2018年12月19日 公開

子どもとボウリングができるのは何歳から?楽しむコツと注意点

ボウリングは年齢や力の差に関係なく、誰でも楽しめるスポーツです。一方で「子どもとボウリングに挑戦したいけど、何歳からできる?」というのは気になるところ。ボウリングデビューにオススメの年齢、子どもと楽しむコツなど、家族でボウリングをするときのポイントを紹介します。

ボウリングは何歳から?

ボウリング場では専用のシューズを履かなければなりません。子どもとはいえ土足はフロアを汚してしまいますし、靴下では滑って危険です。レンタルシューズの最小サイズは、定番のもので16cm。子どもの年齢で言うと3~4歳くらいでしょう。足に合うシューズがレンタルできる年齢になれば、ボウリングを始めることができますよ。

ボウリング場の子ども用の設備は?

まずは子どもが「ボウリングって楽しい」と、好奇心を持ってチャレンジできる環境を見つけてあげましょう。ほとんどのボウリング場では、子ども向けのサービスが用意されています。

ガーター防止レーンを選ぶ

大人でもやってしまいがちなガーター。最初からレーンを外れてばかりだと、子どもは「自分にはできない」とやる気をなくしてしまいます。家族で一緒にボウリングを楽しむときは、ガーター防止レーンを選んでみてください。小さな子どもでもハイスコアが狙えるようになります。

安全に投げられるボールや滑り台も

ボウリングで使用するボールの特徴といえば、3つのフィンガーホール。しかし、手が小さく指の力も弱い子どもは、3つの穴だけでは上手にボウルを支えることができません。見ているほうも、途中で落とすのではとヒヤヒヤしてしまうでしょう。そこで子ども用のボールには、フィンガーホールが5つあって、軽量のものが用意されています。

また、子どもでもハイスコアを狙える投球補助アイテムが「ボウリング滑り台」。滑り台の上からボールを離すだけで、勢いよくボールが転がっていきます。もちろん難しいボールコントロールも必要ありません。

ボールの重さの目安は?

ボウリングにおいては、ボールの重さも重要なポイント。子どもにちょうどいいボールの重さは、6~8ポンドです。6ポンドは約2.7kg、8ポンドで約3.6kgあります。さらに軽いものだと5ポンド(約2.2kg)もあり、こちらはボーリング初心者の幼児におすすめのサイズです。

ちなみにボールの理想の重さは、体重の10分の1。まずは軽いもので投球の感覚やコントロールに慣れさせながら、様子を見てステップアップさせていきましょう。

子どもに投げ方を教えるコツと楽しみ方

挑戦心のある子どもは「自分で投げてみたい」と思うようになります。ボウリングの投球の基本的なコツを伝えながら、親子でゲームを楽しみましょう。投球のコツは以下の通りです。

1. 助走を4~5歩で行えるスタート位置を見つける
2. ボールは胸に抱える
3. 遠くのピンよりも、レーンに描いてある三角(スパット)の右から2番目を狙って投げる
4. リリース時には親指が10時の方向になるようにし、手は握手の形になる

一緒に楽しむためのポイント

ちょうどボウリングを始められる3~4歳くらいは、勝ち負けの感覚を覚える時期。詳しいルールはわからなくても、自分が負けていればスコアからなんとなく察します。負けず嫌いな子どもの場合、楽しさが薄らいでしまうかもしれません。

勝ち負けにこだわりすぎないためには、パパママの声かけが必要です。スコアが悪くとも「上手にボールを転がせたね」「ルールを守ってえらいね」と、プレイを褒めてあげてください。子どもが失敗したと感じているようなら、「難しいね」「次はもっと上手にできるよ」と共感します。点数だけでなく、途中経過も楽しめるようにしましょう。

小さい子どもとボーリングをするときは注意点も

ボウリングの魅力は老若男女、力の差なく楽しめること。子どももきっと夢中になるはずです。しかしケガなく安全にゲームを進めるためにも、ボウリングのルールやマナーはしっかり教えましょう。

・ボールを足に落とさない(しっかり持つ)
・レーン内には立入らない
・ボールが戻ってくる穴に手を入れない

賑やかな場内に子どもは浮足立つこともあります。場内を走らない、他の人の投球中は座って応援するなど、安全面への配慮を忘れないようにしましょう。

子どもに合わせた工夫でボウリングを楽しもう

1960年代後半から一大ブームを巻き起こしたボウリング。時代は変わりライフスタイルが変化するなかでも、流行を取り入れながら親しまれているスポーツです。子どもと挑戦するときはスコアだけでなく、応援の言葉をかけながら家族みんなで楽しみましょう。

16cmの靴を履けるようになることが、ボウリングを始められるひとつの目安。ただし場内は大変騒がしくなっています。大きな音が苦手な場合は、もう少し様子を見てもいいですね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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mokomoko mokomoko  九州出身、群馬県在住の小学生のミックスツインズママです。好きなものは書くこと、読むこと、食べること。今は子育てで蒔いた種を子どもがどんな風に咲かせるのか楽しみな毎日です。