幼稚園の基礎情報を知ろう
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保育期間
幼稚園での教育は、文部科学省が定める「幼稚園教育要領」に基づいています。対象は満3歳から小学校入学までの未就学児です。満3歳で入園する3年保育と、満4歳で入園する2年保育の2種類があります。
設置者による種類
幼稚園には国立・公立・私立の3種類があります。文部科学省が公開している「平成29年度学校基本調査」によると、国立幼稚園に通う園児数は全体の1%以下、公立幼稚園は16.1%、私立幼稚園は83.5%となっています。
調査からは、多くの子どもたちが私立幼稚園に通っていることがわかります。この背景には、少子化による閉園や認定子ども園への移行が進んだことで、公立幼稚園の数が減少していることもあるようです。平成28年度から平成29年度の1年間で、公立幼稚園は4,127園から3,952園に。175園の減少となっています。
調査からは、多くの子どもたちが私立幼稚園に通っていることがわかります。この背景には、少子化による閉園や認定子ども園への移行が進んだことで、公立幼稚園の数が減少していることもあるようです。平成28年度から平成29年度の1年間で、公立幼稚園は4,127園から3,952園に。175園の減少となっています。
保育園との違いを確認しよう
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保育園と幼稚園では、保育時間や入園できる年齢など、多くの点で違いがあります。
・管轄と根拠法令
保育園は児童福祉法に基づくもので、厚生労働省が管轄しています。幼稚園は学校教育法に基づいており、文部科学省が管轄しています。
・対象年齢
保育園は保育に欠ける0歳以上の未就学児、幼稚園は満3歳以上の未就学児が対象です。
・1日の保育時間
保育園の平均的な保育時間は午前7:30~午後6:00ごろまでの原則8時間。幼稚園の場合は午前9:00~午後2:00ごろまでの4時間程度です。
・保育料
認可保育園の場合、自治体が保護者の所得に応じた階層ごとに保育料を設定しています。また、保育料には自治体からの補助金も反映されるため、同じ所得の世帯でも居住する自治体によって保育料が異なります。そのほか、子どもの年齢やひとり親かどうか、きょうだいも保育園に通っているかなどによっても保育料は変化します。
認可外保育園の場合は、それぞれの施設が保育料を定めているので、金額は施設ごとで異なるでしょう。
幼稚園の保育料を決めているのは、私立は設置者、公立は自治体です。平成27年4月に「子ども・子育て支援新制度」が導入されて以降、公立幼稚園の保育料は保護者の納める税額等によって算定されるようになってきています。
・管轄と根拠法令
保育園は児童福祉法に基づくもので、厚生労働省が管轄しています。幼稚園は学校教育法に基づいており、文部科学省が管轄しています。
・対象年齢
保育園は保育に欠ける0歳以上の未就学児、幼稚園は満3歳以上の未就学児が対象です。
・1日の保育時間
保育園の平均的な保育時間は午前7:30~午後6:00ごろまでの原則8時間。幼稚園の場合は午前9:00~午後2:00ごろまでの4時間程度です。
・保育料
認可保育園の場合、自治体が保護者の所得に応じた階層ごとに保育料を設定しています。また、保育料には自治体からの補助金も反映されるため、同じ所得の世帯でも居住する自治体によって保育料が異なります。そのほか、子どもの年齢やひとり親かどうか、きょうだいも保育園に通っているかなどによっても保育料は変化します。
認可外保育園の場合は、それぞれの施設が保育料を定めているので、金額は施設ごとで異なるでしょう。
幼稚園の保育料を決めているのは、私立は設置者、公立は自治体です。平成27年4月に「子ども・子育て支援新制度」が導入されて以降、公立幼稚園の保育料は保護者の納める税額等によって算定されるようになってきています。
公立の平均費用
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文部科学省が公開している「平成28年度子供の学習費調査」によると、公立幼稚園に通った場合の学校教育費(総額)の平均は120,546円となっています。
内訳は以下の通りです。
・授業料 62,049円
・修学旅行・遠足・見学費 2,031円
・教科書費・教科書以外の図書費 1,092円
・学用品・実験実習材料費 7,484円
・教科外活動費 641円
・制服代 3,657円 など
そのほかにPTA会費や学級費、通学用品費などの負担があります。
内訳は以下の通りです。
・授業料 62,049円
・修学旅行・遠足・見学費 2,031円
・教科書費・教科書以外の図書費 1,092円
・学用品・実験実習材料費 7,484円
・教科外活動費 641円
・制服代 3,657円 など
そのほかにPTA会費や学級費、通学用品費などの負担があります。
私立の平均費用
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公立幼稚園よりも費用が高いイメージのある私立幼稚園。同調査によると、私立幼稚園に通った場合の学校教育費(総額)の平均は318,763円となっており、公立幼稚園の約2.6倍です。
内訳は以下の通り。
・授業料 215,933円
・修学旅行・遠足・見学費 3,895円
・教科書費・教科書以外の図書費 2,051円
・学用品・実験実習材料費 8,555円
・教科外活動費 1,910円
・制服代 5,245円 など
公立幼稚園同様、上記に加えてPTA会費や学級費、通学用品費なども準備が必要です。
内訳は以下の通り。
・授業料 215,933円
・修学旅行・遠足・見学費 3,895円
・教科書費・教科書以外の図書費 2,051円
・学用品・実験実習材料費 8,555円
・教科外活動費 1,910円
・制服代 5,245円 など
公立幼稚園同様、上記に加えてPTA会費や学級費、通学用品費なども準備が必要です。
保育料以外に必要な費用
前述した学校教育費は保育料(授業料)を中心とした費用ですが、それ以外にも必要なものがあります。たとえば、給食費やお弁当にかかる費用、延長保育にかかる費用などです。
また、習字やピアノ、水泳、サッカーなどの習い事の月謝代や教材費、図書費、体験活動や地域活動でかかる費用、お友達との付き合いにかかる費用なども考えておく必要があるでしょう。
経済的な負担だけでなく、幼稚園によってはパパママの出番が多いケースも。通園バッグなどの学用品を手作りしなければならない園もあるようです。
また、習字やピアノ、水泳、サッカーなどの習い事の月謝代や教材費、図書費、体験活動や地域活動でかかる費用、お友達との付き合いにかかる費用なども考えておく必要があるでしょう。
経済的な負担だけでなく、幼稚園によってはパパママの出番が多いケースも。通園バッグなどの学用品を手作りしなければならない園もあるようです。
補助が受けられるか確認しよう
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自治体によっては、子どもを私立幼稚園に通わせている世帯が負担する入園料や保育料に対して、所得に応じた補助金制度を設けています。「入園料補助金」や「就園奨励費補助金」、「保育料補助金(保護者補助金)」など、さまざまな種類があります。
申請は各幼稚園に対して行い、自治体による審査を経て、補助金の支給可否や金額が決定されます。私立幼稚園への入園を検討している方は、補助が受けられるか事前に確認しておくとよいでしょう。
申請は各幼稚園に対して行い、自治体による審査を経て、補助金の支給可否や金額が決定されます。私立幼稚園への入園を検討している方は、補助が受けられるか事前に確認しておくとよいでしょう。
幼稚園を選ぶ前に基礎知識をチェック
子どもを通わせる幼稚園選びに悩むパパママは多いですよね。公立と私立でかかる費用は違い、良さも異なります。家庭の状況やその幼稚園の特色をしっかり把握し、お子さまに合う園を選びたいものです。口コミや先輩ママさんの話なども参考にしながら検討することをおすすめします。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。