2017年4月4日 公開

自然由来の木で出来たねんど、もくねんさんで造形を楽しもう!

ねんど遊びは手先を動かしたり、カタチをつくったり、子どもの遊びを通した能力発達を促すシンプルな知育玩具。パパママも子どもの頃、よく遊びましたよね。その上、素材が自然素材だと安心です。もくねんさんは鉛筆工場の木の削りくずから出来た、素朴で安心なねんどです。その魅力と遊び方を紹介します。

木で出来たねんど もくねんさん

商品名 :木粉粘土 もくねんさん (300g)
メーカー:北星鉛筆
もくねんさんは鉛筆工場から生まれた、木くずでできているねんどです。
においをかぐと、鉛筆のなつかしいいいにおいがします。

もくねんさんの特徴は
・手にベトつかず扱いやすい
・周囲を汚しにくい
・乾燥すると丈夫な木になり素焼きのような風合いが楽しめる
・乾燥後、「切る」「削る」「穴をあける」「接着する」などさまざまな加工が可能
・燃えるゴミとして処分でき廃棄が簡単
・土に埋めれば微生物の分解力で土に還る

など、自然素材ならではの特徴を持ったねんどです。

北星鉛筆さんを見学しました。

今回、北星鉛筆さんのご協力により、ショールームと工場にお邪魔しました。

もくねんさんの作品の展示

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北星鉛筆さんのショールームには、もくねんさんで作られた作品が多数展示されています。

立体的な絵画、クリスマスリースなど、バラエティ豊かな作品群は、どれも素朴であたたかみを感じることができるものばかりです。

もくねんさんは木のくずでできているので、カタチをつくって乾かせば素焼き風に仕上がります。
それを、木工用ボンドを塗ってツヤを出したり、絵の具や色鉛筆で着色するなどして加工を楽しむことが出来ます。

北星鉛筆さんでは、子どもから大人まで幅広くねんど教室やワークショップを開催されていて、ねんどを使った造形を楽しむ人が少しずつですが増えているようです。

鉛筆神社

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なんと北星鉛筆の敷地内には短くなった鉛筆を供養する「鉛筆神社」があります。

「モノを大切に、感謝して使おう」という思いから建てられたそうですが、こうした思いは、鉛筆の製造工程で発生する木のくずを再利用している「もくねんさん」の商品コンセプトに通じるものがあります。
豊かな現代だからこそ、モノを大事にする気持ちを子どもに伝えたいものです。

もくねんさん

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もくねんさんをパッケージから出したところです。なつかしい鉛筆の匂いがします。
さわってみると、少し普通のねんどよりボソボソしていて、ちぎってみると、やっぱりちょっとだけ固い感じです。それは、やはり木で出来ているから。でも、こねるとやわらかくなります。
そんなもくねんさんですが、だからこそ素朴な味わいを楽しめます。こういう感じも他のねんどには無い良さです。

子育て広場で遊んでみました。

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実際の子どもたちの反応はどうだろう?と思い、「もくねんさん」を子育て広場に持っていって遊んでもらいました。

今回、遊んでもらったのは、埼玉県入間市の子育て広場「あいくる」に遊びに来てくれた子どもたち(とママたち)。年齢は1歳から3歳くらいの小さいお友だちです。

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北星鉛筆さんからワークショップで使われている型をお借りして、遊んでもらいました。

パッケージからもくねんさんを出して手渡すときに、鉛筆の木くずから出来ていることを話すと「ホントだ。鉛筆の匂いがするね。」と声があがりました。すぐにママたちはちぎったり、指先でこねたりして感触を確かめています。こうして素材を匂いや触った感触で確認するのは、子どもに安全なものをといつも意識しているママならではですね。

どうぶつやさかな、のりものなど好きなカタチを選んで、作り始めます。
もくねんさんを少しずつちぎっては型に押し込み、またちぎって押し込み、を繰り返します。

最後にストラップとなる紐を入れて、型からはがすと、、、

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こんな風に出来上がります。
これを2、3日ほど乾かすと、木彫りのストラップみたいな感じになります。

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最初はママたちが作品作りのお手伝いをしてくれていましたが、だんだんと子どもたちもノッてきて、自分たちでどんどん手をだしてくれるようになりました。
子どもたちからは「ちぎるのすき」「はがすのやらせて」「うまくできたよ」などちょっとなかなかの好評価。
ママたちからは「紙ねんどや油ねんどとも違う感触で面白い」「手につかないから小さい子に向いてる」など、もくねんさんならではの特徴を楽しんでもらえたようです。

小さい子どもむけの時間が限られたワークショップなので型を用意しましたが、子どもに自由に造形を楽しんでもらい、もくねんさんをつかった作品づくりにチャレンジしてもらってもよかったかな、と思いました。

もくねんさんでねんど遊びを楽しもう

カラフルで造形のしやすいねんども魅力ですが、また一方で、こうしたもくねんさんのような自然素材のねんども素朴で魅力的なものです。
子どもと一緒に木くずで出来たねんどで遊んでみませんか?
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

岩崎秋親 岩崎秋親  入間川で生まれ育ち子どもと自然を楽しむ3児の父親です。