春の陽気が感じられるようになる「雨水」
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雨水は「うすい」と呼びます。立春から15日目ごろとなり、冬に積もった雪や氷が解けだし、水になるという意味を持ちます。節分も終わった2月20日ごろのことで、春一番を感じるのも雨水です。
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雨水は昔から畑仕事の準備をするのによい時期とされてきました。そして地域によっては鶯が鳴き始めます。立春と比べて暖かさをより感じられるようになり、寒さの峠も越す時期。2月ではまだまだ寒い日もありますが、そろそろ春の支度をするのにもよいでしょう。
お雛様を飾ると良縁に恵まれるといわれる
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2月後半になるとそろそろ女の子がいる家庭は、お雛様を飾ろうか考えるでしょう。雨水に飾ると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。お雛様を飾るのに最適な時期とは、立春~2月の中旬までです。
なぜ雨水にお雛様を飾ると良縁に恵まれるといわれるのでしょうか。それは日本神話が由来とされる説があります。
「雨水」は雪が解けて水が川に流れる時期。水は生命を支えて育てることから、水の神様である罔象女神(みつはのめのかみ)は子授けの神様として崇められてきました。この女神様のご利益から転じて良縁が授かるとされ、雨水の時期に飾ることがよしとされてきました。
なぜ雨水にお雛様を飾ると良縁に恵まれるといわれるのでしょうか。それは日本神話が由来とされる説があります。
「雨水」は雪が解けて水が川に流れる時期。水は生命を支えて育てることから、水の神様である罔象女神(みつはのめのかみ)は子授けの神様として崇められてきました。この女神様のご利益から転じて良縁が授かるとされ、雨水の時期に飾ることがよしとされてきました。
七十二候で何かをはじめるのによい時期
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七十二候で雨水の時期は、初候・次候・末候と3つに分けることができます。
・ 初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」
・ 次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
・ 末候「草木萠動(そうもくめばえいずる)」
このように3つの名称が付けられています。
初候は2月19日ごろで、雨が降って土が湿り気を含んできます。次候は2月24日で、霞(かすみ)がたなびきはじめるでしょう。末候は3月1日ごろで、草木が芽吹くようすを見ることができます。
季節のことをもっと知りたい場合は、次に紹介する書籍も参考にしてみましょう。
・ 初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」
・ 次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
・ 末候「草木萠動(そうもくめばえいずる)」
このように3つの名称が付けられています。
初候は2月19日ごろで、雨が降って土が湿り気を含んできます。次候は2月24日で、霞(かすみ)がたなびきはじめるでしょう。末候は3月1日ごろで、草木が芽吹くようすを見ることができます。
季節のことをもっと知りたい場合は、次に紹介する書籍も参考にしてみましょう。
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タイトル:はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候 春
著者 :根本 浩、小林 絵里子(イラスト)
出版社 :汐文社
著者 :根本 浩、小林 絵里子(イラスト)
出版社 :汐文社
春の味覚を家庭でも味わってみよう
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雨水の頃に登場する野菜は、ふきのとう、わらびなどの山菜や、キャベツや春菊など。ほか、菜の花といった春の訪れを感じさせる食材も登場します。子どもがいる家庭で春の味覚を取り入れるなら、ブロッコリーやほうれんそう、みずななどが食べやすく、おすすめです。
いよかんや、はっさくなどの柑橘類も旬です。食卓にオレンジ色のフルーツを登場させてみてください。
いよかんや、はっさくなどの柑橘類も旬です。食卓にオレンジ色のフルーツを登場させてみてください。
何かはじめるのにおすすめの時期
雨水の時期にさしかかると、待ちにまったお雛様の季節が近くなります。畑仕事をはじめるにも最適な時期となるため、家庭菜園の準備をはじめてみてはいかがでしょうか。春の陽気が少しずつ感じられるようになり、外で遊びたくなるはず。子どもと一緒に何かはじめるのもおすすめです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。