2017年3月19日 公開

何度読んでも楽しめる!絵本「バムとケロ」シリーズ

大人気シリーズ「バムとケロ」。子どもだけではなく、その世界に惹きつけられている大人も多いようです。ゲラゲラ笑ったり、びっくりさせられたり。そして、読み終わったときはポカポカあたたかい気分に。そんな「バムとケロ」シリーズの魅力や楽しみ方を紹介します!

「バムとケロ」シリーズの魅力

タイトル:バムとケロのなかまたち(既7巻)
著者  :島田ゆか
出版社 :文溪堂
「バムとケロ」シリーズは、たくさんのしかけや小ネタが散りばめられているのが魅力。1度読んだだけでは全部のしかけを発見するのは難しいです。でもそれで、何度も読みたくなってしまうのです。

もちろん、キャラクターも魅力的。しっかり者で世話好きの犬のバムと、無邪気でいたずら好きのカエルのケロちゃん。筆者の息子はケロちゃんが大好きで、このシリーズを読むと「ケロちゃんになりたいよ~」と言います。ケロちゃんがどんなに無茶なことをしても、バムは優しくフォローしてあげます。特に男の子のママは、バムから学べることがたくさんあるかもしれません。

バムとケロのおかいもの

タイトル:バムとケロのおかいもの
著者  :島田ゆか
出版社 :文溪堂
シリーズの中でも人気の高い「バムとケロのおかいもの」。

バムとケロと仲間たちが、月に1度のお買い物にでかけます。市場には八百屋、手芸店、アンティークショップなどのさまざまなお店が。自分たちもお買い物に出かけたつもりで、市場の商品について親子で話すのも楽しいです。

「バムとケロのおかいもの」は、シリーズで最初に、息子が4歳のころ我が家にやってきました。8歳を過ぎた息子が、4歳のころと同じところで笑っています。長く楽しめる絵本なのです。

バムとケロのにちようび

タイトル:バムとケロのにちようび
著者  :島田ゆか
出版社 :文溪堂
シリーズ1作目。雨の日曜日、ケロちゃんが外に遊びに行く前に散らかした部屋をきれいに掃除するバム。そこに、ドロドロに汚れたケロちゃんが帰ってきて、家の中は泥だらけ。そしてまたバムが掃除をする…。

現実にこんなことが起こったら、怒ってしまうママは多いはず。けれども、無邪気で悪意のないケロちゃんは何だか憎めないのです。幼児はケロちゃんに共感。怒りすぎかな?と悩んでいるママは、小さなことは許そうという気持ちになれるはずです。

バムとケロのおいしい絵本

タイトル:バムとケロのおいしい絵本
著者  :八木佳奈(著)/島田ゆか(監修)
出版社 :文溪堂
「バムとケロ」シリーズが人気な理由のひとつは、絵本の中に描かれているおいしそうなお菓子や料理。食べているところだけではなく、調理をしている場面も多いです。

「バムとケロのおいしい絵本」は、シリーズに登場するお菓子や料理のレシピを再現。もちろん「バムとケロのにちようび」の山盛りドーナツや「バムとケロのおかいもの」のパンケーキのレシピも。絵本を読んで親子で料理にチャレンジすれば、子どもが台所に立つきっかけになるかも!

「バムとケロ」には英語版とフランス語版も!

タイトル:Bam and Kero Go Flying バムとケロのそらのたび英語版
著者  :島田 ゆか (著)/ Christopher Belton (原著)/ クリストファー ベルトン (翻訳)
出版社 :文溪堂
大人気の「バムとケロ」シリーズ。英語とフランス語にも翻訳されています。大好きな絵本の外国語版を読むことは、お子さんがその言語を好きになるきっかけになるかもしれません。

英語に翻訳されているのは以下の3作です。
・Bam and Kero Go Flying (バムとケロのそらのたび)
・Bam and Kero’s Frosty Morning (バムとケロのさむいあさ)
・Bam and Kero’s Sunday (バムとケロのにちようび)

そして、フランス語版は2作。
・Le Voyage de Bam & Kéro (バムとケロのそらのたび)
・Un dimanche chez Bam & Kéro (バムとケロのにちようび)

筆者の住んでいるカナダの図書館でも、フランス語版を借りることができます。息子は、普段は日本語で読んでいる絵本をフランス語で読むことに、少し不思議な感じがしたようです。

何度も読んで新しい発見を!

「バムとケロ」シリーズは、食べ物、雑貨、家具などひとつひとつがとても細かく丁寧に描かれています。物語は1作ごとに完結しているのですが、シリーズの他の作品で出てきた小物がこっそりと描かれていたりもします。文章を読んですぐにページをめくるのではなく、じっくり絵を見ると読むたびに何か発見があるはず。親子であれこれ見つけながら、読み聞かせの時間を楽しみましょう!

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この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

LOA LOA  カナダ在住の英日翻訳者・フリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。