アメリカのプリスクールで驚いたこと
筆者の娘が通っていたアメリカのプリスクール(幼稚園に入る前に、3~5歳くらいまでの子どもが通うことが多く、義務教育ではありません)では、毎日決まった時間割があるわけではありませんが、季節や月ごとにプロジェクトがあります。その中で、算数につながる取組みで数字に関することを学んだり、生徒たちそれぞれの家の、文化的なカルチャーを学ぶ月があったりします。
そういった取り組みの中で、サイエンスについても学んでいました。
そういった取り組みの中で、サイエンスについても学んでいました。
実際には何を学ぶの?
特に興味深かったのは、『宇宙について』です。
このトピックは周りのママ友からも聞くので、多くのプリスクールでも学ぶのだと思いますが、かなり本格的なことを学んで帰ってくるのです。
たとえば、プロジェクトとして学ぶ1~2カ月の間は、家に宇宙関係の本があれば持って行き、それをショーアンドテル(Show and Tell)としてクラス全員に紹介をします。また、天体の基礎知識も教えるので、子どもたちは太陽系の惑星をすべて覚えてしまいます。
それぞれの惑星の形や特徴、地球と比べた大きさなどを知るために絵に描いたり、実際に模型をつくったりするため、授業にはアートの要素も含まれます。
NASAについても教えてもらうので、「実際に宇宙に行きたい」「宇宙飛行士になりたい」と子ども自身が思うきっかけにもなるようです。
子どもたちはいつの間にか、宇宙についての基礎知識を覚え、自分のものにしていきます。
このトピックは周りのママ友からも聞くので、多くのプリスクールでも学ぶのだと思いますが、かなり本格的なことを学んで帰ってくるのです。
たとえば、プロジェクトとして学ぶ1~2カ月の間は、家に宇宙関係の本があれば持って行き、それをショーアンドテル(Show and Tell)としてクラス全員に紹介をします。また、天体の基礎知識も教えるので、子どもたちは太陽系の惑星をすべて覚えてしまいます。
それぞれの惑星の形や特徴、地球と比べた大きさなどを知るために絵に描いたり、実際に模型をつくったりするため、授業にはアートの要素も含まれます。
NASAについても教えてもらうので、「実際に宇宙に行きたい」「宇宙飛行士になりたい」と子ども自身が思うきっかけにもなるようです。
子どもたちはいつの間にか、宇宙についての基礎知識を覚え、自分のものにしていきます。
アメリカのプリスクール教育
アメリカのプリスクールでは教科書を使って座学で学ぶだけではなく、実際に形にしてみたり、クラスメートと一緒に考えながら行う授業を行い、テストもありません。しかし、テストのために暗記する必要もないくらい、自然と知識が身に付いていくようです。
『Water Cycle』についてもカリキュラムがあり、実際に模型もつくって持ち帰ってきました。
『Water Cycle』についてもカリキュラムがあり、実際に模型もつくって持ち帰ってきました。
小学校以降も同じ!?
小学生に入ったばかりの低学年でもサイエンスの教科書は特にありません。しかし、それぞれのプロジェクトがあり、ひとつのテーマに沿って、かなり掘り下げて考える授業が行われているようです。
そして何かを学習したら、遠足に行って実際に目で見てみる。たとえば、絶滅危惧種について学校で学んでいたときには、その保護活動についても見学に行っているようでした。
そして何かを学習したら、遠足に行って実際に目で見てみる。たとえば、絶滅危惧種について学校で学んでいたときには、その保護活動についても見学に行っているようでした。
日本と比べて……
アメリカは日本と比べて早くからサイエンスの授業に力を入れているように感じます。
プリスクールでは、3歳頃から宇宙や天気、生物などについて学びますが、子どもの周りにある身近なテーマから入ることで、自然と興味を促し、知識を深められるようなカリキュラムが組まれているようです。
やらされているのではなく、自分から知りたいと思わせる。サイエンスへのアプローチとして非常に良い方法なのではないでしょうか。
プリスクールでは、3歳頃から宇宙や天気、生物などについて学びますが、子どもの周りにある身近なテーマから入ることで、自然と興味を促し、知識を深められるようなカリキュラムが組まれているようです。
やらされているのではなく、自分から知りたいと思わせる。サイエンスへのアプローチとして非常に良い方法なのではないでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。