附属校の種類
小学校受験をなぜするのか?
その問いに対しての答えは千差万別でしょうが、「中学や高校、大学の受験戦争から離れ、のびのびとした環境で成長してほしい」という願いを込めて附属校を選択する方は、やはり多いのではないかと思います。
しかし「附属校」といってもさまざまな種類があります。
大学までの一貫教育、高校まである学校、数は少ないですが中学までの学校というのもあります。
ほとんどの場合は高校まではあるところが多いのではないかと思うのですが、いわゆる「エスカレーター」を目的にした学校ではないところも多く存在します。
その問いに対しての答えは千差万別でしょうが、「中学や高校、大学の受験戦争から離れ、のびのびとした環境で成長してほしい」という願いを込めて附属校を選択する方は、やはり多いのではないかと思います。
しかし「附属校」といってもさまざまな種類があります。
大学までの一貫教育、高校まである学校、数は少ないですが中学までの学校というのもあります。
ほとんどの場合は高校まではあるところが多いのではないかと思うのですが、いわゆる「エスカレーター」を目的にした学校ではないところも多く存在します。
謎の言葉「受験小学校」
エスカレーターを目的にしないというのはどういうことでしょうか?
それは附属中学校はあるものの、そこへの進学を前提にしない「附属小学校」のことを言います。多くの生徒が中学受験を目指すので、一般的に「受験小学校」と呼ばれることが多いようです。
お受験して小学校に入学したのに、中学受験を目指すというのはどういうことでしょうか?
それは附属中学校はあるものの、そこへの進学を前提にしない「附属小学校」のことを言います。多くの生徒が中学受験を目指すので、一般的に「受験小学校」と呼ばれることが多いようです。
お受験して小学校に入学したのに、中学受験を目指すというのはどういうことでしょうか?
中学受験を目指す小学生の現状
公立小学校の場合、最近では中学受験をする生徒が急増しているものの、もちろん全員ではありません。小学校では小学校のカリキュラムに則って日々を過ごしながら、中学受験を目指す子どもたちは下校後に塾で勉強をします。
塾での勉強と学校の勉強のレベルには乖離がある上、塾で夜遅くまで勉強をしているために、学校にいる時間を非常に無駄に感じる子どももいるそうです。小学校高学年の受験を控える子どもたちにとっては、学校という場が意味のないものになりつつあるのが現状です。
塾での勉強と学校の勉強のレベルには乖離がある上、塾で夜遅くまで勉強をしているために、学校にいる時間を非常に無駄に感じる子どももいるそうです。小学校高学年の受験を控える子どもたちにとっては、学校という場が意味のないものになりつつあるのが現状です。
中学受験をフルサポートする小学校
受験小学校は学校全体で中学受験をサポートする体制が整えられています。個別の進路指導はもちろん、勉強の内容も受験に太刀打ちできる学力を育成するものであり、一般的な公立小学校の勉強とは異なります。
教師も中学受験の問題を研究しており、指導も受験向けのものとなります。学校一丸となって受験対策を行うため、塾に早くから通わなくても学力レベルを上げていくことが可能なカリキュラムになっている場合が多いです。
教師も中学受験の問題を研究しており、指導も受験向けのものとなります。学校一丸となって受験対策を行うため、塾に早くから通わなくても学力レベルを上げていくことが可能なカリキュラムになっている場合が多いです。
どんな小学校があるか?
東京都なら宝仙学園小学校、国立学園小学校、聖徳学園小学校、小野学園小学校などがあります。神奈川県では精華小学校、洗足学園小学校が「受験小学校」として有名です。このうち国立学園小学校は系列の中学校は存在しません。
これらの小学校の多くは附属中学校への進学権利を持ったまま受験ができますので、安心して受験に取り組むことができます。
これらの小学校の多くは附属中学校への進学権利を持ったまま受験ができますので、安心して受験に取り組むことができます。
なぜ中学受験をさせるのか?
