日本から海外に輸出された英語として通じる日本語
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旅行先や留学先、あるいは日本で、日本文化を英語で他の国の人に伝えるシーンは多々あるもの。その際、「こういう日本文化は、『英語』では何というのだろう?」「日本独特のものに対応する『英単語』を知らなければ」と多くの人は思うでしょう。
ですが、外国人にそのまま通じる日本語は意外とたくさんあります。
筆者は西オーストラリア州パース在住ですが、英語環境であるこちらの生活で、多くの「日本語」が、会話中にそのまま登場して驚くことが何度もありました。すでに、日本独特のものを表す単語として認知されているので、英語でまわりくどく説明するよりも、ずっと伝わりやすいのです。
ではいったい、どんな「日本語」が知られているのでしょうか?筆者の住むオーストラリアで、よく使われている単語を紹介します。
ですが、外国人にそのまま通じる日本語は意外とたくさんあります。
筆者は西オーストラリア州パース在住ですが、英語環境であるこちらの生活で、多くの「日本語」が、会話中にそのまま登場して驚くことが何度もありました。すでに、日本独特のものを表す単語として認知されているので、英語でまわりくどく説明するよりも、ずっと伝わりやすいのです。
ではいったい、どんな「日本語」が知られているのでしょうか?筆者の住むオーストラリアで、よく使われている単語を紹介します。
日本の創作文化
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アニメや漫画は、英語圏でも若者を中心に人気が高い、日本の代表的な文化です。
英語では一般的に、漫画のようなスタイルの表現を comics と呼びますが、「日本独特のマンガ」を指す時は manga がよく使われます。同じように、アニメは英語で animation ですが、anime と言うと「日本のアニメ」を指します。
オーストラリアでは、manga や anime といえば、ドラゴンボール、ポケモン、ナルト、セーラームーン、ドラえもん、スタジオジブリ作品などの認知度が高いようです。
また、世界的に有名な日本の創作文化といえば、「折り紙」を思い浮かべる人も多いでしょう。折り紙は英語で paper folding と言いますが、「日本の折り紙」は、 origami という単語で知られています。折り紙用の正方形の紙は、origami paper と書かれて売られています。
日本の食文化
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英語圏では「日本の食文化」もたいへん人気です。ここオーストラリアでも、日本食を提供する飲食店は増えています。
日本食として人気が高いのは、ラーメン(ramen noodle)、寿司(sushi)、てりやきチキン(teriyaki chicken)など。天ぷらは tempura ですが、発音が「テンピューラ」という感じで日本語とは少し違います。また、日本スタイルの「弁当」は、bento box という英語になっています。
また、「抹茶」は、英語でも matcha として広まっています。近年の欧米のヘルシー志向の高まりに伴い、matchaを取り入れたドリンクやスイーツをメニューに出すお店が増えています。
筆者が面白いと思ったのは、「枝豆」がこちらの人に意外と人気なこと。食や日本文化に関心がある人は、edamameという言葉を知っていることも多いです。
日本の伝統的な文化
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海外の人にとって、「日本らしいもの」といえば、やはり忍者(ninja)や侍(samurai)のイメージは強いようです。これらの言葉は、アニメやレゴの「ニンジャゴー」の影響もあってか、子どもにも認知度が高いです。「日本刀」のことは、samurai sword (swordは剣、刀)と言うとピンとくる人が多いです。
また、「着物」は、kimono として、日本の伝統的な衣装であると知られています。
日本の伝統的なスポーツの代表は「相撲」ですね。相撲は sumo wrestling と英語で表現されます。お相撲さんのことは、sumo wrestler です。
他の国の人が、日本の何に興味をもっているかがわかる
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オーストラリア在住の筆者が、こちらで認知度が高いと思う日本語の単語を中心に紹介しました。
もちろん、このような「日本語」の認知度は、地域や国、個人の興味や関心によって、異なります。しかし、相手が日本文化に少しでも興味のある人ならば、このなかの多くは知っているのではないでしょうか。
「英語として知られている日本語」を通して、他の国の人たちが日本のどんな点に興味をもっているのか、海外からの視点を知ることができます。英語でのコミュニケーションにも役に立つのではないでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。