2016年7月15日 公開

どこまで知ってる?ラベンダーに関する基礎知識!

ほのかな優しい香りが受け入れられやすい夏の花。リラックス効果もあると言われているラベンダーは男女問わず人気があります。贈り物やフレグランスにもよく利用され日本では親しまれているお花です。知っておいて損はない、分類や系統、原産地など基本的な知識をご紹介します。

リラックスに効果的!ラベンダーのあれこれ

アロマオイルのメジャーな種類として必ずと言っていいほど名前が挙がる「ラベンダー」
複数の効果が期待できるのですが、やはり代表的な効能として期待されるのが「リラックス効果」ですね。
リラックスすることの副次的効果として「自律神経の安定」やストレスから来る身体への
影響を軽減する効果があるとされています。
※科学的証明がされていない効能もあるので、過度の期待は禁物のようです。

ラヴァンドラ属は、ハーブの一種として用いられ、様々な効能が期待されている。古くから多くの病気に対する万能薬として利用されており、不安、不穏、不眠、うつ症状、精神安定、鎮痛、胃のむかつき、脱毛、防虫・殺菌などに効果があるとされ、民間療法または伝統療法として使われている。アメリカのNational Center for Complementary and Integrative Health(NCCIH、旧 国立補完代替医療センター)は、2012年時点では、伝承される多くの効能に対し、有効性が科学的に証明されたものはごくわずかしかないと述べている

ラベンダーの原産地は?日本に来たのはいつ?

原産地は地中海沿岸を中心にカナリア諸島やインド、また、北アフリカ、中東などたくさんの場所で育てられています。
ラベンダー1つとっても、原産国によって香りが少しづつ違い、標高の高い地域で栽培されているラベンダーほどいい香りがするそうですよ。

日本に来たのは昭和12年に日本の会社がフランスの会社から種子を5kgもらい、千葉、岡山、北海道の3つの場所で試験栽培をしました。その試験栽培の結果、日本で栽培するのに適した場所が北海道だとわかりました。

ラベンダーを見られる場所はどこ?

日本に来た由来でもお話しましたが、日本のラベンダーの栽培に適した場所は北海道で富良野地方が主な栽培地として有名です。
北海道では早くても7月の中旬頃から見頃になりますが、今では国内ではいろいろな場所で栽培されています。

ラベンダーは夏のお花ですが、西の方では暖かくなるのが早いので、愛知県では5月の下旬から見ることができます。関東の埼玉県や山梨県では6月中旬から見ることができ、あちらこちらで一面紫の景色を楽しむことができます。

ラベンダーの意外な注意点!?

春に紫や白、ピンク色の花を咲かせる様々な種がある。中でも紫色の花が最もポピュラーである。多くの種は、花、葉、茎は細かい毛でおおわれており、その間に精油を出す腺がある。揮発性の油を多く含むため、草食動物はほとんど食べないが、芳香で蜂などを引き寄せる。ユーカリと同じように夏の熱さなどで自然発火し、野火をよぶ。種子は野火の後に発芽する性質がある。伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきた。ラベンダーの栽培は1930年代に本格的に行われるようになるが、それ以前は野生種の刈り取りがほとんどだった。ラヴァンドラ属には、ラベンダー特有の香りがない種も一部存在する。園芸用としても愛好されている。
ラベンダーの性質には驚くことがあります。
7月以降の暑い日がちょうど見ごろとなるラベンダーですが、なんと揮発性の油を多く含んでおり、
自然発火をしてしまいます。
通常の夏の暑さだけで発火をしてしまったら野火が後を絶たないため、そんな簡単に発火することはありませんが、特定条件下では「発火する恐れがある」ということだけは覚えておいてほうがよさそうです。

ラベンダーの香りを嗅いでリラックス!

お子さまと一緒にラベンダー畑に行ったり、ラベンダー摘みをしてお花を近くで見たりと楽しいおでかけをしてみませんか?

ラベンダーはとても香りの強いお花です。
摘んできたラベンダーで、ポプリなど香りを楽しめるものをお子さまと一緒に作ってみるのはいかがでしょうか。

おうちに飾っておけば、夏のおでかけの思い出を残せるとともに、ラベンダーの香りでリラックスできますね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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