子どもとクッキー作りを楽しむコツ
お手伝いポイント
クッキー作りは、手先を使うだけでなく、作る過程や準備、後片付けなどを通じて食育にもつながります。クッキーの材料から食品を覚えたり、段取りや効率を考えたり、クッキーの型抜きを通して成形することや想像することを楽しんだり。クッキーを作るひとつひとつの工程から、子どもはいろいろなことを学べます。
お子さまの年齢に応じて、お手伝いできそうな工程はぜひ任せるようにしましょう。何度も繰り返しクッキー作りを楽しむことで、スムーズに作業できるようになりますよ。
お子さまの年齢に応じて、お手伝いできそうな工程はぜひ任せるようにしましょう。何度も繰り返しクッキー作りを楽しむことで、スムーズに作業できるようになりますよ。
火傷などの注意点
子どもに卵を割ってもらう場合、卵の殻が中に入らないように注意しましょう。また、オーブンなど火の元は危険なので、必ず大人が担当すること。
子どもと作る際、どうしても生地を触りすぎ、生地がやわらかくなりすぎてしまうことがあります。その際は、その都度冷蔵庫で冷やせば大丈夫です。オーブンによって最適な焼き時間が異なる場合があるので、焦がさないようクッキー表面の焼き具合を見ながら調整しましょう。
子どもと作る際、どうしても生地を触りすぎ、生地がやわらかくなりすぎてしまうことがあります。その際は、その都度冷蔵庫で冷やせば大丈夫です。オーブンによって最適な焼き時間が異なる場合があるので、焦がさないようクッキー表面の焼き具合を見ながら調整しましょう。
基本の型抜きクッキーレシピ
まずは、おうちにある材料ですぐ簡単にできる型抜きクッキーの基本の作り方をご紹介します。このレシピを押さえれば、プレーンだけでなくチョコチップを加えたり、ココアを加えたりと、いろいろアレンジが可能です。抜き型がない場合、コップで抜いたり、スプーンを型として使ったスプーン形クッキーを作ったりしても楽しいですよ。
【材料(約20枚分)】
薄力粉 120g
バター 50g
砂糖 50g
全卵 25g(M玉約1/2個分)
【道具】※他のレシピでも使用
ボウル
計り
ホイッパー(泡立て器)
ゴムベラ
めん棒
オーブンシート
ラップ
抜き型
【作り方】
1.バターは室温に戻しておきます。
2.バターに砂糖を入れよく混ぜます。
3.次に卵を2〜3回に分けて加えて混ぜ、さらに薄力粉を加えて混ぜ合わせます。
4.手でひとまとめにし、ラップをして冷蔵庫で30分以上寝かせます。
5.ラップをはずして、お好みの抜き型で生地を抜き、天板に敷いたオーブンシートの上に並べます。
6.170℃に予熱したオーブンで、10〜12分焼けば完成です。
※卵を1個丸ごと一気に使い切りたいという方は、そのほかの材料を2倍にして作ってください。生地はラップなどに包み、冷凍保存することも可能です。
卵不使用!シンプルクッキー
「冷蔵庫に卵がない」「子どもが卵アレルギー」という場合でも大丈夫。材料3つだけで、袋に入れて混ぜるだけでOK!洗い物も少なく、簡単なシンプルクッキーのレシピがこちらです。
【材料(約30枚分)】
薄力粉 120g
砂糖 40g
バター(またはマーガリン) 60g
【作り方】
1.厚手のビニール袋に薄力粉と砂糖を入れて、袋の中に空気を入れて口を軽くねじり、袋を振って粉ふるいをします。
2.バター(またはマーガリン)を入れて、粉っぽさがなくなるまで袋をもみます。袋に入れたまま麺棒で生地を5mmぐらいの厚さに伸ばします。
3.袋を切って生地を出し、好きな形に型抜きを。クッキングシートを敷いた天板にのせ、170℃に予熱したオーブンで15〜20分ほど焼いたらできあがり。
※ビニール袋でなく、ボウルに入れて混ぜても作れます。
お豆腐入りのしっとりクッキー
タンパク質豊富なお豆腐入りのクッキーは、冷蔵庫のお豆腐を使い切りたいときにもぴったり。しっとりした食感を楽しめる、ヘルシーなレシピですよ。
【材料(約30枚分)】
絹豆腐 120g
砂糖 60g
バター(またはマーガリン) 60g
卵 1個
薄力粉 170g
【作り方】
1.キッチンペーパーで豆腐を包み、電子レンジで3分ほど温めて水切りします。
2.泡立て器でバター(またはマーガリン)、砂糖、卵を混ぜます。
3.水切りした豆腐を加え、潰すように混ぜます。
4.薄力粉をふるいながら入れ、ゴムベラで練り混ぜます。
5.好きな形に型抜きし、クッキングシートを敷いた天板の上にのせます。
6.180℃に予熱したオーブンで20〜25分焼けば完成です。
香ばしいごまクッキー
ごまの香ばしい味わいが特徴のクッキーです。バターと甘さ控えめなので、子どものおやつにも安心です。
【材料(約30枚分)】
白ごま(いりごま) 15g
薄力粉 100g
砂糖 40g
バター(またはマーガリン) 50g
卵 20g(約1/2個)
塩 ひとつまみ
【作り方】
1.室温に戻したバターをボウルに入れて泡立て器で混ぜ、砂糖を加えて白っぽくクリーム状になるまで混ぜます。
2.卵を加えて混ぜ、さらに白ごま、薄力粉、塩を混ぜ合わせたものを加え、切るように混ぜます。
3.まとまったらラップに包んで冷蔵庫で30分ほど冷やします。
4.生地を0.5cmほどの厚さになるように伸ばして、お好みの型で抜きます。
5.170℃のオーブンで15〜20分焼く。
おからでヘルシークッキー
おからたっぷりのサクサクのクッキーです。材料をすべてビニールに入れて作れるのでお片づけも簡単。栄養満点なので、子どものおやつにも最適ですよ。
【材料(約30枚分)】
おから 100g
薄力粉 150g
砂糖 30g(スプーン大さじ2)
ベーキングパウダー 4g
塩 ひとつまみ
※牛乳・豆乳 (おからの水分に応じて適量)
【作り方】
1.全ての材料をボウルまたはビニール袋に入れて混ぜます。
2.生地を0.5cmほどの厚さになるように伸ばして、お好みの型で抜きます。
3.200℃に予熱したオーブンで15〜20分焼く。
手作りクッキーで楽しいおやつタイムを
子どもとお菓子作りとなると、時間がかかったり、掃除が面倒だったり。親だけで作った方がキレイにできるしラクなのでは、と躊躇してしまうこともありますよね。
でも、クッキーならおうちにある材料で思い立ったときにすぐ作れます。「今日は雨だけどおうちで子どもと一緒に何しよう?」「おやつの用意がないけど、それだけ買いに行くのは面倒だな」なんてときにもサクッと作れちゃうので、ぜひお子さまと作る工程から楽しんでいただきたいおすすめのおやつです。
子どもがお友だちに手作りのものをプレゼントしたいというときにも重宝しますよ。
クッキー作りは、子どもでも簡単にできるだけでなく、指先を使う作業が多いので、手先の発育にもつながります。さらに、自分が作ったものを美味しいと思うこと、また誰かに美味しいと言ってもらえることも、とてもいい経験になりますね。
手作りクッキーならではの貴重な体験を、お子さまと一緒に楽しんでみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。