2016年3月28日 公開

幼児期から世界のことを広く学ぶ!地球儀の選び方と活用法

就学前の幼児期は、絵本やテレビなどの影響もあって、日本と外国があることがなんとなくわかってくる時期です。そのような時期に、ぜひ地球儀を与えて、世界のことを幅広く学ぶ機会を作ってあげることをおすすめします。

地球儀について

「地球儀」というと、国の名前や位置を確認できる球体の地図という認識ではありませんか?
実は普段目にしている地球儀には「地勢」タイプと「行政」タイプの2つのタイプがあり、国名や位置以外のいろいろな情報が調べられるんですよ。
行政タイプの地球儀は国別に色分けされています。主な都市の名前も記載されています。たとえば球形32cmの行政タイプの地球儀にはなんと、3500もの都市の名前が記載されています。
地勢タイプは大陸を等高線で色分けし、平野や高原、山脈など「自然の地形」が一目でわかるようになっています。また海も深度別に色分けされています。

また、映像投影タイプの地球儀で、タッチパネル操作ができる「インタラクティブ地球儀」という新しい地球儀もあり、地球上でのできごとを直観的に詳しく知ることができるんです。

「インタラクティブ地球儀」は球体の内側から画像を投影し、表面のタッチパネルと連動させているので任意のデータを投影し、手で触れて動かすことができるんです。

今現在の気象データから雲が動く様子をリアルタイムで観察したり、クジラにGPSを付けて、その回遊ルートをたどることもできるんですよ。


幼児期から地球儀に触れることによって、外国のことを知ったり、広い世界に興味をもったり、天体としての地球に興味が及ぶ子どももいるかもしれません。

地勢タイプの地球儀では大地の起伏や海の深さに興味を示す子どももいるかもしれませんね。

「地勢型」で学ぶ、豊かな自然の地理的特徴のあれこれ!

気候的な特徴で地形の変化を色分けしているのが「地勢型」です。
山岳や平野など自然の地形が一目でわかるようにリレーフ表現が加えられ、海も深度別に色分けされているなど、地理的な特徴の色分けで感覚的に地球の自然環境を学ぶことができます。

幼児の場合は、凹凸のある地勢型地球儀を眺めているだけで、世界の自然地形に興味を持っていくのではないでしょうか。
自然環境に興味を持ったお子さんには、サハラ砂漠やロッキー山脈など世界の有名な自然地形から学んでいくこともできます。

リプルーグルの地勢型地球儀は、コンパクトサイズもありおすすめです。

商品名:replogle オセアニア型地球儀
メーカー:リプルーグル

「行政型」で学ぶ、世界の国々の大きさと地名

国別に色分けされているのが「行政型」です。
それぞれの国の大きさや形がはっきりと理解でき、また国名や都市名も記載されているのが特徴です。

テレビや新聞の世界のニュースを見て、その事がどこの国で起きているのかを地球儀で確認しながら学ぶなど、国の名前とその国が地球のどの位置にあるかを覚えていくのにおすすめなのが行政型地球儀です。

国土が広いアメリカや中国など地球儀で目立つ有名な国を覚えるようになれば、その周辺の国々も早く覚えていけるでしょう。また、購入時に日英併記の地球儀を選択すれば、その後の学習にも大いに役立ちます。

リプルーグルの行政型地球儀は、小・中・高の社会科や理科用としておすすめの地球儀です。

商品名:replogle ジェームス・ウィルソン型 英語版
メーカー:リプルーグル

宇宙から見た地球を再現した「インタラクティブ地球儀」

子ども達のグローバル時代の学びと気付きを与える“触れる地球儀”として知られる「インタラクティブ型」。

地球儀を手で回すとセンサーが感知して動きを映像で再現でき、 虫眼鏡ポインターを使って世界各所のローカル情報を検索することもできます。
地球や宇宙のスケールを体感できる新しい地球儀です。

東京都千代田区にある「触れる地球ミュージアム」で生きた地球を実感できます。
「触れる地球」に映し出される、リアルタイムの雲画像や
眼に見えない地球の驚くべきシステム、生態の知られていなかった渡り鳥たちの渡りの貴重な追尾情報、温暖化のシミュレーションなどを“自分の手”で廻しながら学んでほしい、というのが開発の動機です。

地球儀とあわせて学ぶ「地図パズル」

地球儀とあわせて、遊びながら学べる「世界地図パズル」の活用もおすすめです。
世界の国々の大きさや位置を楽しく覚えられ、子どもも大人も一緒になって遊べるパズルです。

アジア・オセアニア・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ・アフリカの大きな州別のピースで簡単にスタートできるパズルもあります。

商品名:くもんの世界地図パズル
メーカー:くもん出版

世界のことを知る冒険の旅へ!「世界地図絵本」

幼児に対する学習の入り口は絵本を使うといいとよく言われます。

「世界地図絵本」では、世界の国々だけでなく、大陸を取り囲む海や 自然や生き物、世界遺産、 遊びやスポーツなど子ども達の興味を誘う様々なイラストが掲載されたと絵本です。

子どもに世界のいろんなことを教える素晴らしい教材の一つです。

タイトル:とびだす世界地図帳 (しかけえほん)
著者 :アニータ・ガネリ(文)/スティーブン・ウォーターハウス(絵)
出版社:大日本絵画

幼児からはじめよう!グローバルな地球のお話

幼児から世界を知ることは、子どもの視野を広げ夢を与える大切なことと考えます。

“こんな大きな地球に私たちは暮らしているんだよ”というグローバルなお話を、地球儀やパズル、絵本を通して、ぜひ親子で楽しく学んでいきましょう。

世界地図パズルと世界地図絵本のご紹介

この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

nemunemu nemunemu  神奈川県在住。 10歳、15歳 2人の男児を子育て中です。