2017年1月8日 公開

ちょっと怖いけどできると病みつき!鉄棒のはじめ方!

公園に行くと高さ別に並んでいる鉄棒、子どもの頃は回れなくて苦労したり、いざ回れるとずっとくるくるしていたものです。今回は鉄棒を通してどういった効果が得られるのか、どう練習すればいいのかについて見ていきましょう。

鉄棒はどれくらいからはじめられる?

気づけば公園にある鉄棒に触っていて、できる人の真似をしたりしながら回り方を覚えたような方もいるでしょうが、実際に鉄棒はどれくらいの年齢を対象としているのでしょうか。
公園にある鉄棒はいくつかの高さに分けて設置してある場合が多いですが、そもそも幼稚園や保育園で鉄棒に触れられる環境が整えてあり、基本的には3歳程度からはじめることを想定されているようです。とは言っても、ただぶら下がるだけならもっと低年齢でもできますし、難しい技になってくるともう少しの体の発達を必要とする場合もあります。安全に使えるかどうか、最初の内は必ず付き添ってあげましょう。

子どもの何が鍛えられる?鉄棒の効果!

実は鉄棒は重力に反発する動きが多いため、子どもにとっては身体的な要求の高い道具です。それだけに回れるようになるとさまざまな発達が期待できます。まず体を鉄棒に乗せるためのジャンプ力、乗った後に体を支えるための腕力、そして体を離さないための指の力です。さらに言えば回転中の絶妙なバランスを維持するための平衡感覚や体幹の筋肉、そして何より体を真っ逆さまにする度胸と、成功した時の達成感です!鉄棒には体中の筋肉を使う全身運動と、恐怖を克服するための冒険の要素が入り混じっているのです!

楽しく回るための練習のポイント

子どもの横にいて安心感を与えよう

まず鉄棒は子どもにとって難しい運動のひとつで、苦手とする子が多いということを知っておきましょう。
苦手とする原因の多くは「回ることの怖さ」です。「頭が地面にぶつかりそうになる」と感じ、咄嗟に前に手を突こうとして鉄棒から手を離してしまうことがあります。失敗は大事な経験ですが、こういう恐怖を伴う失敗を経験すると次から挑戦しなくなってしまいます。
ですから親は、常に子どもの前や横にいて声をかけて励ましたり、手や身体で補助してあげ安心感を与えるよう意識しましょう。また、決して無理をさせず、気長に取り組む姿勢が大切です。

鉄棒に慣れさせよう

最初はただ、ぶら下がってみましょう。
鉄棒に慣れることが大事です。また慣れるだけでなく、腕の筋力や握力がつきます。
「どれくらいぶら下がっていられるかな?」と声をかけ、ゲーム感覚を入れてみてください。
また、足をつけた斜め懸垂もおすすめです。

次にジャンプして鉄棒に乗ってみましょう。
ポイントは片足ではなく、しっかりと両足でジャンプできるようにしましょう。上手くいかないときは一旦鉄棒から離れ、両足ジャンプの練習をさせてみてください。親が両足ジャンプの手本を見せてあげましょう。

補助しながら前回りにトライ

鉄棒に慣れたら前回りに挑戦してみましょう。
まず親の補助の元で前回りをさせてください。
1.親が子どもの横に立ちます。
2.子どもの胸に手の平を当て、もう一方の手で腿から腰のあたりを支え回転させます。
何度か補助してあげ、回転や逆さまの景色に慣れさせてみてください。
こちらの動画がわかりやすいです。

【HUGプロジェクト】鉄棒前回り補助

前回りの補助の仕方がわかりやすく説明されています。

屋内でもできちゃう、室内鉄棒!

タイトル:室内・屋外使用可 折りたたみ 鉄棒 青(ブルー) 子供用 40kgまで 高さ調整OK&組立カンタン
メーカー :ベースボールタウン

最近は屋内などで設置して安全に遊ぶことのできる室内鉄棒も、比較的安価で手に入れることができます。マットなどを敷いて安全面に気を付けることができるため、外で遊ぶよりも安心できますし、移動の手間もかかりません。

クルクル回るうちに子どももクルクルと育つ

子どもにとって鉄棒は楽しい遊具であるとともに、体の成長を促してくれる極めて有効な器具でもあります。いろいろな回り方にチャレンジしていくうちに、自然に体はどんどんと必要な筋肉やバランス感覚、そして何より度胸を身に着けていくのです。たまには自分も童心に返り、親子で鉄棒遊びをしてみてはいかがですか?
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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kokoko kokoko  やんちゃな二人と楽しみながら試行錯誤の毎日です。料理、美容、子育ての情報に興味あり。