2017年9月18日 公開

お手玉の遊び方|昔懐かしい伝承遊びで親子で脳トレ!

デジタルゲーム全盛の今、日本で昔から親しまれてきた伝承遊びが再注目されています。中でもお手玉は、1人でも複数人でも、また世代を越えて遊ぶこともできるため人気です。簡単なものから、ちょっと難しいもの、グループでできるものなど、5つのお手玉の遊び方をご紹介します。

お手玉に慣れるための遊び

はじめてお手玉に触る場合は、慣れるための遊び方からスタートするのがおすすめです。

まず、お手玉を頭や肩、ひじや腕などに乗せて、落とさないよう運んでみましょう。
次にお手玉を投げてみます。下の3ステップに慣れてきたら、より本格的なお手玉遊びに挑戦してみてください。

illustrated by mawa

1)両手でお手玉を1つ持ち、軽く上に投げてキャッチを繰り返す。
2)右手に1つお手玉を持ち、上に10~20cmくらい投げて右手でキャッチ。(左手も同様に)
3)右手に1つお手玉を持ち、20cmくらい離した左手に向かってアーチを描くように投げ、左手でキャッチ。

親子で楽しもう

illustrated by mawa
お子さまがお手玉に慣れてきたら、親子でお手玉遊びを楽しんでみましょう。

2人で向き合って立ち、パパママは左右の手に1つずつお手玉を持ちます。
そして、パパママが右手のお手玉をお子さまの右手に向かって投げ、お子さまはそれをキャッチ。
左手側も同様に行います。

お子さまがお手玉を2つともキャッチしたら、投手交代。
先ほどと同様に、今度はお子さまがパパママに向かってお手玉を投げ返します。

2つのお手玉でゆり玉に挑戦

illustrated by mawa
「ゆり玉」とは、複数のお手玉を投げながら回す技のことです。「お手玉」といえば、これを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
一見難しそうですが、少しずつ練習すれば誰でもできるようになりますよ。

まずは、お手玉2つからはじめてみましょう。

1) お手玉を両手に1つずつ持ちます。
2) 右手のお手玉を10~20cmほど上に投げて、右手でキャッチ。これを慣れるまで繰り返します。
3) 左手も同様に慣れるまで練習したら、いよいよゆり玉に挑戦です。
4) お手玉を両手に1つずつ持ち、右手のお手玉を上に投げ、それが一番高い位置に来たとき、左手のお手玉を右手に渡します。このとき、右手でお手玉を取りに行かないことが大切なポイントです。
5) 左手で落ちてくるお手玉をキャッチしたら、また右手のお手玉を上に投げましょう。その後は、4~5を繰り返します。

歌と一緒に楽しもう

歌と一緒にお手玉をすると、リズムがキープできるため遊びやすくなります。
ゆり玉がスムーズにできるようになったら、「げんこつ山のたぬきさん」の歌で、新しい遊びにチャレンジしてみませんか?

1) お手玉を両手に1つずつ持ちます。
2)「げんこつ山の♪」::右手のお手玉を上に投げてキャッチ。左手のお手玉を上に投げてキャッチ。以上を2回繰り返します。
3)「たぬきさん♪」:ゆり玉を行い、左右のお手玉を交換します。
4)「おっぱい飲んで♪」:1の動作を繰り返します。
5)「ねんねして♪」:2のゆり玉を行います。

この後は、1と2の動作を歌の最後まで繰り返していきます。

みんなで遊べるお手玉

illustrated by mawa
グループで楽しめるお手玉遊びです。対象人数は3人~5人くらいまで。

1) 全員で輪になり、お手玉を左の手の平に1つずつ乗せます。
2) みんなで「1、2、1、2」と号令をかけます。「1」のときに左手のお手玉を右手でとり、「2」で右隣の人の左の手の平にお手玉を渡していきましょう。

慣れてきたらスピードアップするとスリリングで楽しいですよ。「アルプス一万尺」の歌に合わせて遊んでも楽しいです。

周りのお手玉の達人を探してみよう

お手玉は昔から受け継がれてきた、日本の伝承遊びです。
もしかしたら、家族や近所の方の中には、隠れた達人がいるかもしれません。周りのお手玉名人を探して、ぜひ色々な技を教えてもらいましょう。

お手玉はとても手軽にはじめられる、知育遊びのひとつです。玉を握ったり投げたりキャッチしたり……、といった一連の動作は、お子さまの脳にたくさんの刺激を与えてくれます。
親子で一緒にお手玉遊びをはじめて、知育やコミュニケーションに役立ててくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

【Chiik読プレ】ピカチュウが楽しい音楽に合わせて動きまわる!「ぴょこたま♪」

【Chiik読プレ】ピカチュウが楽しい音楽に合わせて動きまわる!「ぴょこたま♪」

不思議な動きと楽しい音楽に子どもは釘づけ!クレヨンしんちゃんやドラえもん、ハローキティにピカチュウといった日本を代表する人気キャラクターがかわいいボール型...
【手作りおもちゃ】インスタ投稿まとめ!親子で作れる作品から本気DIYまで

【手作りおもちゃ】インスタ投稿まとめ!親子で作れる作品から本気DIYまで

Chiik!公式インスタの7・8月のテーマは「#手作り知育おもちゃ」でした。インスタグラムでは、手作りおもちゃの投稿がたくさん投稿されていますよ!フォロワ...
 【#お役立ち知育グッズ】まとめ!話題のおもちゃ・テクニックとは?

【#お役立ち知育グッズ】まとめ!話題のおもちゃ・テクニックとは?

子育て・知育グッズはたくさんありますが、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。Chiik!読者のみなさんはどんなものを使っているのでしょうか。インスタグ...
簡単!小麦粉粘土の作り方:子どもと一緒に手作りしよう

簡単!小麦粉粘土の作り方:子どもと一緒に手作りしよう

安心安全の小麦粉粘土を子どもと一緒に手作りすれば、作る過程から楽しめます。粘土遊びはしたいけど、子どもが口に入れてしまいそうで心配!という方に特にオススメ...
パパママも一緒に遊べる「#我が家のブリオ」おしゃれなおもちゃ集

パパママも一緒に遊べる「#我が家のブリオ」おしゃれなおもちゃ集

スウェーデン生まれの「BRIO(ブリオ)」。シンプルで洗練されたデザインや木のぬくもりと優しさが魅力のおもちゃブランドです。インスタの「#我が家のブリオ」...

WRITER

Mariko.K Mariko.K  大学卒業後、大手雑誌社広告営業、進学塾講師を経て、結婚を期に2000年よりスペイン在住。マヨルカ島にてスペイン人の夫、中学生の娘と暮らす。バレアレス州立音楽学院高等部でパイプオルガン専攻中。東京都出身。