質問に答えることで「地頭の良い子」に
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「どうして信号は緑なのに青って言うの?」「何でテレビにはいろいろなものが映るの?」、子どもは疑問に感じたことを次々と質問してきます。特に知的好奇心がもっとも伸びるとされる2~6歳くらいまでは、パパママへの質問攻めも激しい時期です。
またこの頃の子どもは、心も急成長します。親子のコミュニケーションが健全な発達を促すでしょう。子どもの「なぜ?どうして?」は、知的好奇心を満たしたいだけの欲求ではありません。親が自分にどう対応するかで、愛情も確かめているのです。
幼児期の質問にしっかり答えて向き合うことで、自己肯定感・思考力・語彙力などいわゆる「地頭の良さ」を支える能力を培うこともできます。
またこの頃の子どもは、心も急成長します。親子のコミュニケーションが健全な発達を促すでしょう。子どもの「なぜ?どうして?」は、知的好奇心を満たしたいだけの欲求ではありません。親が自分にどう対応するかで、愛情も確かめているのです。
幼児期の質問にしっかり答えて向き合うことで、自己肯定感・思考力・語彙力などいわゆる「地頭の良さ」を支える能力を培うこともできます。
ベストはその都度答えること
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幼児の集中力持続時間は、年齢+1分程度が目安。ある事柄に疑問を感じて、興味を持ち続ける時間は大人に比べてかなり短いです。子どもの好奇心を満たし、知識を増やしてさらなる興味・関心を広げるには、質問への回答は「スピード勝負」とも言えるでしょう。
子ども質問への回答方法には3つのコツがあります。
1.できればその都度答える
2.回答は簡潔に
3.子どもの目を見て、向き合って答える
子ども質問への回答方法には3つのコツがあります。
1.できればその都度答える
2.回答は簡潔に
3.子どもの目を見て、向き合って答える
時間がない時の答え方
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仕事・家事・育児に忙しいパパママは、子どもの質問につき合えないときもあります。しかし、忙しくピリついている親の空気を察して静かにするような気遣いは、なかなか幼児にはできません。朝の忙しい時間であろうと、疲れて体調不良であろうと「なぜ?どうして?」を止めることはないでしょう。
「黙っていて」「あっちへ行って」など、子どもの行為を否定する言葉が出そうになったら、ひと呼吸置き「あとで答えるから、ちょっと待っていてね」と伝えます。先に「質問にはその都度答えるのがベスト」と述べましたが、無理に答えることでパパママがストレスを感じてしまうなら本末転倒。答える余裕がないときは、声をかけたうえで子どもに待ってもらいましょう。
大切なのは、子どもの好奇心から出た質問を受け止める姿勢。「あとで答える」と親に約束されるだけで、子どもが突き放された気持ちになることはありません。落ち着いたら、子どもの話をゆっくり聞いてあげてください。
「黙っていて」「あっちへ行って」など、子どもの行為を否定する言葉が出そうになったら、ひと呼吸置き「あとで答えるから、ちょっと待っていてね」と伝えます。先に「質問にはその都度答えるのがベスト」と述べましたが、無理に答えることでパパママがストレスを感じてしまうなら本末転倒。答える余裕がないときは、声をかけたうえで子どもに待ってもらいましょう。
大切なのは、子どもの好奇心から出た質問を受け止める姿勢。「あとで答える」と親に約束されるだけで、子どもが突き放された気持ちになることはありません。落ち着いたら、子どもの話をゆっくり聞いてあげてください。
パパママが答えられないときの対処法
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ときにはパパママが即答できない質問の場合もあります。そんなときは「ごめんね、パパママにも分からない。一緒に調べてみよう」と声掛けして、辞書などを引いて調べても構いません。
「海が青い理由」「お風呂に人が入ったとき、お湯かさが増す仕組み」など、簡潔に話すことが難しい場合は、絵を描いて説明したり、実験を行ったりして回答する方法もおすすめ。厳密に回答をすると子どもが理解しづらい場合は、たとえ話や簡略化した答え方でも十分です。
子どもが納得する回答で、かつ一般的に正しい考え方であれば問題ありません。大切なのは真面目に回答すること。ごまかす、無視をすることは避けましょう。
「海が青い理由」「お風呂に人が入ったとき、お湯かさが増す仕組み」など、簡潔に話すことが難しい場合は、絵を描いて説明したり、実験を行ったりして回答する方法もおすすめ。厳密に回答をすると子どもが理解しづらい場合は、たとえ話や簡略化した答え方でも十分です。
子どもが納得する回答で、かつ一般的に正しい考え方であれば問題ありません。大切なのは真面目に回答すること。ごまかす、無視をすることは避けましょう。
好奇心と論理的思考力を伸ばす答え方
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子どもの質問は大人にしてみれば当たり前で、無意味に感じるものも多いかもしれません。また同じ質問を繰り返すこともあり、ついつい質問を打ち切る発言をしてしまいがちです。しかし「なんでそんなこと聞くの?」「昔から決まっているから」「もっと役に立つことに興味を持ちなさい」など、子どもの好奇心の芽を摘むような発言は避けましょう。
面倒でも、子どもの質問は最後まで聞いたうえで回答します。親にとってはくだらないと感じる事柄でも、なぜ興味を持ったのか今度は親から子どもに質問してみましょう。質問を受け止め興味を持つ姿勢を見せることで、自己肯定感が育ちます。また親に回答することは、論理的思考力のトレーニングにも有用です。
面倒でも、子どもの質問は最後まで聞いたうえで回答します。親にとってはくだらないと感じる事柄でも、なぜ興味を持ったのか今度は親から子どもに質問してみましょう。質問を受け止め興味を持つ姿勢を見せることで、自己肯定感が育ちます。また親に回答することは、論理的思考力のトレーニングにも有用です。
大切なのは誠実に向き合う姿勢
ときにはパパママをうんざりさせるたくさんの質問ですが、それは子どもの知的好奇心の強さそのものです。子どもの脳と心が急成長しようとしていると考え、成長の糧となる「回答」をたくさんしてあげてください。
子どもが求めているのは、疑問に対する回答と「パパママからの関心(愛情)」です。家事をしながらでも、質問をされているときは子どもとアイコンタクトをとるのがベスト。回答するときも同様です。小さな子どもほど、親がしっかり自分を見ているかを敏感に察知します。
「質問に誠実に向き合うか否か」は、子どもの知的能力と人格形成にも影響してくるでしょう。
子どもが求めているのは、疑問に対する回答と「パパママからの関心(愛情)」です。家事をしながらでも、質問をされているときは子どもとアイコンタクトをとるのがベスト。回答するときも同様です。小さな子どもほど、親がしっかり自分を見ているかを敏感に察知します。
「質問に誠実に向き合うか否か」は、子どもの知的能力と人格形成にも影響してくるでしょう。
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