2018年7月23日 公開

絵やスクラップで思い出を親子で楽しく記録【イクロク】第7回目

育児の記録の仕方をお届けする連載「イクロク」7回目は、夏休みや冬休みなど長期休みの間の絵日記や記録の仕方のご提案です。まだ字が書けなくても大丈夫!絵や切り絵、スクラップで思い出を楽しくまとめる方法をご紹介します。

親子で思い出を1冊に記録しよう

幼稚園から渡された夏休みの記録帳。
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幼稚園・年少の娘は長い長い夏休みに突入。幼稚園からは夏休み中の課題・宿題として夏休み帳のようなものを渡されました。毎日の天気などを記録し、思い出を絵に描いて提出するものです。

もう夏の絵日記みたいなことができるのか、と驚きましたが、確かに長い休みの間はメリハリがつきにくいので、何か課題があると良さそうです。また、体験や思い出をちゃんとまとめられると良いだろうな、と思いました。

ただし、まだ字は書けません。そこは親が聞き取りながらサポートするとして、あちこちへ出かけた記録や思い出を一緒に記録してみることにしました。

まずはスケッチブック選びから

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まずは、記録するスケッチブック選びです。

ポイントは以下の3つ
●大型
子どもは手が小さいので、あまり細かいものを描くのは得意ではありません。できるだけ大きな紙にのびのびと描いて欲しいことと、いろいろと貼り付けるのにもある程度の大きさがあったほうが良いです。

●持ち運びしやすい
大型が良いとはいえ、カバンに入る程度の大きさにして。固い台紙があるとどこでも描けます。移動時間中の暇つぶしにも便利。

●丈夫
いろいろスクラップもしたいので、紙に厚さがあり、子どもが多少手荒く扱っても耐えられる丈夫さが必要です。

ということで、無印良品のスケッチブックを購入。F4サイズ(332×242mm)20枚のもの。来年も、また、足りなくなれば、同じものを買い足していきやすいブランドやメーカーのものだと安心です。

表紙もとりあえず簡単に仕上げましたが、シールなどを使って親子で楽しくデコレーションしても良いですね。

市販の絵日記帳やスクラップブックなどを利用しても良いと思います。

絵を描いたら親が聞き取って状況を補足

折り紙の裏に「写真を描いたよ」と娘が持ってきた作品もスクラップ。おじいちゃんとおばあちゃんとママと本人。その時着ていた服の柄や色を反映しています。みんなニコニコ。流れ星が流れている夜の絵も。最近七夕やかぐや姫のお話に興味津々のようです。
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子どもの絵は、見たものをそのまま描くのではなく、知っていることや覚えていること、体験したことを描く場合も多いので、聞き取りが必要です。いつどこで誰が何をしていた様子なのかなど、いろいろ聞いてみてそれも記録しておくと良いですよ。

北海道の山々をドライブした時の思い出です。緑の葉っぱがあちこちにあり、黒い線はその周りをぐるぐる走っている道路。見たものをそのまま描くのではなく、体験したことを思い出して描いたいわゆる「体験型」の絵です。
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チケットやチラシもスクラップ

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お出かけや旅行をしたら、そこのチラシやチケットもどんどん貼り付けていきましょう。もちろん写真をプリントして貼り付けるのもOKです。良い記念になりますし、いつどこで何をしたのか、思い出しやすくなりますよ。

飛行機のチケットや、空の旅をした様子を描いた絵も一緒にスクラップ。
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折り紙や切り取ったものを貼るのも◯

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折り紙や色紙、チラシを切り取って切り絵や貼り絵を作るのもオススメです。

これは、おじいちゃんとおばあちゃんのお家の庭でもいだキュウリ、お土産に買ったハチミツのキャンディを折り紙を切り抜いて、鉛筆で描いて作ったもの。

こうしたちょっとした作品もスケッチブックに貼り付ければ良い思い出になります。スタンプやシールを利用しても良いと思いますよ。

手形や足形アートをやってみるのもステキですね。

親や他の人が絵を描いてもOK!

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「私が着ているお洋服の模様は難しいから描いて!」と娘がおばあちゃんにお願い。そういう絵があっても良いですよね。お友達とみんなで何かを描いたり、おじいちゃんやおばあちゃんなど、身近な人に何かを描いてもらうのも楽しいと思います。

親が身長や体重、読んだ絵本や遊んだおもちゃ、食べたもの、行った場所や遊びの内容、発言の記録を記録するのもオススメです。

できる範囲で楽しく、それぞれでルールやジャンルを決めて取り組んでみてくださいね。

最後に

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夏休みに親子で取り組めるものとして紹介しましたが、もちろん日々の記録、たまに行ったお休みやお出かけの振り返り記録としてもオススメです。

毎日夕ご飯を食べた後に机に向かう習慣をつけるというのも良いですが、それが苦痛になるようなら、気が向いたときにする、というやり方でも良いと思います。

ただ、体験を記録し、記憶に定着させること、楽しかったことや辛かったことなどの自分の思いを表現する習慣をつけるのは大事なことです。表現力や想像力も磨かれますよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。