全部知ってる?◯◯育
知育のほか、体育や徳育という言葉は昔からありますが、2005年に制定された「食育基本法」をきっかけにまず「食育」が世間に浸透し、その後さまざまな分野で◯◯育という言い回しが使われはじめるようになったようです。
これからご紹介する◯◯育、あなたはいくつ知っているでしょうか?
食育(しょくいく)
「食育」という言葉そのものは、1991年に料理評論家の服部幸應氏が提唱して生まれました。食についての知識や理解、能力を高め、一人ひとりが健康や環境に配慮したふるまいができるようになることを目的としています。
親子料理教室や収穫体験などはもちろん、旬の食べ物を知ること、箸づかいやマナーを習得すること、食糧問題・食物自給率について考えることなども食育の一環。
家庭でも、お手伝いやベランダ菜園などを通して食材に触れたり、旬の料理を食卓に並べたりと、子どもたちが食について考える機会を増やすることで、興味や関心を促してあげるとよいですね。
読育(どくいく)
「読育」は、教科書や参考書などの出版で有名な『数研出版』による活動です。
読むことがしっかり身についていれば、読解力が養われ、考える力を育めます。これから学習し、成長していく子どもたちの土台となる「読む力」を形成し、どんな難問にも取り組んでいってほしいという願いが込められています。
読み聞かせする際にも、ただ読んであげるだけではなく、「どんな気持ちだったのかな?」「この先どうなるのかな?」など、物語を楽しむことに子どもを導いてあげたいですね。成長とともに、自分で考え、答えを見つける力を育めるようになるはずです。
数研出版 読育コーナー https://www.chart.co.jp/dokuiku/
水育(みずいく)
「水育」は、水や水を育む森の大切さに気づき、未来に水を引き継ぐためにできることを考える、次世代環境教育としてサントリーがはじめた活動です。
活動内容は、大自然のなかで森の探検や水に触れる体験をおこなう「森と水の学校」と、映像や実験を通して学ぶ「出張授業」の二つが中心です。
日本では当たり前のように、蛇口からきれいな水が出てきますが、それは水を育む森があってこそ。水がどのようにして生まれるのかなど、川や海に触れる機会に少しずつ伝えていきたいですね。
サントリー「水育」https://mizuiku.suntory.jp/
木育(もくいく)
「木育」とは北海道庁が主導しておこなった、木のふれあいにさまざまな可能性を見出す「木育推進プロジェクト」のなかで生まれた言葉です。
現在では、その他にもさまざまな分野で使われるようになりましたが、いずれも木や森とのかかわりや遊び、木で何かを作る体験などを通して、感性を高めたり自然との共存をはかったりすることを目指しています。
人の手によって丁寧に作られた木のおもちゃは、温かみがあり、子どもたちも大好き。幼い頃から、木で作られたものに親しみを持つことも木育の一環です。
また、その木がどこからやってきたのか、環境は守られているのかなどにも思いを馳せ、子どもたちに伝えていきたいものですね。
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便育(べんいく)
「便育」とは、排泄の意味を知り、自分たちの生活を振り返ることで、自分自身の健康や生活に興味を持ってほしいという活動です。子どもの主体性を考えたトイレ空間の設計などをおこなう『アクトウェア研究所』が提唱しています。
排便のことを「汚い」「恥ずかしい」と思い、幼稚園や保育園、小学校でトイレに行けず、ストレスを抱えている子どもも少なくないといいます。
しかし大便とは、その名の通り、心身の調子を知らせてくれる身体からの「大きな便り」。立派なうんちが出たら褒めてあげる、うんちはどこからやってくるのか話すなど、家庭でも子どもが便を通して自分の身体や生活にもっと関心を持てるようにしてあげたいですね。
アクトウェア研究所 http://actwarelab.com/beniku/index.html
◯◯育で子どもも大人も成長しよう
◯◯育と呼ばれるものの多くは、企業や団体の持つ情報や知識を活かした活動が中心です。そこには子育てをする上でのヒントも多く、参考にしたい内容ももりだくさん。
上記で紹介した以外にも、花育や遊育が知られています。
興味のある◯◯育について子どもと一緒に調べてみると、思わぬ発見があるかもしれません。また私たち大人にとっても知らなかったことが多く、学びの機会になることも。親子で一緒に学び、ともに成長していきたいですね。
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