学びがいっぱい!の野井先生の講演
月3日午後2時半から、東京都美術館講堂にて行われた「元気は自分で作れる!からだの元気大作戦!~光・暗闇・外遊びのすすめ~」の講演。
子どもが自ら早起きして朝食を食べ、たっぷり外遊びして早寝するようになる魔法のような時間でした。
セロトニンとメラトニンというホルモンと、その働きや早寝早起き朝ごはんとの関係をわかりやすく解説。具体的に何をしたらいいの…ということで、太陽をよく浴び、運動することや深呼吸などの方法も提案いただきました!
「セロトニンのことは知っていましたが、改めて、その働きと、早寝早起き朝ごはんとの関係、メラトニンに変わることなどを知ることができておもしろかったです」(6歳男の子の親)
「子どもたちに向けて話してくれ、まず「できそうなことから」というのがよかったです。全部できないとプレッシャーに感じるので。できることからやってみようと思います」(10歳以上女の子の親)
「歩くこと、深呼吸すること心がけたいと思います」(10歳以上男女兄弟の親)
「深呼吸、運動、太陽でセロトニンを増やします!」(10歳以上、男の子の親)
子どもが自ら早起きして朝食を食べ、たっぷり外遊びして早寝するようになる魔法のような時間でした。
セロトニンとメラトニンというホルモンと、その働きや早寝早起き朝ごはんとの関係をわかりやすく解説。具体的に何をしたらいいの…ということで、太陽をよく浴び、運動することや深呼吸などの方法も提案いただきました!
「セロトニンのことは知っていましたが、改めて、その働きと、早寝早起き朝ごはんとの関係、メラトニンに変わることなどを知ることができておもしろかったです」(6歳男の子の親)
「子どもたちに向けて話してくれ、まず「できそうなことから」というのがよかったです。全部できないとプレッシャーに感じるので。できることからやってみようと思います」(10歳以上女の子の親)
「歩くこと、深呼吸すること心がけたいと思います」(10歳以上男女兄弟の親)
「深呼吸、運動、太陽でセロトニンを増やします!」(10歳以上、男の子の親)
特に、すぐに取り入れられることとして人気があったのが「外遊び」と「早寝には、暗闇が重要」というメッセージです。
早く寝るためにできること……
「子どもにもとてもわかりやすく説明いただきました。寝る前のリビングの照明を暗くしてみようと思います」(5歳と9歳兄弟の親/つちや)
「テンポよく話がイラストと共に進んで楽しかった。夜はテレビとパソコンの時間を減らし、暗闇を増やそうと思いました」(5歳、7歳、10歳以上の兄弟の親/アネモネ)
「5歳の子と飽きずに聴けました。子どもにもわかりやすく、親子で楽しめました。私は明るい電気が苦手で、夕食が終わると間接照明のみにしていますが、それは娘の早寝につながっていることがわかり、よかったです」(4歳以下、5歳姉妹の親)
「テンポよく話がイラストと共に進んで楽しかった。夜はテレビとパソコンの時間を減らし、暗闇を増やそうと思いました」(5歳、7歳、10歳以上の兄弟の親/アネモネ)
「5歳の子と飽きずに聴けました。子どもにもわかりやすく、親子で楽しめました。私は明るい電気が苦手で、夕食が終わると間接照明のみにしていますが、それは娘の早寝につながっていることがわかり、よかったです」(4歳以下、5歳姉妹の親)
たくさん外遊びして太陽を浴びて身体を動かすとセロトニンが増える!
「客席を巻き込んでいて、話に引き込まれた。なるべく早く寝かせるようにしようと思った。また、晴れた休みの日は、公園などで外遊びをさせようと思った」(4歳、7歳姉妹の親/ほたる)
「先生のお話に子どもが大笑いで食いついていました。まずは外遊びをしてみようと思いました」(5歳、9歳兄弟の親/との)
「先生のお話に子どもが大笑いで食いついていました。まずは外遊びをしてみようと思いました」(5歳、9歳兄弟の親/との)
野井先生が子どもたちや親の質問に回答!
その他、会場で寄せられたたくさんの質問の中から、先生に5つじっくり回答していただきました。
回答者:野井真吾(日本体育大学体育学部健康学科教授)
野井真吾先生は日本体育大学体育学部健康学科教授で、子どものからだと心・連絡会議議長を務められています。専門領域は、学校保健学、教育生理学、発育発達学、体育学。大学での研究活動、講義以外にも、全国の学校や機関で講演活動を行い、先生・親・子どもたちからも多くの支持を集めていらっしゃいます。
休日の寝だめはやめたほうがいい?
Q:寝だめはできないとのことでしたが、疲れをとるという意味では休日多めに寝ることは意味があるのでしょうか?平日にきちんと寝る時間をとれるのが理想ですが、共働きでなかなか早く寝かせられない日もあるので…。
(4歳、7歳姉妹・ほたる)
A:もちろん、休日に多めに寝ることもやむを得ないと思います。ただ、あまりにもその時間差がある場合は、やはり平日の睡眠をしっかり確保することを考える必要があると思います。最近は、「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェット・ラグ)」ということの問題性も少しずつ明らかになってきています。どうぞ、頑張りすぎずに、理想の睡眠(休養)を追求してみてください。(野井真吾先生)
(4歳、7歳姉妹・ほたる)
A:もちろん、休日に多めに寝ることもやむを得ないと思います。ただ、あまりにもその時間差がある場合は、やはり平日の睡眠をしっかり確保することを考える必要があると思います。最近は、「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェット・ラグ)」ということの問題性も少しずつ明らかになってきています。どうぞ、頑張りすぎずに、理想の睡眠(休養)を追求してみてください。(野井真吾先生)
メラトニンが消えたらどこに行くの?
