海外の小学校ではどんな音楽教育をしている?
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音楽は『世界共通』といわれます。が、音楽教育はどこの国でも同じでしょうか?それとも違いがあるのでしょうか。
筆者は長女を小6まで日本で育てた後、オーストラリアへ家族で移住しました。西オーストラリア・パースの現地校へ子どもたちが通いはじめたとき、日本の学校との違いにずいぶん驚きましたが、音楽の授業も例外ではありませんでした。
「日本の学校の音楽教育とはずいぶん違うな」と感じましたが、「具体的にどんな点が違うのか」を紹介しましょう。
筆者は長女を小6まで日本で育てた後、オーストラリアへ家族で移住しました。西オーストラリア・パースの現地校へ子どもたちが通いはじめたとき、日本の学校との違いにずいぶん驚きましたが、音楽の授業も例外ではありませんでした。
「日本の学校の音楽教育とはずいぶん違うな」と感じましたが、「具体的にどんな点が違うのか」を紹介しましょう。
先生はピアノを弾かない?
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オーストラリアの小学校では、音楽専門の先生が音楽の授業を担当します。日本では、小学校低学年の音楽の授業は、担任の先生が教えることになっていますが、こちらではpre-primary(5歳児クラス)から、音楽の時間は音楽室に行き、専門の先生の指導を受けます。
長女が通っていた日本の学校では、音楽の授業の際、先生がピアノを弾きます。集会や行事などで歌を歌う際にも、音楽の先生が伴奏をしていました。
しかし、オーストラリアの小学校では、基本的にピアノは使われません。児童が歌う際には、CDなどをかけます。また、音楽の先生がギターを演奏し、生徒たちはそれに合わせて歌うこともあります。
学校や先生によって、かなり柔軟な対応になっていますが、「先生が伴奏することが必要だ」とは考えられていません。
長女が通っていた日本の学校では、音楽の授業の際、先生がピアノを弾きます。集会や行事などで歌を歌う際にも、音楽の先生が伴奏をしていました。
しかし、オーストラリアの小学校では、基本的にピアノは使われません。児童が歌う際には、CDなどをかけます。また、音楽の先生がギターを演奏し、生徒たちはそれに合わせて歌うこともあります。
学校や先生によって、かなり柔軟な対応になっていますが、「先生が伴奏することが必要だ」とは考えられていません。
楽器の演奏より重視されていることは?
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日本の小学校では、簡単な打楽器のほかに、鍵盤ハーモニカやリコーダーなどの楽器演奏が、音楽の指導に含まれます。楽器を演奏できることは、音楽教育のひとつの「目標」のような感覚が、私たち日本人にはあるかと思います。
しかしオーストラリアの小学校では、楽器の演奏はあまり重視されていないように見受けられます。特に低学年では、楽器はほとんど使われません。
代わりにこちらの音楽教育では、「テンポの速い遅い」「曲調(楽しい感じ、悲しい感じ、など)」を学んだり、「ビート(拍)」や「リズム」について繰り返し学びます。
たとえば、”Bake me a cupcake!” というフレーズの中には、どこにビートがあり、どんなリズムがあるか?ということを子どもたちは学びます。一見音楽から離れているようですが、こうして音楽を構成する「ビート」と「リズム」に着目し、感覚として身に付けていくわけです。
例として、「ビート」と「リズム」をどう教えるか、がわかりやすい動画を紹介します。
しかしオーストラリアの小学校では、楽器の演奏はあまり重視されていないように見受けられます。特に低学年では、楽器はほとんど使われません。
代わりにこちらの音楽教育では、「テンポの速い遅い」「曲調(楽しい感じ、悲しい感じ、など)」を学んだり、「ビート(拍)」や「リズム」について繰り返し学びます。
たとえば、”Bake me a cupcake!” というフレーズの中には、どこにビートがあり、どんなリズムがあるか?ということを子どもたちは学びます。一見音楽から離れているようですが、こうして音楽を構成する「ビート」と「リズム」に着目し、感覚として身に付けていくわけです。
例として、「ビート」と「リズム」をどう教えるか、がわかりやすい動画を紹介します。
Duration = Beat vs. Rhythm
音楽を構成する「ビート」と「リズム」について、音楽の先生が子どもたちにどう教えるか、がわかる動画。(オーストラリアの学校ではありませんが、参考動画として紹介します)
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流行の洋楽が教材?
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音楽の教材も、日本とはずいぶん異なります。
以前、筆者の娘が小学校高学年で受けた音楽の授業では、先生が子どもたちの好きな曲を尋ね、その場でYouTubeで検索し、みんなで聞く、ということをやっていたそうです。当時ヒットしていた、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」やケイティ・ペリーの「ロアー」、ファレル・ウィリアムスの「ハッピー」 など、子どもたちにも人気の曲を視聴していました。
先生は、曲をかけながら、この曲はどんな感じがする?ビートはどこにある?リズムは?などを子どもたちに着目させていきました。娘にとっては、とても楽しい授業だったようです。
こちらの音楽教育の特徴として、生徒が「『音楽』を構成する要素」について気付き、その違いによって音楽がどんなふうに違って聞こえるか、を学ぶことに力を入れているようです。
以前、筆者の娘が小学校高学年で受けた音楽の授業では、先生が子どもたちの好きな曲を尋ね、その場でYouTubeで検索し、みんなで聞く、ということをやっていたそうです。当時ヒットしていた、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」やケイティ・ペリーの「ロアー」、ファレル・ウィリアムスの「ハッピー」 など、子どもたちにも人気の曲を視聴していました。
先生は、曲をかけながら、この曲はどんな感じがする?ビートはどこにある?リズムは?などを子どもたちに着目させていきました。娘にとっては、とても楽しい授業だったようです。
こちらの音楽教育の特徴として、生徒が「『音楽』を構成する要素」について気付き、その違いによって音楽がどんなふうに違って聞こえるか、を学ぶことに力を入れているようです。
最後に
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オーストラリアの学校でも、集会などで生徒たちが歌う機会がありますが、あまりきれいに揃っていません。日本の子どもたちの方が、全体としてとても完成度が高いです。
しかしながら、こちらの子どもたちは、とにかく楽しそうに堂々と歌います。先生も親も本人たちも、みな満足そうです。
オーストラリアの音楽教育では、「すべての子が上手に歌ったり、楽器を演奏できるようになる」わけではないでしょう。そもそも、学校教育の中でそれを目指していないように見えます。その代わり、子どもたちが『音楽』というものの不思議さ、奥深さに触れ、親しみ、自分のアイデアを表現する一手段として楽しむこと……。
それが「学校で音楽を教える意義だ」というのが、こちらの考え方だと筆者はとらえています。
もちろん、授業を通して音楽により興味を持った子は、課外活動で楽器を習うなど、学びの機会を増やしていくことも可能です。
しかしながら、こちらの子どもたちは、とにかく楽しそうに堂々と歌います。先生も親も本人たちも、みな満足そうです。
オーストラリアの音楽教育では、「すべての子が上手に歌ったり、楽器を演奏できるようになる」わけではないでしょう。そもそも、学校教育の中でそれを目指していないように見えます。その代わり、子どもたちが『音楽』というものの不思議さ、奥深さに触れ、親しみ、自分のアイデアを表現する一手段として楽しむこと……。
それが「学校で音楽を教える意義だ」というのが、こちらの考え方だと筆者はとらえています。
もちろん、授業を通して音楽により興味を持った子は、課外活動で楽器を習うなど、学びの機会を増やしていくことも可能です。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。