2018年9月5日 公開

ベビーソープ(ベビー石けん)の選び方!子どもの肌に優しいおすすめの石けん

おむつやお洋服などに合わせて、出産前に準備しておきたいものがベビー石鹸です。赤ちゃんのデリケートな肌を清潔に守るベビー石鹸は、たくさんの種類が販売されています。ベビー石鹸のタイプや成分を知り、赤ちゃんの肌や使い勝手のいいものを選ぶようにしましょう。

ベビーソープ(ベビー石鹸)とは?

ベビーソープの多くは全身用の石鹸となっており、赤ちゃんの頭から体まで洗えます。じっとしていない赤ちゃんの入浴のお世話を短時間で済ませるには、大変便利です。

とはいえ、ベビーソープは種類もさまざまで、何を選んでいいか迷ってしまうもの。ベビーソープにはどのような種類があり、具体的にどのような役割をもっているのでしょうか。

肌を清潔に保つために必要

赤ちゃんのお肌は、大人の半分ほどの厚さしかなく大変デリケート。特に生後3~4カ月頃までの赤ちゃんは、皮脂の分泌が多く肌トラブルを起こしやすく、皮脂の分泌以外にもよだれやミルクなど、赤ちゃんの肌は常に汚れの刺激を受けやすい状態になっています

皮膚に汚れが残ると肌トラブルを起こしやすいため、赤ちゃんの肌はいつも清潔に保つ必要があります。しかし、大人用の石鹸では刺激が強すぎることも。

ベビーソープは赤ちゃんの肌にも優しい成分で、しっかり汚れを落とすことができ、赤ちゃんの肌を清潔に保つためには欠かせない存在なのです。

ベビーソープはいつからいつまで必要?

ベビーソープは新生児の沐浴から使用できるものがほとんどですが、必ず商品の使用の目安を確認しましょう。「ベビー」と付くため2歳頃には使用をやめるパパママも多くいますが、使用できなくなる時期というものはありません。

子どもの肌の敏感さには、個人差があります。年齢に関わらず、大人と同じせっけんを使っても刺激にならないと判断できるまでは、ベビーソープを使用していいでしょう。

ベビーソープの種類

ベビーソープは、多くの商品が販売されています。タイプごとに使い勝手やメリットも異なるため、家族が使いやすいものを選びましょう。

固形タイプ

固形タイプのベビー石鹸は、成分がシンプルであることから、赤ちゃんにはメリットが高いと考えられています。レトロなパッケージで馴染み深い牛乳石鹸も、赤ちゃんに使える固形石鹸のひとつです。

固形石鹸には、無添加やシアバター配合など赤ちゃんの肌を守るためのこだわりがある商品も多く、肌が弱いパパママの洗顔にも使用できます。また、欠片となる最後まで使いきれる固形石鹸は、コストパフォーマンスも抜群です。

液体タイプ

保湿成分が多く含まれる液体タイプは、汚れを落としながら赤ちゃんの肌に潤いを与え、乾燥から守ることができます。また、ワンプッシュタイプの商品も多く、赤ちゃんを抱いていても量の調節が簡単。香りが長持ちするというメリットもあります。

泡タイプ

最近のベビーソープは、泡タイプが主流となっています。赤ちゃんのデリケートな肌を洗うときは、きめの細かい泡で優しく汚れを落とすことがポイントです。泡タイプのベビーソープはポンプ式なので、ワンプッシュでふわふわの泡が出て肌への負担を軽減。手早く赤ちゃんを洗いあげることができます。

赤ちゃんの肌に合ったベビーソープの選び方

ベビーソープはタイプごとにメリットが異なりますが、その成分にも注目してみましょう。赤ちゃんのデリケートな肌に合った、ベビーソープの選び方を紹介します。

弱酸性・アルカリ性

人の肌は弱酸性に保たれています。皮膚に余計な刺激を与えず、負担も少ないことから弱酸性の石鹸は、赤ちゃんにもおすすめ。

しかし、洗浄力を考えるとアルカリ性の方が高い効果を発揮します。アルカリ性の石鹸は、酸性の皮脂汚れを中和させて落とすことが可能。合成界面活性剤を使用せず、しっかり汚れをきれいにできるため、無添加石鹸の多くはアルカリ性となっています。

