2017年9月18日 公開

読書を楽しみながら国語力を育もう!世界名作の児童書5選

お子さまの国語力を育むのに大切な読書。児童書や世界名作を読むことは、お子さまの読解力や想像力、国語力を養うだけでなく、教養も身に付けさせることができます。今回は、学研の「10歳までに読みたい世界名作シリーズ」から5つの作品をご紹介します。

1.赤毛のアン

タイトル:赤毛のアン
著者:ルーシー・M・モンゴメリ(作)、横山洋子(監修)、村岡花子(編・訳)、村岡恵理(編・著)、柚希きひろ(絵)
出版社:学研
孤児院から男の子を引き取ろうとしていたマシュウとマリラの元に、誤って連れて来られてしまった女の子・アンの物語です。「赤毛」と言われることが大嫌いなアンですが、実はとても想像力が豊か。アンはさまざまなできごと通じて、素敵な女性へと成長していきます。

アンの想像力や前向きな心、優しさが魅力的に描かれている作品です。

2.若草物語

タイトル:若草物語
著者:ルイザ.メイ.オルコット(作)、横山洋子(監修)、小松原宏子(編・訳)、あさま基恵(絵)
出版社:学研
『若草物語』は、戦地にいる父の無事を願いながら、助けあい、仲むつまじく暮らす母と4姉妹の物語です。メグ、ジョー、ベス、エイミーの4姉妹は、それぞれに夢を持っており、貧しい生活の中で幾度も困難に直面しながらも成長していきます。

困難を乗り越えていくストーリー、家族の支え合う姿はお子さまの心に強く響くでしょう。また、4姉妹はそれぞれに異なる個性があるので、お子さまが共感できる登場人物も見つかりやすいです。

3.フランダースの犬

タイトル:フランダースの犬
著者:ウィーダ(作)、横山洋子(監修)、那須田淳(編・訳)、佐々木メエ(絵)
出版社:学研
『フランダースの犬』はアニメ化もされ、名作アニメと言われ続けている作品です。しかし、アニメで見るだけでなく、本で読むという経験をするのにもおすすめの作品です。

『フランダースの犬』は、祖父と犬のパトラッシュと一緒に暮らす少年ネロが主人公です。ネロは画家になるという夢を持ちながら慎ましやかな生活を送っていましたが、彼を待ち受けていたのは悲しい結末でした。

物語としては悲しみを感じるエンディングを迎えますが、読み終えた時にストーリーから感じるものが大きな不朽の名作と言えるでしょう。

4.ふしぎの国のアリス

タイトル:ふしぎの国のアリス
著者:ルイス・キャロル(作)、横山洋子(監修)、石井睦美(編・訳)、森川泉(絵)
出版社:学研
『ふしぎの国のアリス』はディズニーアニメにもなっていることから、タイトルやキャラクターをご存知のお子さまも多いでしょう。

『ふしぎの国のアリス』は、退屈をしていたアリスの前を走っていくウサギを追いかけたことで、アリスが不思議な世界に飛び込んでしまうストーリーです。

現実ではない不思議な世界が舞台となっているこの作品は、自分もアリスになったような気分になりながら楽しめる作品として人気が高いです。

5.ガリバー旅行記

タイトル:ガリバー旅行記
著者:ジョナサン・スウィフト(作)、横山洋子(監修)、芝田勝茂(編・訳)、大塚洋一郎(絵)
出版社:学研
『ガリバー旅行記』は、船医であるガリバーの乗った船が大嵐に遭い、ガリバーが様々な国を冒険するという物語です。嵐に遭って目覚めたガリバーが到着していたのは、小さな人間が住む「こびとの国」で、ガリバーは困難に遭遇しながらも立ち向かいます。

この作品はガリバーの冒険がストーリーの主軸となっているので、好奇心が旺盛な男の子から人気の高い作品です。しかし、女の子でも思わず夢中になって読んでしまうような物語でもあります。

世界名作を読んで国語力を育もう

いかがでしたでしょうか。児童書の世界名作は、お子さまをわくわくさせるようなストーリーのものもあれば、お子さまが成長していく上で学ぶべき教訓や倫理などを伝えるストーリーのものもあります。

世界名作と聞くと、お子さまには難しい物語のように感じるかもしれませんが、児童書の世界名作ならお子さまでも読みやすくなっています。

皆さんもお子さまに世界名作を読ませてあげてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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黒崎祐未香 黒崎祐未香  学ぶこと、読書、アロマなどが好きで、日々好奇心と向上心を大切にしております。