小学校受験に比べて中学校受験は選択肢がぐんと広がります。特に男子の場合は、受けられる学校数が中学校では飛躍的に増えます。
男子の「開成・麻布・武蔵」女子の「桜蔭・女子学院・雙葉」といったいわゆる御三家と呼ばれる中学校も、小学校から受験できるのは雙葉小学校のみで、その他の学校は中学校からの受験となります。
共学でも渋谷教育学園幕張(渋幕)や渋谷教育学園渋谷(渋渋)など東大や海外名門大学などへの高い進学率を誇る人気校は、中学から受験できるところが多いです。国立の筑波大学附属駒場(筑駒)も小学校はなく中学校からとなります。
最近は東京都立小石川中等教育学校や東京都立桜修館中等教育学校などの公立の中高一貫校も人気で、非常に高い大学合格実績を上げています。
中高一貫校の場合は高校の募集を行っていない学校も多くあります。よって名門大学への進学を考えるなら、中学受験が最も幅広い選択肢があるともいえるのです。
また、中学校は義務教育なので万が一受験に失敗しても公立中学校に行くことができるので、高校受験に比べてチャレンジもしやすいかもしれません。
「受験小学校」では学校が一丸となって受験対策のための教育環境を整えており、毎年御三家をはじめとする高偏差値の中学校に非常に多くの合格者を輩出しています。合格実績はそれぞれの小学校のWEBサイトに掲載されています。
男子の「開成・麻布・武蔵」女子の「桜蔭・女子学院・雙葉」といったいわゆる御三家と呼ばれる中学校も、小学校から受験できるのは雙葉小学校のみで、その他の学校は中学校からの受験となります。
共学でも渋谷教育学園幕張(渋幕)や渋谷教育学園渋谷(渋渋)など東大や海外名門大学などへの高い進学率を誇る人気校は、中学から受験できるところが多いです。国立の筑波大学附属駒場(筑駒)も小学校はなく中学校からとなります。
最近は東京都立小石川中等教育学校や東京都立桜修館中等教育学校などの公立の中高一貫校も人気で、非常に高い大学合格実績を上げています。
中高一貫校の場合は高校の募集を行っていない学校も多くあります。よって名門大学への進学を考えるなら、中学受験が最も幅広い選択肢があるともいえるのです。
また、中学校は義務教育なので万が一受験に失敗しても公立中学校に行くことができるので、高校受験に比べてチャレンジもしやすいかもしれません。
「受験小学校」では学校が一丸となって受験対策のための教育環境を整えており、毎年御三家をはじめとする高偏差値の中学校に非常に多くの合格者を輩出しています。合格実績はそれぞれの小学校のWEBサイトに掲載されています。
塾にいかなくても大丈夫?
小学校の説明会に行ったときにこれらの「受験小学校」のうち1校を訪問しましたが、その中での質疑応答の中で
「塾に行く必要はありますか?」
というものがありました。
中学受験塾のSAPIXでは校舎によって小1からクラスが満室になっているところもあるほど盛況ですが、その小学校の校長先生は
「塾無しで大丈夫とはいえません。やはり高いレベルの中で競い合うという意味でもほとんどの生徒が塾に通っていますが、学校での勉強をしっかりとやれば低学年から行く必要はありません。高学年になってからでも大丈夫です」
とおっしゃっていました。
塾無しでOKとは言わないんだ!とそのときは驚きましたが、小学校受験同様に中学受験も情報戦となるところもあります。さまざまな情報を得るという意味でも塾には行ったほうが良いというのは結果を考えれば当然かなとは思います。
学校見学をした際には進路相談を行う教室内の充実ぶりにも驚きました。勉強のカリキュラムも大変密度が濃いものになっており、学力向上への熱意を感じました。
「塾に行く必要はありますか?」
というものがありました。
中学受験塾のSAPIXでは校舎によって小1からクラスが満室になっているところもあるほど盛況ですが、その小学校の校長先生は
「塾無しで大丈夫とはいえません。やはり高いレベルの中で競い合うという意味でもほとんどの生徒が塾に通っていますが、学校での勉強をしっかりとやれば低学年から行く必要はありません。高学年になってからでも大丈夫です」
とおっしゃっていました。
塾無しでOKとは言わないんだ!とそのときは驚きましたが、小学校受験同様に中学受験も情報戦となるところもあります。さまざまな情報を得るという意味でも塾には行ったほうが良いというのは結果を考えれば当然かなとは思います。
学校見学をした際には進路相談を行う教室内の充実ぶりにも驚きました。勉強のカリキュラムも大変密度が濃いものになっており、学力向上への熱意を感じました。
「受験小学校」の利点
学校にいる時間も無駄にせず、しっかりと目標に向けて頑張れる環境があるのがいわゆる「受験小学校」の利点なのかもしれません。
小学校受験では、中学・高校・大学といった先々の子どもの進路も踏まえて志望校を検討する必要があります。将来の進路を考える際に、こうした「受験小学校」についてもしっかりチェックしておくとよいと思います。
次回をお楽しみに!
小学校受験では、中学・高校・大学といった先々の子どもの進路も踏まえて志望校を検討する必要があります。将来の進路を考える際に、こうした「受験小学校」についてもしっかりチェックしておくとよいと思います。
次回をお楽しみに!
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