2019年6月2日 公開

子ども用の食器はいつから使う?素材別おすすめ商品10選

乳幼児期のプラスチックやメラミン製のワンプレート皿は便利ですが、卒業のタイミングに迷うもの。陶器や磁器など割れる素材でできた子ども用食器への移行は、いつ始めれば良いのでしょうか。子ども用食器を使うタイミングやメリット、素材別のおすすめ商品をご紹介します。

子ども用の食器はいつから?


乳幼児期は「子どもが万が一食器を落としてしまっても割れにくい」という理由で、プラスチック製やメラミン製の食器、ワンプレート皿を使用しているという家庭も多いでしょう。しかし、いつかは赤ちゃん用の割れない素材から、子ども用の食器へ移行するタイミングが訪れます。

赤ちゃん用のプラスチック食器は、いつまでに卒業しなければならないという決まりはありません。離乳食を卒業したあとも使っているという家庭もあれば、離乳食の比較的早い段階から陶器や磁器といった、大人用の食器と同じ素材の食器を取り入れるパパママもいます。

子ども用の食器を早い段階から取り入れたい場合は、食べるのが少し上手になる離乳食後期~完了期頃の移行が心配も少なくおすすめです。2~3歳ごろ、パパママの言葉がある程度理解できるようになってからなら、子どもが食器の扱いを理解しやすいという意見もあります。

割れることに不安がある場合は、割れにくい木製の食器からスタートしてみるのもひとつの手です。

子ども用食器を使うメリット


陶器や磁器、木製などの子ども用食器を使うことには、大きく3つのメリットがあります。

「お茶碗を持って食べる」マナーを学ぶ

赤ちゃん用のワンプレート皿と、お茶椀・お椀・お皿・ボウルなど細かに用途が分かれている食器との大きな違いは「食器を持って食べる」という点です。お茶椀を手にもって食べることは、和食の基本的なマナー。ワンプレート皿から卒業することで、早い段階からこのマナーを身につけることができます。

お茶椀は手馴染みが良く、ほどほどに重みのあるものが扱いやすいでしょう。毎日使うものなので、サイズや持ったときの感覚を大事に選ぶことがポイントです。

物を丁寧に扱う習慣づけに

木製の食器なら割れにくいものの、陶器や磁器の器は落としたり、乱暴に扱ったりすると簡単に割れてしまいます。子どもが丁寧な扱い方ができるようになるまでは、パパママがそばで見守る必要があり、少し大変かもしれません。

しかし、この「割ろうとしなくても割れてしまう」ことにポイントがあります。割れやすい食器をあえて使うからこそ、物を大切に扱うことを学べるはずです。もちろん高額な食器を何枚も割られてしまうと困るので、最初のうちは100均のお皿などでチャレンジすると良いでしょう。

大人と一緒で楽しく、食が進む

子どもは大人へのあこがれが強く、パパママと同じ形状の食器を使うことを喜びます。特に同じテーブルに並んで食べるときは、食事の時間をこれまでより楽しく感じてくれるようになるかもしれません。離乳食の期間でも、これまで食事の進みが遅かった子どもの食器を少し変えてあげるだけで、楽しく食べてくれることがあります。

素材別おすすめ子ども用食器


ひと口に子ども用食器といっても、さまざまな素材があります。磁器にアルミナを混ぜ込んで強度を増した「強化磁器」、大人のお茶椀にも使われることが多い「陶器」、温かみがあり割れづらい「木製」などが一般的です。

ここからは素材別の特徴と、子ども用のおすすめ食器をご紹介します。購入の際の参考にしてみてください。

強化磁器

一般的な磁器よりも、強度を上げて耐久性を高めたものが強化磁器です。食堂やホテル、学校給食などで使用する器に多く採用されています。衝撃に強いため、食器の扱いに不慣れな小さな子どもにもおすすめです。


商品名:みんなでたべよっ! 幼児セット 40433-33139
販売元:NARUMI

小さな子どもが手で持ち、支えやすい大きさや重さにこだわって作られています。適度な重みがあるため安定感に優れ、スープのようにすくって食べる料理のときでも食器が動きにくいのが特徴です。電子レンジやオーブンにも対応しており、使い勝手も抜群。4本の指がしっかり入る持ち手もつかみやすくて便利です。


商品名:ハッピーミールセット 7319
販売元:ホッペッタ

笑顔のデザインがかわいい食器セットです。強化磁器製なので汚れに強く、食材の色で食器が染まりにくいのが魅力。すくいやすいユニバーサルプレート、両方に取っ手があり縁が反った形状のマグカップ、丈夫で安定感のあるお茶椀と、赤ちゃんの食事に必要な基本セットがすべて含まれています。食べ終わるとにっこりマークが現れる工夫で、楽しく食事をすすめられるでしょう。


