家庭環境は子どもの学力に影響する?
文部科学省は、子どもたちの学力状況を全国的に把握する「全国学力・学習状況調査」を平成19年度から毎年実施しています。
平成29年度の調査から、世帯収入や保護者の最終学歴(家庭の社会経済的背景)による子ども(小6、中3)の学力格差について、お茶の水女子大学がまとめた調査研究をご紹介します。
結論からいうと、小6、中3とも、世帯収入が高いほど、また保護者の最終学歴が高いほど、子どもの学力が高い傾向があります。
そして、学力が高い小学生やその家庭には以下のような特徴がありました。
平成29年度の調査から、世帯収入や保護者の最終学歴(家庭の社会経済的背景)による子ども(小6、中3)の学力格差について、お茶の水女子大学がまとめた調査研究をご紹介します。
結論からいうと、小6、中3とも、世帯収入が高いほど、また保護者の最終学歴が高いほど、子どもの学力が高い傾向があります。
そして、学力が高い小学生やその家庭には以下のような特徴がありました。
学力の高い小学生の特徴
・学習習慣のほか、読書の習慣がある。
・成績、進路、地域や社会のニュースなどを子どもからも積極的に話す親子関係がある。
・保護者が本や新聞をよく読んでいる。
また、学力の高い子どもの家庭ほど、保護者が子どもの時間の使い方をコントロールしている結果に。例としては計画的な学習、本や新聞に親しませる、外国語や外国の文化に触れる機会を作る、などが挙げられます。
また、学力が低い層は美術館、劇場、博物館、科学館、図書館等の文化施設に子どもと一緒に行かない割合が高いという結果もありました。
・成績、進路、地域や社会のニュースなどを子どもからも積極的に話す親子関係がある。
・保護者が本や新聞をよく読んでいる。
また、学力の高い子どもの家庭ほど、保護者が子どもの時間の使い方をコントロールしている結果に。例としては計画的な学習、本や新聞に親しませる、外国語や外国の文化に触れる機会を作る、などが挙げられます。
また、学力が低い層は美術館、劇場、博物館、科学館、図書館等の文化施設に子どもと一緒に行かない割合が高いという結果もありました。
学力を高めるためには「非認知スキル」向上が重要!
今回の調査では、以下の3つそれぞれが、どのように関連し合うのかを調べています。
・世帯収入や保護者の最終学歴(家庭の社会経済的背景)
・非認知スキル
・子どもの学力
その結果、世帯収入や保護者の最終学歴が低い場合でも、非認知スキルを高めれば、学力をある程度上げられる可能性があることが分かりました。
非認知スキル(非認知能力)とは、自己肯定感、コミュニケーション能力、視野の広さ、思いやり、チャレンジ精神といった、学力のように直接数値化できないものを指します。
子どもの非認知スキルを高めるための保護者の関わり方で重要なのは、ほめて自信を持たせること、努力や最後までやり抜くことの大切さを伝えることです。
・世帯収入や保護者の最終学歴(家庭の社会経済的背景)
・非認知スキル
・子どもの学力
その結果、世帯収入や保護者の最終学歴が低い場合でも、非認知スキルを高めれば、学力をある程度上げられる可能性があることが分かりました。
非認知スキル(非認知能力)とは、自己肯定感、コミュニケーション能力、視野の広さ、思いやり、チャレンジ精神といった、学力のように直接数値化できないものを指します。
子どもの非認知スキルを高めるための保護者の関わり方で重要なのは、ほめて自信を持たせること、努力や最後までやり抜くことの大切さを伝えることです。
読み書き計算より大事?幼児期こそ伸ばしたい「非認知能力」

自ら興味を持ち知りたいという気持ちや、折れない心を育んでいくことも幼児期にはとても大切です。子どもの学力を伸ばす土台となる「非認知能力」について紹介します。
経済的困難を克服している家庭の特徴とは?
