2017年10月24日 公開

年子の育児、大変なところと良いところ

「年子育児」と聞くと、「とにかく大変そう」というイメージが強いですよね。でも、年子にはたくさんの喜びやメリットもあるんです。ここでは年子育児の苦労や長所をご紹介。パパママの負担を無理なく減らし、家族笑顔で毎日を乗り切りましょう。

年子育児のここが大変!

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年子育児の苦労は、「双子より大変」と言われるほど。年子育児は体力勝負です。

下のお子さまが生まれるころ、上のお子さまはようやく1歳~1歳半ですから、いたずら盛りでまだまだ目が離せません。そんな上のお子さまを気にかけながら、24時間昼夜問わず迫ってくる授乳、おむつ替え、抱っこ……。家事や育児の負担は家族でうまく分散しなければ、どんどん疲れがたまってしまいます。

また、手がかかる下のお子さまにかかりきりになってしまいがちですが、上のお子さまもまだまだママやパパに甘えたい年頃。下のお子さまのお世話をしながら上のお子さまの心もケアする、そのバランスをうまくとることが大変なのです。

メリット1:手が離れるまでが早い

大変なことばかりと思われる年子育児ですが、もちろんメリットもあります。

まず1つめは、「子育てが一気に終わる」ということ。どんなに大変な育児の日々も、子どもたちが大きくなれば必ず終わる日が来ます。年が近いと小さいころに大変な分、手が離れるのも同時期。

子どもたちが大きくなれば、パパママも自分の時間を楽しみやすくなるでしょう。お仕事をされているママも、早くに本格的な復帰がかないます。

メリット2:赤ちゃん返りしにくい

2つめのメリットは、上の子が赤ちゃん返りしにくいこと。下のお子さまが生まれても、上のお子さまもまだ1歳と幼いため、訳のわからないまま妹や弟ができることになります。そのため、ママやパパをとられた嫉妬よりも、小さな赤ちゃんへの興味のほうが強いのです。

また、年子だと遊び方もそこまで違いがありません。下のお子さまが遊べる年になれば一緒に遊んでくれるので、ママやパパは助かるのではないでしょうか。大切な我が子が仲良く遊んでいる姿は、とても愛おしいものです。

上の子をたくさん褒めましょう

GOLFX/shutterstock.com
年子育児を楽しくするためには、上の子を褒めることがなにより大切です。年子育児のポイントは、上のお子さまの心のケア。上のお子さまが何か上手にできたときは、言葉をつくして思い切り褒めてあげましょう。

また、ときに下のお子さまの「泣き」を諦めることも必要です。もちろん、授乳やおむつ替えなど、泣いている理由として考えられるものはすべてやっておきましょう。

年子育児は、どうしても下のお子さまにかまっている時間のほうが長くなってしまうものです。上のお子さまが寂しい思いをしないよう、スキンシップや声かけは意識的に行ってあげてください。

ときには「手抜き」も必要

もう1つのポイントは、家事の手を抜くこと。年子の子どもたちの育児に追われているなか、家事を完璧にこなすのはかなり大変です。そんなときは思い切って家事の手を抜きましょう。

なにもかも完璧にしようとして疲れ切ったママより、多少手を抜いてもいつも笑顔でいてくれるママのほうが、子どもたちもきっと嬉しいはずです。

パパや周りの家族にも、頼れる人がいたらどんどん頼ってください。年子育児は、周りの協力と理解がとても大切なのです。

毎日の育児を笑顔で乗り切ろう

年子でも、双子でも、一人っ子でも、育児というものはみんな大変です。でも、どんなに大変でも、我が子はかわいくて愛おしいもの。

ママやパパもうまく手を抜いて息抜きをすることで、ずっと気持ちが楽になることがあります。お子さまと一緒に笑顔で過ごせるライフスタイルをつくりましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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takahashi takahashi  20代前半のママです。 みなさんのお役に立つ情報を発信できればと思います。