商品名:「 それいけ!アンパンマン 」 強化磁器 ギフトセット 子供用 食器 152751
販売元:金正陶器

子どもが大好きな「アンパンマン」が、毎日の食事を力強くサポートしてくれます。適度な厚みがありますが重すぎず、子どもにも扱いやすいと評判。ステンレスのフォーク・スプーンもキュートです。両手で支えるスープカップとドリンク用のカップが別になっており、食器それぞれの正しい扱いを練習できるでしょう。

陶器

大人の食器でも採用されていることの多い陶器。落としたり、乱暴に扱ったりすると割れてしまいます。適度な重みがあるため、手馴染みが良いというところもポイントです。言葉が理解できるようになってから取り入れると、破損の危険が少なくて済むでしょう。

また食洗機や電子レンジに対応しているものが多く、使い勝手が良いというメリットがあります。


商品名:中皿 白 セット箱入 瀬戸焼 食器ギフトセット 乗り物(飛行機・ロケット) 柄 5点入
販売元:窯元SOUSEN

千年以上の歴史と伝統を有する瀬戸焼の食器です。パステルで描いたような乗り物の絵柄がほっこりと優しい気持ちにさせてくれます。角がなく、柔らかさを感じさせる食器の形も子ども用にピッタリ。変形楕円鉢やお茶椀、グラタン皿などセット内容にもバリエーションに富み、使い勝手の良い商品です。

同シリーズで、汽車&バスタイプもあります。


商品名:ベビー テーブルウェア セット 子供用 ミルキーピンク 910427-00-176
販売元:ルクルーゼ

カラフルなキッチンウェアで人気のル・クルーゼ社が販売する、子ども用食器の7点セットです。グラデーションになった温かなカラーがかわいい食器は、お食い初め~幼児食まで長く使えます。セット内容が豊富なので、これひとつあれば大半の料理に対応可能。出産祝いのプレゼントにもぴったりです。

カラーはピンクのほかにパステルブルーとコースタルブルー、デューンの4色があります。


商品名: アニマルフェイス ギフト4点セット クマ
販売元:T-Family 伸光窯

岐阜県美濃地方で明治28年から続く老舗の陶磁器メーカー「伸光窯」の商品です。一つひとつ手作りされるため、表情が食器によって異なるところが魅力。兄弟姉妹でおそろいにするのも良いでしょう。味わいのあるデザインで、子どもが成長しても長く使えます。

木製

強化磁器や陶器に比べて破損しにくいところが最大のメリット。木の素材ならではの温かみも感じられます。天然素材であるぶん商品によって色や特徴が異なるため、購入前にチェックしておくと安心です。

また木製食器は軽いものが多く、ひっくり返しやすいという意見もあります。手馴染みの良い、ある程度重みのあるものを選ぶことがポイントです。水分や温度に弱い性質を考えると、強化磁器や陶器に比べて少しお手入れに気を遣う必要もあるでしょう。


商品名:きのこのうつわ 3点セット
販売元:KAGU208

お皿をフタのようにしてコップに重ねると、きのこの形になるユニークな食器です。素材は高級家具にも使用されるウォールナットとメープル。メープル素材のスプーンがついた3点セットで、一気に食卓に温かみが生まれるでしょう。天然素材ならではの表情豊かな木目と、手に優しくなじむ肌触りが特徴です。


商品名:お食い初め トレーセット 国産 天然竹製 食洗機対応 ノーマルタイプ
販売元:agney* (アグニー)

国産天然竹を使用した食器セットです。シンプルなデザインでお食い初めから離乳食、幼児食まで長く使えます。お椀が2つ、サイズの異なるお皿が3枚と充実のフルセットに加えて、鶴亀のデザインがおめでたいおぼん、手馴染みの良いお箸付きです。


商品名:天然木製 キッズ食器セット ナチュラル
販売元:三好漆器

天然のナツメを使用したキレイな木目が印象的な子ども用食器セットです。やさしいカーブを描くフォークとスプーンは、小さな子どもの手でも握りやすい形状になっています。おぼん付きで配膳も楽々。表面はウレタン塗装が施されているため、傷に強いところも特徴です。


商品名:Avanchy アヴァンシー ひっくり返らない 竹食器 ボウル 吸盤・スプーン付き イエロー
販売元:Smart Start

シリコンの吸盤がついた竹製食器は、食事中に器が動きにくく、うっかりひっくり返してしまう心配がありません。離乳食期のスプーンの練習にはぴったりでしょう。放り投げをしたがる赤ちゃんでも安心です。シリコン部分は取り外せて、70度以下の設定であれば食器洗い機もできます。

子どもが愛着を持てる食器を選ぼう

食器は毎日使うものだからこそ、使い勝手や好みにこだわって選びたいもの。子どものお気に入りを見つけることで、物を大切にする心を育てる良いきっかけにもなります。パパママは子どもの手に馴染みやすいサイズ・重さを確認して選定し、色や柄は子どもに選んでもらうのもおすすめです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー