2018年5月18日 公開

親子で笑って楽しめる!5歳児におすすめの絵本5選

心あたたまるストーリーやドキドキワクワクするストーリーを楽しめる絵本もいいけれど、単純に思いっきり笑える絵本も良いものです。知能がぐんと発達する5歳児。たくさん笑って、さらに脳を活性化させましょう!親子で楽しいひとときを過ごせる笑える絵本を5冊紹介します。

あ、忘れものだよ!「かものはしくんのわすれもの」

タイトル:かものはしくんのわすれもの
著者:かないずみ さちこ(作・絵)
出版社:大日本図書
今日はおばあちゃんの誕生日。かものはしくんはプレゼントを届けに出発します。ところが、その途中でどんどん忘れものをしていって……?

読み聞かせると、はじめのうちは、筆者の息子も「あー、忘れちゃってるねー」という反応だったのが、繰り返される忘れものの数々に、「もう、まただよー!」とどんどん顔がにやけていきました。

忘れものをするたびに変わっていくかものはしくんの外見と、最後に忘れてしまったものに注目です。

ゆるいノリを楽しんで「ぼちぼちいこか」

タイトル:ぼちぼちいこか
著者:マイク・セイラー (作)、ロバート・グロスマン (絵)、今江祥智(いまえよしとも)(訳)
出版社:偕成社
のんびり屋で大きな体のカバくんが、次々にいろいろなものに挑戦しては失敗していくストーリー。翻訳された関西弁が何ともいい味わいを出しています。
「ぼく、消防士になれるやろか。」でも「なれへんかったわ。」「船乗りはどうやろか。」と意気込んでも「どうもこうもあらへん。」「ピアニストになるちからはー ありすぎやったな。」
いろいろな仕事に挑戦するたびに、体の大きさや重みのせいでものを壊したり失敗してしまうカバくん。それでも前向きに次へと進むカバくんの雰囲気と関西弁が、見事にマッチしています。

ページをめくるたびに「壊しちゃってる!」「また失敗してる!」とどんどん笑いが大きくなっていきます。

いくら失敗を重ねても落ち込むことなく、マイペースなカバくんには、親もきっと癒やされるはず。関西弁になじみがない方にも、ぜひ読んでみてほしい絵本です。

大きな魚の結末は?「11ぴきのねこ」

タイトル:11ぴきのねこ
著者:馬場のぼる(作)
出版社:こぐま社
大人気の「11ぴきのねこ」シリーズの第一作目の作品です。

おなかを空かせたねこたちが、みんなでおなかいっぱい食べられるという大きな魚をつかまえに行きます。みんなで協力してつかまえたお魚を持ち帰るはずが……。

笑いながらビフォー&アフターを何度も見たくなる絵本です。

じわじわ笑いがこぼれてくる「ロージーのおさんぽ」

タイトル:ロージーのおさんぽ
著者:パット・ハッチンス (作)、わたなべ しげお (訳)
出版社:偕成社
にわとり小屋から、にわとりのロージーがてくてくおさんぽに出かけます。あれあれ、後ろからキツネがにわとりを狙って追いかけてきているよ……?

文章では語られないキツネに振りかかる惨事。絵でストーリーが語られる、絵本ならではの作品です。

はじめは「どういうこと?」となるお子さまもいるかもしれませんが、よーく絵を見ているうちに、クスクス笑いがこみ上げてくるはず。

さて、ロージーは無事帰ってこられるのでしょうか?

ゲラゲラ笑える「うえきばちです」

タイトル:うえきばちです
著者:川端 誠(作)
出版社:BL出版
ここにひとつある植木鉢。さて、ここに種を埋めました。出てくるのは何でしょう……?

筆者が幼稚園児6人程度に読み聞かせたとき、全員からゲラゲラ笑いがわき起こった絵本です。

絵のインパクトも強いです。文章におもしろさが隠れているのですが、最初は意味がわからなくても絵だけで笑えるパワーを持っています。とにかく親子で笑いたいときにおすすめです。

親子で笑える絵本タイムを!

ご紹介した5冊はクスクス・ゲラゲラ笑えるものばかりで、筆者の子どもが5歳のときに特にお気に入りだった絵本たちです。なんとなく子どもの元気がないなと感じたときや、読み聞かせをする親がちょっと疲れているときに読む絵本としても、ぴったりですよ。

親子で笑い合うと、大人にとってはいいリフレッシュになります。子どもにとっても、声を出して笑うことは、脳にとてもいい刺激を与えてくれます。

今回ご紹介した絵本とともに、ぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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卯岡若菜 卯岡若菜  さいたま市在住のフリーライター。2学年差の食欲オバケの息子ふたりを子育て中。元書店員・雑貨店員で、絵本・児童書・子供のおもちゃが好き。ほぼワンオペ育児の中、母ひとりでもガマンせずに子連れであちこち出かけています。