世帯収入や保護者の最終学歴と子どもの学力には関連があるという結果が出ているものの、不利な環境を克服して高い学力を有する子どもがいるのも事実です。そういった子どもの保護者は、下記のような環境を整えていることが分かりました。
・毎日子どもに朝食を食べさせている。
・携帯電話やスマートフォンの使い方についてルールを決めている。
・子どもに本や新聞を読むようにすすめている。
・子どもと読んだ本の感想を話し合っている。
・子どもと何のために勉強するかについて話している。
・美術館、劇場、博物館、科学館、図書館に行く。
・保護者がテレビやインターネットで政治経済や社会問題に関するニュースを見る。
・新聞の政治経済や社会問題に関する記事を読む。
・子どもの教育に関わってくれるボランティアなど頼れる方が周囲に多くいる。
・地域や社会で起こっている問題や課題、出来事に関心を持つ。
・毎日子どもに朝食を食べさせている。
・携帯電話やスマートフォンの使い方についてルールを決めている。
・子どもに本や新聞を読むようにすすめている。
・子どもと読んだ本の感想を話し合っている。
・子どもと何のために勉強するかについて話している。
・美術館、劇場、博物館、科学館、図書館に行く。
・保護者がテレビやインターネットで政治経済や社会問題に関するニュースを見る。
・新聞の政治経済や社会問題に関する記事を読む。
・子どもの教育に関わってくれるボランティアなど頼れる方が周囲に多くいる。
・地域や社会で起こっている問題や課題、出来事に関心を持つ。
不利な環境を克服している家庭とそうでない家庭の違いとは?
世帯収入や保護者の最終学歴が低い層の中でも、学力が高い子ども(A)と学力が低い子ども(B)にはどのような違いがあるのかの比較もしています。
・Aの保護者は大学進学を期待する割合が高い。
・AはBより就学前から習い事をする割合が高い。日頃から非認知スキル獲得に結び付くような親子の関わりを持っている可能性がある。
・Aの保護者は学校行事に熱心に参加している。
・Aは放課後や土日の学習時間、読書時間が比較的多い。
・メディア視聴、ゲームの時間はAの方が少ない。
・Aは授業の復習をする割合が高い。これは経済的に余裕があり、学力も高い子どもよりも割合が高い。経済的な理由で塾などの利用に制限がある分を復習することでカバーしているといえる。
・Aの保護者は大学進学を期待する割合が高い。
・AはBより就学前から習い事をする割合が高い。日頃から非認知スキル獲得に結び付くような親子の関わりを持っている可能性がある。
・Aの保護者は学校行事に熱心に参加している。
・Aは放課後や土日の学習時間、読書時間が比較的多い。
・メディア視聴、ゲームの時間はAの方が少ない。
・Aは授業の復習をする割合が高い。これは経済的に余裕があり、学力も高い子どもよりも割合が高い。経済的な理由で塾などの利用に制限がある分を復習することでカバーしているといえる。
子どもの学力向上のために親ができること4つ
今回の調査報告をまとめると、家庭で親の関わり方が関係する事項としては、以下の4つが学力の高さに結びついていると考えられます。
・非認知スキルを高めるための関わり
・勉強や読書を優先する生活スタイル
・復習中心の学習スタイル
・スマートフォン、テレビやゲーム等の利用をコントロールする姿勢
子どもの学力が家庭の経済力や保護者の最終学歴などに影響されるとしつつも、保護者の姿勢で、子どもの環境を整えると、不利な状況を克服できることを示した結果となっています。
特に読書の習慣は図書館を利用すれば、経済的な負担なく、誰でも平等に身に付けられるものですね。
筆者も読書習慣を甘く見ていたことを反省し、読書の時間を増やすべく、少しずつ子どもの生活習慣を変えていきたいです。
・非認知スキルを高めるための関わり
・勉強や読書を優先する生活スタイル
・復習中心の学習スタイル
・スマートフォン、テレビやゲーム等の利用をコントロールする姿勢
子どもの学力が家庭の経済力や保護者の最終学歴などに影響されるとしつつも、保護者の姿勢で、子どもの環境を整えると、不利な状況を克服できることを示した結果となっています。
特に読書の習慣は図書館を利用すれば、経済的な負担なく、誰でも平等に身に付けられるものですね。
筆者も読書習慣を甘く見ていたことを反省し、読書の時間を増やすべく、少しずつ子どもの生活習慣を変えていきたいです。
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この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。