とキャベツも入れ込みます。

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13.スープの材料を合わせて鍋に入れ、中火にかけます。沸々と煮立ってきたら弱火にし、落し蓋をして15~20分ほど煮込みます。

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大人ごはんはこれで完成!柚子胡椒を添え、必要であれば醤油を少し回しかけてお召し上がり下さい♪

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14.お鍋の残りに水溶き片栗粉を加えてよく混ぜ、再び火にかけとろみを付けます。

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とろみが付いたら器に盛り、子どもの離乳食もこれで完成です!

春キャベツを使った親子ごはんはいかがでしたか?

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和風のお出汁と柚子胡椒でいただくロールキャベツ。合いびき肉ではなくあっさりとした鶏ひき肉を使うので、春キャベツの甘味や素材のうまみを味わうことができる胃にも優しい一皿です。

離乳食後期~完了期にかけては、食べられる食材が増えることでメニューのバリエーションも増やすことができる時期です。その反面、何を作れば良いかと食事の内容に悩んだり、調理を手間に感じることも増えてきますよね。

大人と子どものご飯を同じ工程の中で作るコツを覚えれば、幼児食への移行もとてもスムーズになります。そして、親子で同じものを食べて「おいしいね」と笑顔を交わせることは、食育の観点からもとても大切なことだと思います。

これからも、そんな家族みんなが笑顔になれるような、簡単でおいしい「親子ごはん」のレシピをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに♪
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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野間美花 野間美花  東京都在住、1歳児の母。立教大学卒。大学在学中にフードコーディネーター資格取得。卒業後、大手ブライダル企業にてフードコーディネーターとして勤務。子供の誕生をきっかけに、離乳食や幼児食の勉強をスタートし、母子栄養協会離乳食アドバイザーの資格を取得。現在は、自宅にて『子連れ歓迎のアイシングクッキー教室LULUDIA』を開催する傍ら、離乳食アドバイザーとして活動中。