2018年3月19日 公開

家族の思い出を手作りアルバムにしよう!子どもと楽しくできる作り方【イクロク】第3回

子どもの写真の撮り方からアルバム作りなどを伝える連載【イクロク】。3回目のテーマは「手作りアルバム」。子どもと一緒に楽しめるアルバム作りのアイデアから、最近流行りの素材やアルバムを使う作り方、100均で手に入る手軽なアイテムを使っておしゃれに作るコツまで紹介します。

手作りアルバムの作り方

こちらは「1歳の誕生日アルバム」誕生日パーティーの様子、もらったプレゼントの写真などを1冊にまとめています。デコレーションもアルバムのデザインもパステルカラーで統一。飛行船やガーランド、花束などのモチーフの素材を選んでいます。
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まずは、アルバムの期間かテーマを決めましょう。

時系列順・期間でまとめる場合、「出産から生後 100 日まで」「1歳」「2017年」などと区切りを決めたほうがゴールが見えて作りやすいです。

テーマで決めるなら「初節句」「七五三」「誕生日」など。何かの記念日や卒園式などの節目に、お世話になった先生や友達に、その人と一緒に写っている写真をまとめる、実家に帰省したときの思い出をまとめておじいちゃんおばあちゃんにプレゼントするのも素敵ですね。

「写真集め」をする

誕生日ならもらったプレゼント、プレゼントのラッピングを開けた時の反応、ケーキなどのも撮影しておくのがおすすめです。
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まとめたい写真をプリントします。長持ちさせるなら、家庭用やコンビニのプリンターではなく、ネットプリントでも良いので、印画紙を使った銀写真を選ぶと退色が起こりにくいです。

スマホやデジカメで撮ったもの、パパママが撮ったものなどを集めてベストカットをセレクトしましょう。

子どもの笑顔写真ばかりになりがちですが、家族やその場にいた人全員、または部屋や風景などその場の雰囲気がわかるもの、料理や記念品などさまざまなものが写っている写真をバランスよく選びましょう。時間が経ってから見た時に、当時の思い出が鮮やかによみがえり安くなりますよ。

台紙を選ぶ

マークス「デコラップアルバム」や、ナカバヤシ「フエルアルバム」、マークス&富士フイルムの「つづけるアルバム」などの、リフィル台紙を足して行くタイプのアルバムもおすすめです。
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アルバムの台紙を選びます。寄せ書きもできる写真台紙やスクラップブックタイプ、ポケットアルバム、シートアルバムまで、100円ショップや写真店、文具店、ショッピングセンターなどで販売されています。ウェブの専門ショップのほか、無印良品、LOFTなどもおすすめです。

・短時間で完成させる、プレゼント目的なら……色紙などのブックタイプのアルバム
・立体的なデコレーションも楽しみたいなら……スクラップブックタイプのアルバム
・手軽に収納し、そのまま保存したいときは……ポケットタイプのアルバム
・デコレーションを楽しみつつ長く綺麗に保存したい場合……シート台紙タイプのアルバム

「手作りアルバム」の醍醐味を存分に味わいたい人には、粘着シートに写真やステッカーをどんどん載せていくだけで糊いらず、上からフィルムを被せるだけで保護できるシートタイプが簡単なのでおすすめしています。その際、台紙は直接書き込みできるタイプが使いやすいです。さらに、小さくて軽く、かさばらないものの方が保存しやすいでしょう。

【Z&K】「ピタットアルバム」シリーズは、一度貼った後でも張り直しができる弱粘着タイプの製本アルバムで、比較的安価。台紙に直接書き込みをすることもでき、薄くてかさばらず、色の種類もあり、低価格で使いやすいので、よくおすすめしています。

100円ショップにあるリングアルバムにマスキングテープなどデコレーションするのもステキですよ。
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装飾用の素材を集める

スタンプもおすすめです。工具用ケース、プラスティックケースなどに保管しておくと作業しやすいですよ。
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写真を可愛らしくデコレーションするための素材を集めましょう。

100均、特にセリアやダイソー、キャンドゥでカラフルな模様付き折り紙、レースペーパーやマスキングテープ、フレークステッカーやシール、付箋やカードが手に入ります。

色やテイストなど、全体のトーンを統一しておくとまとまりがでます。

もらったカードや入場チケット、プレゼントのタグや包装紙などを取っておき、一緒にスクラップして装飾に使うのも思い出になっておすすめです。

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写真や必要な素材の切り抜きをする

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使う写真や素材の切り抜きやトリミングをします。余計なものは切るとたくさんの写真を入れられます。クッキー型などを使い、星やハート型に切り抜くのも可愛いです。ピッキングバサミなどを使うと、簡単にぎざぎざにカットできますよ。いずれも100均で手に入ります。

ちょっと凝ったカットをしたい人はデザインカッターがあると便利です。

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素材を貼り付ける位置を決めて仮止めする

出産アルバムは、生まれる前に作った手作りおもちゃやスタイ、お腹と生まれてはじめて撮った写真を組み合わせてデザイン。レースペーパーやマスキングテープ、シールも多用して華やかに仕上げています。ぎっしり敷き詰めて貼りすぎると保護シートが止まらなくなるので布素材のテープで端を固定。
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まず、アルバムのどのページにどの写真を配置するかだいたい決めて仮止めしておきます。さまざまな種類の写真を選び、ダイナミックに動きをつけてみましょう。

背景を華やかにデコレーションしたい場合は、パターンペーパーや折り紙、レースペーパーやマスキングテープで背景を整えてから写真を両面テープや糊などで固定します。

写真を固定したら、デコ素材の出番。マスキングテープやフレークステッカーなどのアイテムを貼って飾ります。子どもと一緒に楽しめるといいですね。

日付や出来事の詳細、メッセージなどの文字も一緒に書いておきましょう。

最後に表紙をデコレーションし、タイトルを書き入れて完成です。

手作りアルバムのアイデア

フォトスタジオの撮影データをプリントして手作りアルバムに

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100日やハーフバースデー、七五三などフォトスタジオで撮っていただいた写真はデータを買って印刷し、手作りアルバムに。何冊か作ってそれぞれアレンジしておじいちゃんおばちゃんにプレゼントしても良いですね。

写真が良い場合は、あまり凝った装飾をせずに、必要最小限のシンプルな見せ方で十分。色々貼ってみたい場合は粘着力が強いシールやテープを直接写真の上に貼らず、保護シートの上に貼れば写真を傷めずに保存できますよ。

マスキングテープでオシャレな装飾を

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マスキングテープで簡単ガーランドを作って貼ってみましょう。マスキングテープをリボンのように放射線状に貼ってラッピングのようなアレンジをするのも可愛いですよ。

最後に

富士フイルムのアルバム大使として、アルバム作りの楽しさを伝えるアルバムカフェも開催している筆者が、手作りアルバムの魅力と作り方をお伝えしました。

卒園式などの記念やプレゼントに子どもと一緒に手作りアルバムを作る際は、写真や台紙・素材選びを相談し、一緒にデコレーションも楽しみましょう。最初の1ページだけを任せるなども良いかもしれません。年齢とできることに合わせて役割を分担して楽しんでくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。