国民の祝日とは
via
www.photo-ac.com
国民の祝日とは「国民の祝日に関する法律」の第2条で定められた日のことで、1年に16日あります。それぞれ日本の風習を育てるほか、感謝や敬意を表すことがその趣旨です。また祝日法第3条により、祝日は日本国民の休日とすることが決められています。
これまでに祝日は、さまざまな事情で追加や変更されてきました。2019年には5月1日が「即位の日」として祝日になることが決まっています。10月第2月曜日にある「体育の日」ですが、2020年東京オリンピック開催の年から名称が改正され「スポーツの日」とすると発表がありました。その1年限定で、オリンピック関連の事情から7月24日に移されます。
国民の祝日一覧と趣旨
1年にある国民の祝日を、趣旨とともにチェックしてみましょう。
・元日(1月1日)……1年の始まりを祝う
・成人の日(1月の第2月曜日)……新成人を激励する
・建国記念の日(2月11日)……建国をしのび愛国心を養う
・春分の日(3月21日)……自然をたたえ生物をいつくしむ
・昭和の日(4月29日)……昭和を顧み国の将来を思う
・憲法記念日(5月3日)……日本国憲法施行記念日
・みどりの日(5月4日)……自然に感謝し豊かな心を育む
・こどもの日(5月5日)……子どもの幸福を願い母に感謝する
・海の日(7月第3月曜日)……海洋国国民として海に感謝する
・山の日(8月11日)……山の恩恵に感謝する
・敬老の日(9月第3月曜日)……老人を敬い長寿を祝う
・秋分の日(9月23日)……祖先を敬う
・体育の日(10月第2月曜日)……スポーツに親しみ健康的な心身を育てる
・文化の日(11月3日)……自由と平和を愛し、文化をすすめる
・勤労感謝の日(11月23日)……勤労をたっとび互いに感謝し合う
・天皇誕生日(12月23日)……天皇の誕生日を祝う
・成人の日(1月の第2月曜日)……新成人を激励する
・建国記念の日(2月11日)……建国をしのび愛国心を養う
・春分の日(3月21日)……自然をたたえ生物をいつくしむ
・昭和の日(4月29日)……昭和を顧み国の将来を思う
・憲法記念日(5月3日)……日本国憲法施行記念日
・みどりの日(5月4日)……自然に感謝し豊かな心を育む
・こどもの日(5月5日)……子どもの幸福を願い母に感謝する
・海の日(7月第3月曜日)……海洋国国民として海に感謝する
・山の日(8月11日)……山の恩恵に感謝する
・敬老の日(9月第3月曜日)……老人を敬い長寿を祝う
・秋分の日(9月23日)……祖先を敬う
・体育の日(10月第2月曜日)……スポーツに親しみ健康的な心身を育てる
・文化の日(11月3日)……自由と平和を愛し、文化をすすめる
・勤労感謝の日(11月23日)……勤労をたっとび互いに感謝し合う
・天皇誕生日(12月23日)……天皇の誕生日を祝う
※天皇誕生日は、皇室典範特例法の施行の日(平成31年4月30日)の翌日より、12月23日から2月23日に変わります。
6月に祝日がない理由
via
www.photo-ac.com
6月は1年のなかで唯一、祝日がない月です。カレンダーを見てガッカリした経験がある方も多いはず。では、なぜ6月には祝日が1日もないのでしょうか?
前述の一覧を見ても分かるように、もともとは皇室関連の伝統行事や、感謝の気持ちを表すなど、何かの記念日が祝日となっています。6月には特別な皇室行事や記念行事がないために、祝日がありません。
なぜ山の日は6月にならなかったのか
via
www.photo-ac.com
「祝日と祝日に挟まれた平日は休みになる」という規定などから、日本では休日が増えつつあります。過去に「山の日をいつにするか」という議論が上がったとき、それまで祝日がなかった6月と8月が有力候補としてあげられました。
しかし6月に祝日を作ってしまうと、学校の授業日数が減ってしまうという内容が協議に。授業日数を減らさないためにも、全国的に夏休みにあたる8月に新しい祝日を設けることが決まり、「山の日」は6月ではなく8月に誕生しました。
意外?日本は海外に比べて祝日が多い
via
www.photo-ac.com
「山の日」が新たに制定され、日本の国民の祝日は年間16日に増えました。これは世界的に見てもかなり多いほうだとされています。たとえばアメリカやフランス、ドイツなどの先進国でも、祝日は年10日前後。日本よりも祝日が多い国は、インドとコロンビアのたった2カ国しかないと言われています。
ちなみにインドの祝日は18日程度(週ごとで異なる)、コロンビアも同様に18日です。
今後、6月に祝日ができるとしたら?
via
www.photo-ac.com
6月に祝日ができる見込みはゼロではありません。しかし特別な記念行事がないことや、前述した授業日数の関係などで、近い将来に6月に祝日ができる可能性は低いでしょう。とはいえ1年のうちで唯一祝日のない月であることから、今後制定されるとすれば6月がまず候補としてあがると考えられます。
祝日の意味を知ることで日本の風習に親しもう
祝日には一つひとつ異なる意味や趣旨があります。それぞれを知っておくと、ただの「お休みの日」ではなく、祝日を迎えるときの気持ちにも変化が現れるのではないでしょうか。子どもにも祝日の持つ意味合いを教えてあげることで、日本の風習、感謝や敬意の気持ちを感じるきっかけにもなります。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。