2017年8月17日 公開

野菜ぎらいは収穫体験で克服できる?「ごんどうまゆのハハコイク」第2回

イラストレーターのごんどうまゆです。夫と、2012年生まれの元気いっぱいな息子“そうちゃん”と都内で3人暮らしをしています。育児中の親子の学びや発見、驚きについて「ハハコイク(母子育)」としてつづっていきます。

自然いっぱいの山形で夏休み

昨年のお盆に、息子とふたりで私の実家がある山形へ帰省しました。
山形は見渡す限り山々に囲まれた盆地で、田んぼや畑の多いのどかな環境。
空が広くて、空気が美味しい。自然豊かなところです。
そんな自然いっぱいの山形で、夏休みを過ごしました。

大好きなばあちゃんにべったり

息子は、いつも優しく可愛がってくれるじいちゃん・ばあちゃんが大好き!特にばあちゃんにべったりで、何をするにも「ばあちゃんと一緒がいい!」と言うほど。常にばあちゃんの隣をキープ。

また、息子は元気いっぱい動き回ることが大好きなので、毎日様々な遊び場へ連れて行ってもらいました。
山形は雪国だからか、無料の室内施設が充実しています。真夏でも屋内にある涼しいアスレチックで思いきり体を動かすことができました。また、父母と息子の3人でプールへ行った日も。

息子は思いきり甘えてたっぷり遊んで、私はのんびりさせてもらって、親子で存分にリフレッシュさせてもらいました。

じいちゃんの畑で野菜の収穫

特に心に残っているのが野菜の収穫を体験したことです。

私の父は知人に畑をお借りして、20年以上も趣味で野菜を育てています。そんな父の大切な野菜を息子と一緒に収穫させてもらいました。

昨年育てていた野菜はトウモロコシやトマト、ナスなど。息子は、じいちゃんに手取り足取り指導してもらいながら野菜を収穫することができました。

実は息子は野菜が苦手……。芋類や根菜などホクホク系は好きなのですが、それ以外は口にしたがらないのです。「収穫体験をきっかけに少しでも野菜に興味を持ってくれたらいいな」と密かに願いつつ、野菜を抱えて実家へ戻りました。

自分で採った野菜なら…?

父の畑で収穫した野菜は、早速その晩の食卓に並びました。

「そうちゃんが採ったトマトだよ!ひとくち食べてごらん!」となるべく楽し気に誘ってみるも「……いらない」と結局ひとくちも食べずに終了。

収穫体験をしたからといっていきなり野菜が食べられるようになったら苦労しませんね。

だけど、じいちゃんと一緒に自分の背丈よりも高い位置になっているトマトを採ったり、畑の土を触ったり、じょうろで野菜に水をあげているときの息子はずーっとワクワクしたような笑顔をしていて、とても楽しそうでした。

この経験を通して、自分が口にするものは、全て誰かが手をかけて育てたのものだということ。だから、感謝の気持ちを大切にしなければならないこと。そんなことが息子の中で少しでも残っていたらいいなと思った出来事でした。

今年の夏休みも山形に帰省します。また、父の畑に遊びに行きたいと思います。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

ごんどうまゆ ごんどうまゆ  イラストレーター。山形出身、東京在住。アニメーション制作会社勤務を経てフリーランスになる。夫と2012年生まれの息子と3人暮らし。主なお仕事は、フリーペーパーのイラストカット、コミックエッセイの連載など、女性や子ども向けの媒体で活動中。