2018年3月30日 公開

0歳の赤ちゃんに読み聞かせたい絵本10選

絵本は、未知の世界へ冒険する第一歩を踏み出すようなワクワク感を与えてくれます。0歳の赤ちゃんには、どのような内容の絵本を選んであげれば良いのでしょうか?絵本を読み聞かせるメリットや、0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本をご紹介します。

絵本の読み聞かせはいつからはじめればいい?

言葉が分からない0歳児の赤ちゃんに絵本を読み聞かせるのは早いのでは、と感じるパパママもいるでしょう。

しかし絵本の読み聞かせは、内容が分かるから良いというわけではありません。言葉の持つリズムや読み手の表現を楽しむだけでも、赤ちゃんには大変良い刺激となります。

絵本の読み聞かせは何歳からはじめなければいけないという決まりはなく、また読み聞かせるのに早すぎる年齢というものもありません。読み聞かせはいつでもスタートできる、親子のコミュニケーションのうちのひとつです。

赤ちゃんに絵本を読み聞かせるメリット

絵本の読み聞かせは赤ちゃんにとってたくさんのメリットがあります。言葉の発達に繋がることは容易に想像できるでしょう。さらに一歩進んで、絵本に登場した物事への理解が深まり、身の回りの事柄に興味を持つきっかけになることも少なくありません。

絵本から感じ取るさまざまな感情から喜怒哀楽といった、情緒的な成長も期待できます。相手の気持ちを考える力や、自分の気持ちを自分の言葉で伝える力を育んでくれるでしょう。

また、パパやママの声を近くで感じることで、赤ちゃんは安心感を得て、リラックスできます。読み聞かせをするパパやママにとっても、赤ちゃんの様子を間近で確認することで、赤ちゃんの心身の状態が分かりやすくなる効果があります。絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションを促し、絆をより強くしてくれるでしょう。

0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本の内容

0歳児の赤ちゃんに読んであげる絵本は、内容がシンプルで赤ちゃんが理解しやすいものがおすすめです。

・身近な動物や虫が登場するもの、
・赤ちゃんが知っている食べ物が登場するもの
・赤ちゃんが気に入っている乗り物が出てくるもの

赤ちゃんが知っているものであれば理解しやすいため、読んでいるうちに、赤ちゃんも絵本の内容に反応を示してくれるようになります。

0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせる際のポイント

大人を相手に読むような絵本の読み方をしていたのでは、0歳の赤ちゃんは退屈してしまい、あまり興味を示してくれないかもしれません。

赤ちゃんに絵本を読み聞かせるときには、保育士さんの読み聞かせを参考にしてみると、良いヒントが得られるかもしれません。言葉に抑揚やリズムをつけて単調にならないように、少し大げさに読んであげると盛り上がるでしょう。

感情をしっかり込めて、明るい場面は明るい声で、暗い場面は暗い声を使うなど、雰囲気作りが大切です。子どもの表情や反応を見ながら、はっきりとした声で、ゆっくりとしたペース読んであげてください。

また、赤ちゃんに近づいて体をつけ、スキンシップをはかりながら読んであげると安心感を与えられます。

0歳の赤ちゃんに読み聞かせたい絵本10選

0歳の赤ちゃんに読み聞かせたい人気の絵本を10冊ご紹介します。どれも言葉のリズムが軽快で楽しく、聞いていて心地良いものばかりです。赤ちゃんの絵本を選ぶときには、身近にある赤ちゃんが興味を持ちそうなものが登場するものや、赤ちゃんでも分かりやすいはっきりとした色使いのものがおすすめです。

じゃあじゃあびりびり

タイトル:じゃあじゃあびりびり
著者  :まついのりこ(作・絵)
出版社 :偕成社

たくさんの擬音語が出てくる絵本です。自動車や踏切、飛行機、掃除機、水の音など、身近なものの「音」を再現。読むことでものと音が結びつき、聞いたことがある音に赤ちゃんも興味津々で反応を返してくれます。

読み聞かせるときは、恥ずかしがらずに音をしっかりと再現してあげると、大喜びしてくれるでしょう。

いないいないばあ

タイトル:いないいないばあ
著者  :松谷 みよ子(ぶん)/瀬川 康男(え)
出版社 :童心社

読み聞かせをしながら「いない いない ばぁ」遊びができ、親子のコミュニケーションのひとつとしておすすめです。かわいい動物が出てくるところも赤ちゃんが喜ぶポイント。動きのある絵で長く愛され続けている珠玉の絵本です。

だあれだ だれだ?

