2018年6月16日 公開

トンボの捕まえ方のコツとは?子どもと一緒に虫捕りに挑戦

5月頃から夏にかけてはトンボの季節。田んぼや川の周辺に群をなして飛んでいるトンボを捕まえてみませんか?捕まえ方にはいくつかコツがあり、コツさえ押さえれば子どもでも捕まえることができます。今回は素手、網、道具を使ってトンボを捕まえる際のポイントをご紹介します。

トンボがよくいるのはどこ?

トンボの生息地は、種類によって異なります。日本だけでも200種近くに上ると言われており、生態もさまざま。しかし、ほとんどのトンボは平地から山地の川沿いや湖畔、水田の付近で見つけることができます。

幼虫のときに淡水で暮らす種の多くが、成虫になっても水のある場所を好むことがその理由。

比較的人間の目につきやすい場所に生息しているため、トンボに出会うことはさほど難しいことではありません。お散歩がてら、田んぼや川などの水場に足を運んでみましょう。

素手で捕まえる方法

素手でトンボを捕まえるときのポイントは、近づき方と持ち方です。

近づくときは、ゆっくりと蛇行しながら歩み寄るのがコツ。トンボに向かって一直線に進むとびっくりして逃げてしまいますが、右に左に移動しながらゆっくり近づくと、トンボがその動きをなかなか認識できないため捕まえやすくなります。

ゆらゆらと揺れながらそっと近づいたら、親指と人差し指を使い一瞬で羽を挟んで捕まえましょう。

網で捕まえる方法

網で捕まえるときのポイントは、トンボが入ったあとに、焦って網をすぐ地面に伏せないことです。まだトンボが入り口の近くにいた場合、隙間から逃げ出してしまうことも。

より確実にゲットするには、飛んでいるトンボの横からさっと網をかぶせたあと、8の字を描くように空中で回してから、トンボが入っている網の入り口をふさぐようにしましょう。トンボが網の奥の方へ移動するので、逃がしづらくなります。

網をかぶせる前は、あわてずゆっくり動くのがコツです。素早い生き物ではないので、落ち着いて移動すれば問題ありません。

道具を使って捕まえる方法

長さ約1mの糸の両端に、紙で包んだ小石を括り付けた「ブリ」。この道具をトンボが飛んでいるところに目がけて投げる方法もあります。ぜひ道具づくりからお子さまと一緒に挑戦してみてください。

小石を虫だと思い込んだトンボが小石に飛びつき、そのまま糸に絡まって落ちてきます。子どもでも簡単に作れて、扱いも難しくありません。

自分が作った道具でトンボを捕まえることができれば、喜びも倍増でしょう。

トンボを捕まえてみよう

あっという間に逃げてしまう印象のトンボも、コツを掴めば意外と捕まえられるもの。これからの季節はたくさんのトンボを見ることができるため、親子でトンボ捕りに出かけてみませんか。

トンボは首が脆く、捕まえるときに首へ固いものを当てると簡単に取れてしまうため「優しくしてあげてね」と声をかけておきましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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さた なつみ さた なつみ  ゆるっとした日常を夢見るフリーライター。田舎暮らしのせいか人よりのんびりしていると言われます。アウトドアも好きだし、インドアも好きです。