世界の優れた絵本に贈られる「世界三大絵本賞」
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世界的に有名な3つの絵本賞をまとめて、「世界三大絵本賞」と呼んでいます。それぞれの絵本賞は以下の3つです。
・国際アンデルセン賞
・コールデコット賞
・ケイト・グリーナウェイ賞
これらの賞は、一体どのような賞なのでしょうか?主な受賞者や作品とともにご紹介します。
小さなノーベル賞「国際アンデルセン賞」
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国際アンデルセン賞は、ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞とも呼ばれています。1953年に国際児童図書評議会(通称IBBY)により創設されました。
選考水準の高さゆえに、「小さなノーベル賞」といわれるほど、児童文学への影響力が大きい賞です。「児童文学への永続的な寄与」に対して贈るとされています。
賞の名前は見てもわかる通り、絵本作家の「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」からきたもの。2年に一度選考が行われ、各国のIBBYが選んだ世界中の絵本作家・画家のなかから、作家賞・画家賞がそれぞれ一名ずつに贈られます。なお日本人の受賞者は、2018年現在で以下の5名です。
【画家賞】
・赤羽末吉さん
・安野光雅さん
【作家賞】
・まど・みちおさん
・上橋菜穂子さん
・角野栄子さん
なお海外の有名な受賞者には、ムーミンで有名な「トーベ・ヤンソン」、『かいじゅうたちのいるところ』の「モーリス・センダック」などがいます。
国際アンデルセン賞って?日本人の受賞者5人と代表作をご紹介

こちらの記事では、国際アンデルセン賞の詳細と、過去の日本人受賞者をご紹介しています。
アメリカ合衆国の児童文学賞「コールデコット賞」
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コールデコット賞は、アメリカ合衆国の児童文学に関する賞です。1937年、アメリカ図書館協会により作られました。毎年その年に出版された絵本の中から、最も優れたイラストを描いた画家に贈られます。
この賞の名前は、イギリスのイラストレーター「ランドルフ・J・コールデコット」に由来したもの。アメリカの児童文学賞には、優れた児童文学作品に贈られる「ニューベリー賞」というものもあります。コールデコット賞は、このニューベリー賞とともにアメリカでもっとも権威のある児童文学の賞として名をはせる存在です。
コールデコット賞は子ども向けの絵本に対する賞でありながら、選出された絵本はどれも芸術性に優れたものばかり。こういった絵本を読み聞かせることで、お子さまの美的センスが磨かれるかもしれません。コールデコット賞に選ばれた有名な作品には、以下のようなものがあります。
・バージニア・リー・バートン
『ちいさいおうち』
・ルドウィッヒ・ベーメルマンス
『マドレーヌといぬ』
・ マーシャ・ブラウン
『シンデレラ』
・モーリス・センダック
『いるいるおばけがすんでいる』
『かいじゅうたちのいるところ』
・クリス・ヴァン・オールズバーグ
『ジュマンジ』
「コールデコット賞」ってどんな賞?おすすめ受賞作品5選

こちらの記事では、コールデコット賞の詳細と過去の受賞作品からおすすめの絵本を紹介しています。
イギリスの児童文学賞「ケイト・グリーナウェイ賞」
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ケイト・グリーナウェイ賞は、イギリスの児童文学に関する賞です。1956年に英国図書館協会により作られました。先ほどご紹介したコールデコット賞同様、毎年その年に出版された絵本のなかから、最も優れたイラストを描いた画家に贈られます。
この賞の名前は、イギリスの絵本作家である「ケイト・グリーナウェイ」に由来。彼女は『マザーグース』や『ハメルンの笛ふき』の挿絵などを手掛けています。ケイト・グリーナウェイ賞を受賞した有名な作品を見てみましょう。
・ジョン・バーニンガム
『ガンピーさんのふなあそび』
・レイモンド・ブリッグズ
『スノーマン』
『さむがりやのサンタ』
先ほどご紹介したコールデコット賞とは、またひと味違った作品が選ばれています。読み比べてみるのも楽しいかもしれません。
優れた絵本を楽しんで
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絵本を選ぶ際、単純に「面白そうだから」とか「子どもが好きそうだから」という基準で選ぶことが多いかもしれません。しかし迷ったときには、今回ご紹介したような賞を受賞した絵本を選んでみてはいかがでしょう。意外な絵本にお子さまが興味を持ったり、絵本の新たな魅力に気がついたりと、発見があるかもしれません。
また優れた絵本は、お子さまの言葉に対する感覚や美的センスを磨いてくれます。親子で楽しみながら、絵本の世界をさらに広げてみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。