タイトル:だあれだ だれだ?
著者  :うしろ よしあき(文) 長谷川 義史(絵)
出版社 :ポプラ社

リズムに乗って読みたい言葉がたくさん登場します。イラストと一緒に「だぁれだ?」遊びをしたり、同じ動作をしたりと、登場人物になりきって遊べるところがポイントです。

耳馴染みの良い言葉が赤ちゃんの好奇心を刺激します。読み方をいろいろと変えるとより一層面白みが増す絵本です。

あかまる どれかな?

タイトル:あかまる どれかな?
著者  :しみず だいすけ
出版社 :ポプラ社

指さしゲームが楽しめる絵本です。まだうまく言葉で表現できない赤ちゃんでも感覚的に楽しめる絵本として人気があります。

ものを見分ける力の発達をサポートしてくれる楽しい一冊。イラストのひとつひとつにかわいい目が書かれており、親しみやすい点も魅力です。

Sassyのあかちゃんえほん にこにこ

タイトル:Sassyのあかちゃんえほん にこにこ
著者  :Sassy/DADWAY(監修) La ZOO(文・絵・デザイン)
出版社 :株式会社KADOKAWA

コントラストの強い派手な色合いが楽しい絵本は、赤ちゃんに良い刺激を与えます。元気いっぱいの笑顔のイラストが満載で、大人が見ていても楽しい気持ちに。

楽しい言葉がたくさん出てくる絵本なので、赤ちゃんもきっと大好きになってくれるでしょう。

とびだす!うごく!どうぶつ

タイトル:とびだす!うごく! どうぶつ
著者  :わらべ きみか(絵)
出版社 :小学館

飛び出したり動いたり、たくさんの仕掛けが楽しい絵本です。赤ちゃんが大好きなかわいい動物のイラストがたくさん登場します。

パンダ・ゾウ・コアラ・キリンにカバなど、言葉を覚えるレッスンとしてもピッタリです。赤ちゃんは仕掛け部分を引っ張って破ってしまうこともありますが、興味を持った証拠ともいえる行為なので、怒らずに見守ってあげましょう。

きんぎょが にげた

タイトル:きんぎょが にげた
著者  :五味 太郎(作)
出版社 :福音館書店

金魚鉢から逃げ出した1匹の赤い金魚を探すストーリーです。カーテンの赤い水玉模様、キャンディのビンの中、盛りつけたイチゴの間など、逃げる金魚を追いかけましょう。

赤ちゃんはイラストの中から金魚を探し出し、指さしをして遊びます。パパママが一緒に探すふりをしてあげると、より赤ちゃんが楽しんでくれるでしょう。

たまごのえほん

タイトル:たまごのえほん
著者  :いしかわ こうじ(作・絵)
出版社 :童心社

はじまりは大きなひとつのたまご。本当にたまごの殻が割れるように、ページをめくるごとに殻がむけていき、最後にはかわいいひよこが登場します。

カタツムリ、うみがめ、ペンギンなど種類も多く、飽きずに何度も楽しめるでしょう。生まれるときの擬音語や擬態語が楽しいのも、赤ちゃんが喜ぶポイントです。

はたらくのりものえほん

タイトル:はたらくのりものえほん
著者  :いしかわ こうじ(作・絵)
出版社 :童心社

はたらく乗り物の種類や特徴、仕事の様子などが一度に確認できるため、乗り物好きな赤ちゃんが大喜びする一冊。単純な乗り物紹介の絵本ではなく、仕掛けつきである点も飽きさせません。色鮮やかで目を引くイラストも魅力のひとつ。

ちょん ちょん ちょん

タイトル:ゆびあそぶっく ちょんちょんちょん
著者  :柏原晃夫(作)
出版社 :ひかりのくに

ページをめくるたびに、ちょんと指で押す仕草が楽しめる、参加型のお遊び絵本です。スピードを上げて押してみる、色を指定して押すなどアレンジも楽しめます。

言葉に合わせて押すリズム感のある楽しみが赤ちゃんの好奇心を満たしてくれるでしょう。

絵本の読み聞かせで親子コミュニケーション

絵本の読み聞かせは赤ちゃんとのスキンシップがはかれ、親子の絆がより強くなるコミュニケーション手段のひとつです。

はじめての絵本は、内容や言葉のリズム、絵柄の色使いなどにこだわって選んであげてください。恥ずかしがらずに感情たっぷりに読んであげれば、0歳の赤ちゃんでもきっと喜んでくれることでしょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー