2018年4月5日 公開

小学生からプログラミングが遊んで身につく!ストーリーが魅力の「ポコタス★Do」

学研からオンラインプログラミングサービス「ポコタス★Do」がリリースされました。ストーリー重視なのでグイグイ引き込まれ、遊びながらゲーム作りをすることで、プログラミングのメリットが実感できるサービスです。自宅で簡単に遊べて、しかもエピソード0は無料!気軽にお試しできるので、まずは遊んでみてください。

「お勉強」せずに学ぶ!本気で楽しむから身につく

勉強は、強制させられると途端に面白さが半減し、なかなか身につかないものですが、キャラクターやゲーム要素がたっぷりで遊び感覚ではじめられるものだったらどうでしょうか?

4月からサービスを開始した「ポコタス★Do」は、アクションを行うごとに、キャラたちが反応。子どもは、勉強をしているという感覚なしに、自らカリキュラムに取り組む意欲が持続するよう工夫されています。

「ポコタス★Do」は利用時間は1回あたり30分程度が目安。達成感が少しずつ積み重ねられて、自信がつくこともポイントです。勉強で忙しくても息抜きを兼ねて楽しんで学べる時間にもなりそうですね。

また、既存のプログラミング教材は、子どもが一人で続けるには難しいものが多いのですが「ポコタス★Do」は、大人が横に張り付いていなくても理解できるよう工夫されています。

魔法・姫・悪の組織・冒険…!子どもが大好きな要素がたっぷり!

ストーリーテリング・プログラミングの「ポコタス★Do」は、親しみやすいキャラクターとワクワクする設定が用意されており、物語が魅力たっぷりに展開されます。次々に事件が起こる冒険を乗り越え、しっかり考えながら問題解決する成功体験が味わえます。

ポコタス★DOのストーリー

主人公は、最近プログラミング教室に通いはじめた小学5年生ハック。ある日、ハックの部屋の窓から異世界のコンパイラ姫とロボットのスティーブがやってきます。そして、悪の組織「バグース」によって仕掛けられるさまざまな課題を、姫とスティーブと共に、プログラミングの力で解決していきます。

ゲーム作りで学習。達成感があるからもっともっと学びたくなる!

「ポコタス★Do」の開発にあたっては、多くの親の意見を聞き、先行体験会も行っているそうで、ストーリーはもちろん、直感的で親しみやすい操作性に配慮されています。
ビジュアル的にわかりやすいブロックプログラミングを採用し、専門的な用語でハードルを上げず、マウスの操作だけで進められるようになっています。子どもたちが大好きなゲームづくりも、簡単な選択を駆使していけば無理なく進められます。

そして、自然と命令実行の順序、条件分岐、ループなど、プログラムを扱う上で必要な概念が身についてしまうのです。より高度なプログラミング言語を扱う際にも糧になるように設計されているそうですよ。

導入となる「エピソード0」を終えると取り組める「エピソード1」は
・ステップの通り一本道をクリアしていく「カリキュラムモード」
・学んだことを生かして自由に創作活動ができる「フリーモード」
の二つがあります。

まずは「カリキュラムモード」で、キャラたちとストーリーを楽しみながら、基礎を身につけましょう。でもやっぱりこのサービスの真骨頂は、自由度が高い「フリーモード」!

さまざまなミッションをクリアしていくと、フリーモード専用で使えるオブジェクトもどんどん増えるという仕様も。できることの幅も広がり、自由にプログラムを組む面白さがより実感できます。

開発担当者の方々に話を伺ったところ、プログラミングを使える魅力は「問題を解決し、人を喜ばせられる力がある」こと、「人の役に立つ道具が作れる喜びがある」ことだとおっしゃっていました。「ポコタス★Do」は、この喜びを遊びながら実感できるように設計されているので、「将来、実生活に具体的に役に立つことを学んでいる」という意識ができます。

また、「プログラム次第で、不便で手間がかかることを簡単に自動化させられる便利さと喜びを伝えたい」という狙いもあるそうで、あえて面倒な課題を設定。

苦労を味わった後に、うまく設計すれば一発で解決できる仕組みを作ることで、プログラミングの利点を体感できます。そんな体験を積み重ねるうち「シンプルな数式の美しさにも気づけるのでは」という意図もあるそうです。

学習には、学んだ知識や技術を使ってどうにかしたい「何か」が見えてくることも重要です。「ポコタス★Do」は遊んでいるうちにその「何か」がしっかりと見えてきそうですね。

今、プログラミングはオンラインサービスが熱い!

小学生向けのプログラミング教室やスクールも急増中ですが、オンラインサービスの魅力は自宅で気軽にはじめられるところ。

タブレットやスマホで簡単に導入できるアプリサービスも増えていますが、パソコンを使って、オンラインで学べるプログラミングサービスも注目が集まっています。

実は、タブレットやスマホの扱いは手馴れているものの、マウスを使えないお子さまが増えているそうです。ですが、本格的にプログラムを組むなら、キーボードやマウス操作に慣れておくのは必須。パソコンで学ぶサービスは、これらの基礎操作も一緒に学べる利点があります。

進学を機に、子ども用に「はじめてのパソコン」を贈るのも良いですし、親の使わなくなった古いパソコンを触らせるという手もあります。

今の小学生は、親世代とは学び方も学ぶものも違う!

「英語がもっと自由に使いこなせれば」「IT分野にもう少し強ければ」もっと違った道に進めたかも……など、子どもには、自分と同じ失敗や後悔をさせたくないと思うことはありませんか?

これからの時代はバイリンガルどころか、トライリンガルになることが求められています。母国語(日本語)と英語、それにプログラミング言語の3つが自由自在に使いこなせることが必要な時代。

英語もプログラミング教育も、従来の親世代の学習方法では通用しなさそうです。思考力が問われる時代なので「わからなくてもとりあえず覚えなさい」と暗記を強いるのは時代遅れなのです。

これからの子どもたちには、できるだけ楽しみながら主体的に学んで、必要な力を身につけていって欲しいもの。そうやって親を超えて行ってほしい、と思う方も多いのではないでしょうか。

「ポコタス★Do」のように、子どもたちが自らその面白さと魅力に虜になれるような学習方法は、今の時代には理想的だといえそうです。

最後に

「ポコタス★Do」を早速体験してみましたが、テレビゲーム世代の親にも刺さる面白さでした。私たちが子どもの頃は、ゲームをただプレイするだけだったのに、今の子どもたちはこんなに楽しくプログラミングが学べ、ゲームを作れる側になれるのが、本当にうらやましいです。

BGMやドット絵など、パパママ世代も意識しているそうです。まずは、親がプレイしてみてはいかがでしょうか。小学校高学年ともなれば、親が何かをやらせようとすると嫌がることもありますが、親が影でこっそり遊び、それがさりげなく子どもの目に触れるようにすると、好奇心が刺激される……かもしれません!

GWなど、お休みの間にできる新挑戦としてもおすすめです。

ポコタス★Do
■価格
・エピソード0:無料
・エピソード1 買い切り 1,200円(税抜)

■対象年齢
・小学校中学年~高学年に特にオススメ

■動作環境
・PC
[Windows 7 SP1 / 8.1 Update / 10]Chrome(最新)、 Fire Fox(最新)
[Mac OS X 10.9 / 10.10 / 10.11]Safari(最新)
・タブレット
[iOS 9以降]iPad (第3世代以上)、 Safari(最新)
※8inch以下の端末でプレイされる場合、一部端末で表示が崩れる可能性があります
※タブレットの場合、一部正しく動作しない場合があります
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。