2017年7月19日 公開

どうやって乗り切る?幼稚園児の夏休みの過ごし方アイディア

1カ月以上もある幼稚園の夏休み。暑さが増す中、旅行やお出かけばかり詰め込まずに、どうやって毎日を過ごそうかと、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。筆者が昨年、実際に夏休み中にやったことの中から、親子で楽しく過ごせるおすすめの方法をご紹介します。

お風呂プールで遊ぶ

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暑い毎日が続くため、外にビニールプールを出したいところですが、庭やベランダに十分なスペースがなかったり、片づけが大変だったりという理由で難しい場合があります。

そこで、手軽に楽しめるお風呂プールはいかがでしょうか。お風呂に子どものふくらはぎくらいまでの水を入れて、自由に遊ばせてあげましょう。

いつものお風呂でも、水の量が違うだけで子どもは楽しいもの。水遊び用のおもちゃがあると喜びますし、100円ショップなどで軽量カップやボウル、泡だて器などを買って渡してあげると、また違った遊びを楽しめます。シャボン玉や色水遊びも、お風呂場なら気兼ねなくできますよ。

また、子どもは「子どもサイズ」のスペースも大好きです。洗い場におさまるサイズのたらいや、小さいビニールプールを買ってきて、そこに水を入れてあげるのも喜びます。

なお、浅い水でも子どもはおぼれてしまう場合があります。お風呂プールだから大丈夫と思わず、子どもから目を離さないようにしてくださいね。

図書館や児童館へ行く

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夏休み中は、図書館や児童館などの公共施設で、子ども向けのイベントが開催されることがあります。地域情報誌や公共施設の掲示板、施設のホームページなどに情報が載っていることが多いので、あらかじめチェックしておきましょう。

筆者は近所の図書館で行われていた、絵本の読み聞かせによく行っていました。長女は絵本が好きで、読み聞かせが行われているときはおとなしく座っていてくれるので、その間は自分の好きな本を読んで過ごすことができました。

暑い日や雨の日でも、快適に過ごすことができるのもありがたいですね。

工作や料理に挑戦

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家の中で手軽に挑戦できるのが、工作や料理です。

牛乳パックや段ボール、食品トレイなどをとっておいて、子どもに自由に作らせてあげましょう。せっかくの夏休みなので、段ボールハウスや牛乳パック椅子など、大型の工作に挑戦するのもおすすめです。

はさみの利用や組み立てなどがまだ難しければ、パパやママが作ったものに、子どもがシールやペンなどで飾り付けをするという「共同制作」も楽しいですよ。

また簡単な料理を一緒に作るのは、食育にも役立ちます。わが家では、クッキー、ホットケーキ、ハンバーグ、ギョウザなどをよく作っていました。

自分が作ったものを、パパやママがおいしいそうに食べてくれるというのは、子どもにとってはとてもうれしいことのようです。子どもが料理に興味を持っていたら、ぜひお手伝いをお願いしてみてください。

「自分でする」習慣をつける

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幼稚園がない分、1日のスケジュールに少し余裕ができると思います。夏休みの間はゆっくり時間をかけて、「自分でできることは自分でする」という練習をしてみるのはいかがでしょうか。

身じたくや片づけなど、普段は「子どもにさせると時間がかかるから」と手を出してしまいがちなことも、「時間がかかってもいいから、自分でがんばってみようか」と促してみましょう。

子どもは、日々「1人でできること」の範囲が広がっています。「1人でできたね、すごいね!」という経験をたくさん積むことで、夏の間に大きな自信が育ちますよ。

「いつもならダメなこと」をやってみる

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「17時になったら家に帰る」がわが家の基本的なルールでしたが、夏休みの間だけは、夕方以降に一緒に散歩に出ることがありました。

30分程度の散歩でしたが、薄暗い空や、帰宅を急ぐ人たちの姿、虫の鳴き声など、日中の姿とは異なる近所の風景に、子どもはいつもワクワクしていたようです。

「本当は晩ごはんの前に食べちゃダメだからね。今日は特別。パパにはナイショだよ」と言って、コンビニで買った小さなアイスクリームを一緒に公園で食べたことを、長女はくりかえし「夏休みの中で一番楽しかった」と口にしていました。

お菓子パーティをしてみたり、夜更かしをしてたくさんおしゃべりをしてみたり、いつもなら「それはダメ!」と言ってしまうことを、「夏休みだから、特別ね」と子どもに伝えて、やってみるのはいかがでしょうか。

休みの間でも生活習慣を乱さないのは大切なことですが、時にはルールをゆるめて、子どもと一緒に「非日常」を満喫しましょう。きっと子どもにとって、幸せで大切な夏の思い出になるはずです。

長い夏休みを親子で楽しく過ごそう!

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夏休み中は、旅行やアミューズメント施設に行くなどの予定にスポットライトが当たりがちです。

けれど工夫次第で、「特別なことは何もない1日」を楽しく大切な日にすることもできます。

普段はなかなかできないことや、ゆっくり時間がとれなかったことに、ぜひ夏休み中は取り組んでみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

青海 光 青海 光  都内在住、二児の母。大学卒業後、子育てをしながらIT企業でフ ルタイム勤務をしていましたが、夫の海外赴任に伴い退職。カオスなインドで3年ほど暮らしました。帰国後はライターとして 、育児やライフスタイルに関する記事を中心に執筆しています。楽しく・読みやすく・有益な情報をお届けします!