2017年11月1日 公開

英語でお仕事チャレンジ「キッザニア・シンガポール」体験レポート

さまざまなお仕事体験ができる「キッザニア」は子どもに大人気の場所ですよね。2016年春にオープンした「キッザニア・シンガポール」では英語でリアルなお仕事体験ができます。いったい中はどんな風になっているのか、日本のキッザニアとはどう違うか、など体験レポートします。

東南アジアで5カ国目!キッザニア・シンガポール

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東京では豊洲・甲子園にあるキッザニア。発祥はメキシコなのをご存知でしょうか。

現在、世界19カ国、24拠点にあるキッザニアは、今後、アメリカ、フランス、カナダなど11拠点に続々とオープン予定です。「キッザニア・シンガポール」は2016年春にオープン。東南アジアでは、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラに次いで5番目となります。

「キッザニア・シンガポール」の場所は、ユニバーサルスタジオ・シンガポールや水族館などの大型テーマパークがある、リゾートアイランド・セントーサ島。一度見たら忘れない、飛行機が飛び出す外観のこの建物内にあります。

シンガポールは小さい国で、空港からのアクセスもよいので、短期間の滞在でも充分訪問できます。

筆者の小学1年生の娘と一緒に、「キッザニア・シンガポール」を体験したので、ご紹介します。

雰囲気や構造は世界共通?

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まずはカタール航空のチェックインカウンターのような受付で入場手続きをします。

年齢を確認され、ボーディングパス風の入場券とキッザニア専用通貨“キッゾ”が20キッゾ、既に30キッゾが入金済みの銀行カードが手渡されました。さらに、親も子も腕にセキュリティタグを付けられます。

中に入ると、天井は青空。一部の建物が2階建てとなっている造りや雰囲気は日本とほとんど同じ!

でも、やはりここはシンガポール。出展企業は世界展開をする企業だけでなく、シンガポールならではのローカル企業が多数あり、60種類以上の多種多様なお仕事体験が準備されていました。

まずは銀行へ

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入場したら、まずは銀行へ。マレーシアの“Maybank”です。

最初に、受付で手渡された銀行カードに“キッゾ”を入出金するため、アクティベートする必要があります。これもひとつの職業体験なので、専用ブース内に大人が入って手伝うことはできません。

外から見守っていると……、不安そうな子どもたちの顔が見えました。娘も、カードに登録するため、名前と誕生日を聞かれたようですが、何とか答えて無事に出てきたときには、ほっとした様子。

こういった、ひとつひとつの成功体験が、子どもの自信に繋がるのですね。

お仕事の説明はもちろん英語

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各お仕事ブースの前には、日本と同様、専用ボードに情報が掲載されています。

【capacity】(定員)、【duration】(所要時間)、【age suggested】(おすすめの年齢)、【economy】(支払うキッゾ、または得られるキッゾの額)がそれぞれ記載されているので、それをチェックして、列に並びます。

順番がきたら中に入り、制服に着替えて、お仕事の手順について説明を受けるのですが、もちろんすべて英語!でも、子ども向けにゆっくりと、身振り手振りを加えて説明してくれるので、なんとか単語を拾ってお仕事チャレンジ。娘も周りのローカル小学生の様子を真似しながら、取り組んだようです。

日本のキッザニアでも自分がつくったピザやパンを嬉しそうに持って出てきましたが、英語でもチャレンジできた、という思いが加わり、さらに嬉しそうな顔をしていました。

シンガポールならではのお仕事って?

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日本にはない、シンガポールならではのお仕事はどんなものがあるのでしょうか?

シンガポーリアンに人気のBBQミートポーク「林志源」のシェフや、有名なラジオ番組「kiss92FM」でのパーソナリティ、シンガポール伝統文化「プラナカンミュージアム」のキュレーター、働く女性に人気の「SoupSpoon」のシェフなどがありました。

お仕事だけでなく、その国の文化も併せて体験できるのは一石二鳥ですね。

英語で台本を読むパーソナリティや、キャビンクルー、ツアーコンダクターなどは、やはり英語が読めて話せないといけないので難易度高め。もう少し語学力を上げてからチャレンジしたいところです。

「次はあのお仕事をやってみたい!」という気持ちが勉強意欲に繋がるのではないでしょうか。

英語だけの環境でチャレンジしてみよう

「キッザニア・シンガポール」は日本のように2部制ではなく、開園から閉園まで滞在が可能なのでゆっくり楽しめます。さらに、ローカル小学校・幼稚園のホリディ期間と、日本の小学校・幼稚園の長期休暇期間は重複していないので、日本のように混雑せず、たくさんのお仕事体験ができますよ。

日本のキッザニアでも【英語プログラム】が用意されており、英語でお仕事体験をすることができますが、外国の地で、英語だけの環境で、チャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

きっと子どもたちはたくさんの「できた」を体験し、自信を付けることでしょう!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

nanaoshio nanaoshio  2人姉妹のママ。大学卒業後IT企業に勤務しながら2人姉妹を出産。バタバタのワーママ生活をから一転、夫の海外赴任に帯同するために退職。シンガポールで子育てしながら、皆さんのお役に立てる情報を紹介していきます。