おうち英語でスマートスピーカーを使うメリット
日本でのおうち英語で一番苦労するのが、定期的に英語を話す環境を作ることではないでしょうか?スマートスピーカーの言語を英語に設定すれば、AI(人工知能)と英語で会話できます。家庭に子どもと英語で話せる人がいなくても、英語で話す環境を家の中に作ることができるのです。「スマートスピーカーに自分の英語が通じた!」という喜びが感じられたら、子どもも積極的に英語でのコミュニケーションを楽しんでくれますよ。
Googleアシスタントの英語に慣れるために
スマートスピーカーは複数の会社が販売していますが、今回は我が家で愛用しているGoogle Home Miniの使用例を紹介します。Google Home Miniは、AI(人工知能)のGoogleアシスタントを搭載。あまりスマートスピーカーを使用したことがない場合は、クイズやゲームで遊ぶ前に、Googleアシスタントの英語に慣れましょう。まず、次のような英文フレーズを使って、自由に話しかけてみてください。予想していなかった返事が返ってきて、筆者は思わず笑ってしまうことがあります。話し始めには必ず「Hi Google」や「Hey Google」と言ってくださいね。
【Googleアシスタントへの話かけ英語フレーズ例】
- How are you? (元気ですか?)
- What time is it now?(今何時ですか?)
- Will it rain tomorrow?(明日は雨が降りますか?)
- Are you happy?(楽しい?)
- Are you my friend?(あなたは私の友達ですか?)
- Please tell me a joke.(冗談を言ってください)
- Please tell me a riddle. (なぞなぞを出してください)
- Please read a bed time story.(おやすみ前のお話を読んでください)
「Please」はつけなくても答えてくれますが、実際に人と話しているつもりで話しかけるのがおすすめです。
スマートスピーカーを使った英語遊び3選
次に、Google Home Miniを使って英語をはじめたばかりの子どもでも楽しめるクイズやゲームを3つ紹介します。どれも無料で、追加でアプリなどをインストールする必要はありません。Google Home Miniの設定が完了していれば、すぐに遊べます。
英語でじゃんけん「Lizard Spock」
英語でじゃんけんは、「Rock-paper-scissors」が一般的です。日本語のじゃんけんで考えると、Rockがグー、Paperがパー、Scissorsがチョキになります。ここで紹介する「Lizard Spock」は、通常の3つの手に「Lizard(トカゲ)」と「Spock(スタートレックのスポック船長)」が加わり、合計5つの手で遊びます。
勝敗は以下のとおりです。
- Rock:勝ち→Scissors、Lizard 負け→Paper、Spock
- Paper:勝ち→Rock、Spock 負け→Scissors、Lizard
- Scissors:勝ち→Paper、Lizard 負け→Rock、Spock
- Lizard:勝ち→Paper、Spock 負け→Rock、Scissors
- Spock:勝ち→Rock、Scissors 負け→Paper、Lizard
Googleアシスタントに「Talk to Lizard Spock(Lizard Spockに話しかけて)」と言って始めます。遊び方は、Google アシスタントが「I’ve made my choice. What’s your choice?(わたしは選びました。あなたは何を選びましたか?)」と言ったら、5つの中から自分の決めた手を言います。すると、アシスタントが自分の手と勝敗を教えてくれます。普通のじゃんけんよりも少し複雑ですが、小さな子どもたちも楽しめるゲームです。
アルファベットのクイズ「Guess The Letter」
「Guess The Letter」は、アルファベットを定着させたいときにおすすめのクイズです。Googleアシスタントに「Talk to Guess The Letter(Guess The Letterに話しかけて)」と言うとクイズが始まり、次のようなクイズが1プレイにつき4問出題されます。
【このゲームを遊ぶために知っておきたい英語のフレーズ】
- How many letters are there in the alphabet? (アルファベットは全部で何文字ありますか?)
- Tell me the letter after letter V. (Vのあとの文字を教えてください)
- Tell me the letter immediately before H. (Hのすぐ前の文字を教えてください)
記憶力を試すゲーム「Ding Dong Coconut」
「Ding Dong Coconut」は、音を聞いて指定された単語を言うゲームです。例えば、羊の鳴き声のあとに「spider(くも)」と言うなど、音から単語をイメージすることが難しいので、集中して記憶する必要があります。英語だけではなく、記憶力や集中力が鍛えられるのがおすすめのポイントです。
最初は2組または3組の音と単語のセットを指定され、クリアするとどんどん音と単語のセットが追加されていきます。一人、チーム、対戦形式(4人まで)で遊ぶことが可能。一度でも間違えるとゲームオーバーです。
このゲームをはじめるには、Googleアシスタントに「Talk to ding dong coconut(Ding Dong coconutに話しかけて」と言います。
最初は2組または3組の音と単語のセットを指定され、クリアするとどんどん音と単語のセットが追加されていきます。一人、チーム、対戦形式(4人まで)で遊ぶことが可能。一度でも間違えるとゲームオーバーです。
このゲームをはじめるには、Googleアシスタントに「Talk to ding dong coconut(Ding Dong coconutに話しかけて」と言います。
【このゲームを遊ぶために知っておきたい英語のフレーズ】
- Are you playing solo or with friends?
(一人で遊ぶ、それとも友達で遊ぶ?※一人の場合は「solo」、複数の場合は、「friends」と答えてください) - Do you want to work together in party mode or play against each other in the elimination mode? (パーティーモードで一緒に遊ぶ?それとも、排除モードで対戦する?)
- Don’t speak until the sound finish. (音が終わるまで話さないでください)
スマートスピーカーで英語をより身近に
スマートスピーカーに話しかけたり、対話形式のクイズやゲームで遊んだりすると、楽しみながら英語のリスニングやスピーキングを伸ばせます。どのクイズとゲームも、正解すると褒めてくれ、失敗すると励ましてくれるので、ポジティブな英語表現が身につくのもいいところです。
今回紹介した以外にも、英語で遊べるゲームやクイズはたくさんあります。Googleアシスタント公式ページの一覧を参考に、お子さまとたくさん試してくださいね。
今回紹介した以外にも、英語で遊べるゲームやクイズはたくさんあります。Googleアシスタント公式ページの一覧を参考に、お子さまとたくさん試してくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。