郷土かるたで地域の文化や歴史にふれよう！

郷土かるたという言葉を聞いたことがありますか？郷土かるたとは、全国各地の名産品や風景などを詠（よ）んだ、その地域ならではのかるたのことを指します。意外と多くの地域でこの郷土かるたが作られているんですよ。今回は、郷土かるたを3種類ご紹介いたします。

群馬県の郷土かるた「上毛かるた」

via www.amazon.co.jp

まずご紹介するのは群馬県の郷土かるた「上毛（じょうもう）かるた」です。群馬県ではこの上毛かるたが非常に浸透していて、子どもの頃はかるたといえば一般的ないろはがるたではなく、上毛かるただと思っていたという群馬の方も多いと言われています。
この上毛かるたは1947年に群馬県の子どもたちのために作られました。群馬の名産品やその歴史などをかるたを通して覚えられるようになっています。今も群馬県内では毎年冬に上毛かるたの大会が開かれています。「す」「も」「の」は10点のプラス、「つ」は引き分けの際に持っていれば勝ちとなるなど独特のさまざまな決まりがあります。

群馬県 - 上毛かるた

群馬県庁のホームページです

埼玉県の郷土かるた「彩の国21世紀郷土かるた」

via www.amazon.co.jp

次にご紹介するのは埼玉県の郷土かるた「彩の国21世紀郷土かるた」です。
もともと埼玉県には昭和57年に埼玉県教育委員会が作成した「さいたま郷土かるた」がありましたが、その後新しい建物や名所などが増えたこともあり、平成14年に「彩の国21世紀郷土かるた」がリニューアルバージョンとして作られました。
「彩の国21世紀郷土かるた県大会」も開催されており、予選を突破した子どもたちが参加しています。この大会は、勝ち負けが重要ではなく、埼玉から生まれた人々や自然など郷土を心に刻みながら学ぶという姿勢が大切であるとされています。

彩の国21世紀郷土かるた - 埼玉県教育委員会

島根県の郷土かるた「島根郷土かるた」

via www.naniwa-i.com

3つ目にご紹介するのは島根県の郷土かるた「島根郷土かるた」です。
「出雲大社に初詣」からはじまるこのかるたは、なんと昭和7年に発売されたものの復刻版。復刻のきっかけは島根郷土かるたに関する新聞の投書であったそうです。
こちらのかるたには、島根県の歴史や名所などが一枚一枚にどこか時代を感じる懐かしい絵柄で描かれています。読み札の裏側には取り札の絵についての解説がついていますので、かるたで遊びながら、島根について深く知ることができますよ。
おじいさんおばあさんが子どもの頃に遊んでいたかもしれないかるたでお子さまが遊んでいる様子は、感慨深いものがありますね。

島根郷土かるた★：山陰松江温泉宍道湖松江しんじ湖温泉旅館┃なにわ一水のだんだんブログ

山陰松江温泉宍道湖松江しんじ湖温泉旅館┃なにわ一水のだんだんブログ

郷土かるたでお子さまの郷土愛を育んであげたい

via saitamashikoren.web.fc2.com

郷土かるたは、お子さまに自分が今住んでいる地域の歴史や名所・特産品などを遊びながら教えることができる素晴らしいツールです。
お子さまが郷土への興味を持ち、郷土愛を高めてくれるのにもってこいですね。
かるたで楽しく遊んで、その後かるた一枚一枚の場所に順番に行ってかるたの内容を確かめに行くというのは、親子でできる大変に楽しい作業です。

郷土かるたでお子さまの郷土愛を引き出す

今回はその地域ならではの歴史や名所・特産品などを記した、さまざまな地域に存在している郷土かるたについてご紹介いたしました。
お子さまが大好きなかるた遊びに、自分が今住んでいる地域のことが書かれていたらとても喜んでくれるはずですね。
お子さまの郷土への興味と愛情を引き出す郷土かるた。ぜひ親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。