Q:メラトニンがきえてどこへいくんですか。(7歳男子・ひでみん)
A:メラトニンは、体内で活用された後は、基本的に尿(おしっこ)として体外に出ていきます。でも次の日は、昼間、光を浴びてからだを動かし、夜、少し暗いところで過ごすことによって、またセロトニン、メラトニンはできあがってきますので、安心してください。 (野井真吾先生)
A:メラトニンは、体内で活用された後は、基本的に尿(おしっこ)として体外に出ていきます。でも次の日は、昼間、光を浴びてからだを動かし、夜、少し暗いところで過ごすことによって、またセロトニン、メラトニンはできあがってきますので、安心してください。 (野井真吾先生)
運動の習い事と睡眠や食事・入浴の時間のバランス
Q:小1の息子が夕方空手教室に通っているのですが、8時に寝かせたいのですが、夕食は運動直後でも大丈夫でしょうか。それとも運動前がいいのでしょうか(空手教室は午後5〜6時、大会前は5〜7時)。また、食べてすぐの入浴はからだによくないと聞いたことがあるのですが、30分くらいあければ大丈夫ですか?(6歳男子・リースリング)
A:生活習慣は毎日のことです。そのため、無理な目標を立てても、なかなか理想の生活リズムを実現することはできないと思います。また、現在の生活で元気に過ごせているのであればそれほど問題はないと思います。まずは、できる範囲の取り組みということで、現在の生活で同じリズムを刻むことに心がけてみてはいかがでしょうか。「頑張りすぎずに」を念頭に、理想の生活を追求してみてください。(野井真吾先生)
A:生活習慣は毎日のことです。そのため、無理な目標を立てても、なかなか理想の生活リズムを実現することはできないと思います。また、現在の生活で元気に過ごせているのであればそれほど問題はないと思います。まずは、できる範囲の取り組みということで、現在の生活で同じリズムを刻むことに心がけてみてはいかがでしょうか。「頑張りすぎずに」を念頭に、理想の生活を追求してみてください。(野井真吾先生)
昼寝は…?
Q:昼寝とセロトニン及びメラトニンの関係を教えてください。(10歳以上男子・ペンネームなし)
A:実は、昼寝に関する研究はあまり進んでいません。ただ、あまりにも長い昼寝で夜なかなか眠れなかったという経験は誰にでもあるものです。そのため、夜間睡眠を阻害してしまうような昼寝は避けた方がいいと思います。明確なお答えができず、申し訳ありません。(野井真吾先生)
A:実は、昼寝に関する研究はあまり進んでいません。ただ、あまりにも長い昼寝で夜なかなか眠れなかったという経験は誰にでもあるものです。そのため、夜間睡眠を阻害してしまうような昼寝は避けた方がいいと思います。明確なお答えができず、申し訳ありません。(野井真吾先生)
元気がありすぎて……
Q:元気はありすぎるほどあるのですが、じっと座っていられず姿勢が悪かったり、イスからすべりおりるような格好をしたり…。それも改善されるのでしょうか。(6歳男子・ペンネームなし)
A:特別な病気や障がいでない限り、基本的には改善できると思います。そのことは、おとなになっても食事中にじっと座っていられなくて立ち歩いてしまう人や椅子から滑り落ちている人がいないことが教えてくれていると思います。きっと「動く」ことが発達に必要な時期なのだと思います。発達のために必要な欲求(発達欲求)と考えると、それほど気にもなりません。いかがでしょうか? (野井真吾先生)
A:特別な病気や障がいでない限り、基本的には改善できると思います。そのことは、おとなになっても食事中にじっと座っていられなくて立ち歩いてしまう人や椅子から滑り落ちている人がいないことが教えてくれていると思います。きっと「動く」ことが発達に必要な時期なのだと思います。発達のために必要な欲求(発達欲求)と考えると、それほど気にもなりません。いかがでしょうか? (野井真吾先生)
最後に
もっと先生の考えを知りたい、早寝早起き朝ごはんを実現するコツを知りたい方は是非、先生の本を参考にしみてくださいね。
【早寝早起き】が子ども自らできるようになる野井先生の本を紹介

日本体育大学教授の野井真吾先生の本を紹介しています。最近の子どもは「すぐ疲れた」「やる気が出ない」「夜眠れない」と言いがち。悪い生活習慣を止め「早寝早起き朝ごはん」を実践するため、親向けの本と、子どもが自ら考え、行動に移す秘訣を教えてくれる子ども向けの本があります。
大盛況の「上野の森親子ブックフェスタ2018」イベントレポート

2018年5月3〜5日、東京・上野恩賜公園で「上野の森親子ブックフェスタ2018」が開催。Chiik!編集部も参加し、飛び出す絵本を無料で作成できるワークショップを行った様子をレポートはこちら。野井先生の講演についてもご紹介しています。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。