2017年1月16日 公開

幼児のお弁当作りのポイントとは?年齢別のおすすめメニュー

毎日の献立を考えるのは大変ですが、お子さまが登園するようになると、さらにお弁当のメニューにも悩まされるようになります。特にお子さまが小さいと、どんなお弁当を用意すべきかよくわからないもの。今回はお弁当作りのポイントを、1歳から6歳までの年齢別にご紹介します。

何を用意したらいいの?離乳食後期のお弁当

1歳を過ぎたお子さまは、離乳食から普通食へ移行する時期にあたります。家庭によっては幼稚園・保育園にも通うようになり、徐々に外食する機会も増えるでしょう。

この時期のポイントはなんと言っても、赤ちゃんが食べやすいもの、手づかみで食べられるようなものを用意すること。ひと口大のおにぎりやミートボール、ちぎったパンをスープに浸して食べたり、そのまま食べられる果物などが便利です。

この時期は、まだ外だと緊張してあまりものを食べないこともあるので、積極的に子どもが好きなものを入れてあげましょう。さらにいつもは食べる献立でも、冷えていると食べないといったこともあるので注意が必要です。

食べやすさを重視!2歳のお弁当

離乳食からは完全に卒業し、食べるものもだいぶ大人に近づいて、パパママにとってもごはんの作り甲斐がある2歳頃。とはいえこの時期も、まだバランスなどよりも食べやすさを重視した方がいいでしょう。

彩りやバランスを重視するあまり、食べ慣れないものが入っていたり、食べきれない量になったりしてはいませんか。量は少なめからスタートして、徐々に適量に調整しましょう。

中身もまだまだ子どもが好きなものを入れてあげたいところです。ひと口大に切ったハンバーグや卵焼きを中心に、栄養が取れる具材をおにぎりに混ぜるのも良いでしょう。さらにゼリーのようなお楽しみのデザートをつけてあげれば子どもは喜んで完食してくれるはずです。

幼稚園で毎日お弁当の子も!3・4歳のお弁当

この頃には食べる内容も大人と変わらなくなってくるため、その点では献立も作りやすくなります。3歳にもなればいわゆる「キャラ弁」などで目も舌も楽しませられるようになりますが、幼稚園などで毎日持たせる場合、肩肘張りすぎたお弁当は長続きしません。

やはり定番のおにぎり、卵焼き、タコさんウィンナー、具を詰めたちくわ、ハンバーグなどを中心に考えましょう。また最近の冷凍食品は、肉に限らず野菜の商品も豊富にあります。一品追加したいときなどは、冷凍食品をうまく利用するのもおすすめです。

もうちょっとで小学生!5・6歳のお弁当

5、6歳ともなると食べる量もかなり増えてくるので、お弁当箱は400ml程度かそれ以上のサイズを用意してあげてください。栄養バランスを重視し始めたお弁当も食べられるようになり、その点では大人に作るようなお弁当と大差はありません。ただし、完食してもらうためにも子どもが好きなものを何かひとつは入れてあげましょう。

まず食育の観点から緑・赤・黄・黒のおかずを入れます。緑に関してはブロッコリー・ホウレンソウ・ピーマン、赤はプチトマト・ニンジン・ベーコン、黄はチーズ・コーン・かぼちゃ、黒はひじき・海苔・黒ゴマといったものをローテーションで活用すると便利です。野菜は小さじ1杯程度のごま油やバターでさっと炒めて味付けしてあげると子どもは喜びます。野菜の苦手な子でもこれなら食べやすいでしょう。

さらにこの頃は、見た目にも楽しくできると子どもはなおさら喜びます。タコさんウィンナー、ウサギリンゴといったちょっとした遊びがあると、子どもはお弁当を開けることを毎日楽しみにしてくれるはず。お弁当のりんごは時間の経過による変色が気になりますが、切った後塩水に漬けておくことで色が変わるのを防ぐことができます。

幼児のお弁当作りに便利なグッズ

幼稚園児であれば、毎日お弁当持参というケースも少なくありません。毎日のこととなるとおかずのレパートリーも尽き、毎回かわいく仕上げるのは至難のわざ。お弁当づくりが苦手という声もよく耳にします。幼児のお弁当を簡単にかわいく仕上げるためには、便利な専用グッズをそろえみましょう。

ピック

ウインナーやミートボールに挿して使うかわいいピック。子どもが指でつまんで食べやすくなるほか、お弁当全体の見た目も華やかになるためおすすめです。最近では、ミートボールに挿すだけで風船に見えるものや、カラフルな動物たちがおかずの隙間からちょこんと顔をのぞかせているように見えるピックもあります。

型抜き

茹でたにんじんやハムをハートや星型にカットできる型抜きは、お弁当グッズの定番商品。厚みのある食材だけでなく、焼きのりのような薄い食材をカットできるような専用のものも販売されています。

ウインナーカッター

押し当てるだけでウインナーに切り込みが入れられるウインナーカッターは、忙しい朝に便利です。スタンダードな斜め切りだけでなく、カニ型やタコ型にできるものもあります。

スピードおにぎり型

型にご飯を詰めることで、さまざまな形のおにぎりが作れるアイテムです。定番の三角型や俵型はもちろん、キティちゃんやミッキーなどキャラクターの形にできるものもあります。「キャラ弁を作ってあげたいけれど、自力ではちょっと……」という方にもぴったり。

三角型の定番タイプであれば、詰めるだけで一度に6個程度のおにぎりが作れるものもあります。子どもの人数が多いときや、運動会などの行楽弁当のときにも重宝するでしょう。

デコふりかけ

お弁当の色合いが足りないときや、キャラ弁作りをするときに便利なのが、混ぜるだけでご飯がかわいい色に変身するデコふりかけです。色とりどりのおにぎりに子どもも喜んでくれることでしょう。

アイディア海苔

すでに何かの形にカットされている海苔も人気があります。おにぎりに貼りつけるだけでサッカーボールに似せることができるものや、海苔にキャラクターの絵柄が描かれているものもあります。アイデア海苔を使うだけでお弁当が凝った印象になるため、手先が不器用なパパママにもおすすめです。

電子レンジ調理具

専用の容器に卵液を入れて混ぜ、電子レンジで加熱するだけで簡単に玉子焼きが作れる調理具があります。ドタバタと忙しい朝の頼れるアイテムです。青のりや刻んだフライドポテトなどを具材に入れてアレンジするのもOK。

子どもの好きなものを重視して、完食できるお弁当を

子どものためのお弁当に、毎日悩んでしまうパパママは多いもの。最初のうちはバランスや彩りよりも、まずは完食してくれることを考えましょう。栄養メニューやキャラ弁などは二の次で、子どもが好きなものをおいしく楽しく食べられることが第一です。5、6歳頃には大人に考えるのと同じようなメニューでもほとんど問題ありません。

また子どもがお手伝いできるようになったら、一緒におにぎりをにぎったり、お弁当箱に詰めたりと手伝ってもらいながら作るのも良いですね。子どもがおいしく食べる姿を思い浮かべながら、無理なく工夫してあげてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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kokoko kokoko  やんちゃな二人と楽しみながら試行錯誤の毎日です。料理、美容、子育ての情報に興味あり。