成分の見方

多くの石鹸には、洗浄力を高めるために合成界面活性剤が使用されています。肌に悪いイメージをもたれがちですが、アミノ酸系洗浄成分のように高い保湿効果があり、刺激を少なくしたものもあります。

洗浄力が強すぎる硫酸系や、殺菌力が強いトリクロサンなどの成分に注意しましょう。メーカーによるアレルギーテスト済みかどうかも確認してください。

合成香料や防腐剤にも注意

いい香りがして、長持ちもする石鹸は魅力的ですが、合成香料や防腐剤入りのものは注意が必要です。合成香料や防腐剤の刺激で、アレルギーなどの肌トラブルが心配されます。

香りはパパママにも赤ちゃんにもリラックス効果がありますが、自然由来の香料を使用しているものを選びましょう。

乳児湿疹など肌トラブルの赤ちゃんにおすすめのベビーソープ

乳児湿疹やアトピーなど肌トラブルが気になる赤ちゃんは、ベビーソープ選びにも注意が必要。ベビーソープは、以下のようなものを選びましょう。

●ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれるもの
●洗浄力によって皮膚のバリアを傷付けないもの
●肌を刺激するような余分な添加物が含まれないもの

天然成分でできた石鹸は肌に優しいですが、アレルギーの心配は残ります。念のためパッチテストを行い、安全に使用できるよう努めましょう。

ベビーソープの使い方

赤ちゃんの肌を洗うときは、きめの細かい泡で優しく洗い上げることが大切。石鹸のタイプに関わらず、ふわふわの泡で赤ちゃんの肌を包みましょう。

多くのベビーソープが、目に入ってもしみにくいようになっており、安心して洗えます。また、ベビーソープは泡切れがいいのが特徴ですが、念には念を。洗浄成分をしっかり洗い流すよう心がけましょう。

ベビーソープは手作りできる?

「赤ちゃんの繊細な肌により優しいものをー」と、ベビーソープの手作りを考えるパパママも多いのでは。石鹸は、植物オイルや天然素材で作ることができるため、効能などを考えながら、お好みのベビーソープを作ってみてはいかがでしょうか。

手作り石鹸の安全性

手作り石鹸のメリットは、防腐剤など刺激が強い成分の一切を取り除き、安全性が高い石鹸を作れること。

一般的に、手作り石鹸で使用される苛性ソーダは、扱いに注意が必要な薬品です。ベビーソープとして使う石鹸を手作りする際は、市販の無添加石鹸をおろし金ですりおろして代用することもできますよ。

ベビーソープのよくあるトラブル

思うようにじっとしていない赤ちゃんの体を洗うときは、さまざまなトラブルが起こるもの。ベビーソープのよくあるトラブルを知り、その対処法についておさえておきましょう。

赤ちゃんの肌がかぶれる

ベビーソープの使用で、赤ちゃんの肌がかぶれることがあります。合成成分や洗浄力の強さなど、ベビーソープの成分を確認し、使用を中止しましょう。炎症が強い場合は、皮膚科や小児科の受診も必要です。

ベビーソープの成分以外で肌がかぶれる理由に、すすぎ残しが考えられます。低刺激で泡切れがいいといっても、指と指の間や耳の裏など、洗いにくい場所に石鹸が残っているとかぶれの原因となります。隅々までしっかり洗うよう、気をつけましょう。

赤ちゃんが誤って石鹸を食べてしまう

赤ちゃんが誤って、石鹸を食べてしまうことも。誤飲には、十分に注意が必要です。石鹸を口にした場合、まずは水やミルクを飲ませて、ゆっくり様子を見ましょう。無理に吐かせる必要はありませんが、いつまでも泣きやまなかったり嘔吐を繰り返す場合は、病院に相談してください。

肌に合うベビー石鹸で楽しいバスタイムを

ベビーソープは成分に気をつけ、肌に合ったものを選ぶことが大切です。また、固形や泡など使いやすさを考慮し、ライフスタイルに合ったタイプを探しましょう。

パパママとの楽しいバスタイムは、赤ちゃんにとってもリラックスできる時間です。肌の清潔を守り、保護してくれるベビーソープで親子のスキンシップを楽しんでくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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mokomoko mokomoko  九州出身、群馬県在住の小学生のミックスツインズママです。好きなものは書くこと、読むこと、食べること。今は子育てで蒔いた種を子どもがどんな風に咲かせるのか楽しみな毎日です。