2019年2月4日 公開

魔女の絵本で不思議な物語の世界へ!おすすめ作品5選

魔法を思いのままに操る、ミステリアスな魔女に憧れているお子さまもいるかもしれません。アニメや映画にもよく登場するため、親近感が湧きやすいのでしょう。ここでは、楽しい魔女の絵本を5作ご紹介。個性豊かな魔女のなかから、お子さまの好みに合わせて選んでみてください。

風邪をひいたときに読んであげたい絵本

タイトル:まじょがかぜをひいたらね
著者  :高畠じゅん子(著者)、高畠純(絵)
出版社 :理論社
この絵本に出てくる魔女は、風邪を思わぬ方法で治してしまいます。あまりにも常識はずれな治し方に、思わず「クスリ」と笑ってしまうはず。お子さまの具合が悪いときに読んであげると、笑っているうちに具合の悪さも吹き飛んでしまうでしょう。「病は気から」という言葉がありますが、その言葉を実感できるかもしれません。

絵本を読み終えたら、お子さまとおかしな風邪の治し方を考えてみるのも楽しそうです。この絵本に出てくる治し方よりも面白い方法を、ぜひ見つけ出してみてください。親子のコミュニケーションにも役立つはずです。

魔女になった気分を味わえる

タイトル:魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン
著者  :マルカム・バード(作・絵)、岡部史(訳)
出版社 :金の星社
「魔法つかいプリキュア」など、魔法使いが出てくるアニメは子どもに大人気。なかには「私も魔女になりたい!」とあこがれるお子さまもいるでしょう。そんなお子さまにおすすめなのが、ユーモアたっぷりの絵本「魔女図鑑ー魔女になるための11のレッスン」です。

この絵本には、なんと魔女になるための方法が書かれています。おしゃれの仕方や魔法のほうきの作り方、ケーキの作り方など、どれも思わず真似したくなるものばかり。最後まで読み終えたら、魔女になった気分を味わえそうです。

ドキドキのストーリーに夢中になる

タイトル:まじょのかんづめ
著者  :佐々木マキ(作)
出版社 :福音館書店
ある日森に出かけた女の子と犬は、見慣れない家を見つけました。中に入ってみると、家の中にあった缶詰から「助けて」という声が聞こえてきます。そこで女の子が缶切りを使って缶詰を開けてみると、中からたくさんの動物が。しかしそこに魔女が帰ってきて、今度は女の子と犬が缶詰にされてしまいます。

ドキドキわくわくのストーリーと、明るくポップなイラストがお子さまの心をわしづかみに。最後まで飽きずに読むことができるでしょう。初めてストーリー性を持たせた絵本に挑戦するときにもおすすめです。絵本のおもしろさに目覚めるきっかけの1冊になるかもしれません。

しかけをめくって見つける楽しさも味わえる

タイトル:まじょのキッチン (めくり)
著者  :ニックシャラット(さく)、小川ミキ(訳編者)
出版社 :大日本絵画
小さなお子さまや、「絵本をじっと見るのは苦手」というお子さまにおすすめの絵本です。ただ眺めるだけではなく、しかけをめくって「見つける」楽しさも味わえます。しかけは左右どちらからもめくれるようになっており、めくる方向により中の絵が変わるところも楽しいポイントです。

文章も短めなので、言葉がまだおぼつかないお子さまでも大丈夫。飽きずに最後まで楽しめるでしょう。

個性豊かな魔女の登場にワクワクする

タイトル:魔女からの手紙
著者  :角野栄子
出版社 :ポプラ社
2018年に国際アンデルセン賞を受賞した角野栄子さん。角野栄子さんといえば、「魔女の宅急便」が有名ですが、こちらの「魔女からの手紙」では、角野さんと交流のある画家たちが、個性豊かな魔女を描いています。画家陣には荒井良治さんや五味太郎さん、長新太さんなど有名な方々がずらり。なかでもひときわ目をひくのがミッフィーで有名な「ディックブルーナ」さんです。

女の子のもとに、いろいろな魔女から手紙が届いたという設定のこの絵本。個性豊かな画家人の描いた魔女に合わせて、角野さんが文章を綴っています。「次はどんな魔女が現れるかな?」とワクワクしながら、次々にページをめくりたくなるはずです。

あこがれの魔女の絵本で物語をもっと身近に

外国の童話に多く登場し、最近ではハロウィンの仮装でも多くみられる「魔女」。怖いイメージもありますが、魔女があやつる不思議な魔法や、奇妙な食べ物、黒づくめの服装など、ミステリアスな世界に興味深々のお子さまも多いはず。
特に、魔法使いが登場するアニメや絵本など、不思議なお話が大好きなお子さまには、魔女が登場する絵本はぴったりです。いろいろな魔女の絵本で、不思議な世界を楽しんでくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

十二支を学ぼう!2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」

十二支を学ぼう!2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」

新しい年が近くなると次の干支が気になります。今回は知っているようで知らない干支と十二支の違いや、2021年の干支「丑(うし)」についての豆知識を紹介します。
「ことばあそび」のおすすめ絵本4冊と子どもと楽しむコツ

「ことばあそび」のおすすめ絵本4冊と子どもと楽しむコツ

赤ちゃんや幼児の発話を楽しみながら促すことができる「ことばあそび」の絵本。おすすめの絵本を4冊と読み聞かせのコツを体験談も交えて紹介します。
LOA
【初心者向け】英語絵本の選び方&楽しみ方を体験談を元に紹介

【初心者向け】英語絵本の選び方&楽しみ方を体験談を元に紹介

お子さまの英語の導入に絵本を取り入れてみませんか?絵本にはイラストもあり、CDや動画などの力を借りれば英語の読み聞かせが得意ではないパパママでも気軽に触れ...
今読みたい絵本がわかる!絵本好きがたどり着いた指南書3冊

今読みたい絵本がわかる!絵本好きがたどり着いた指南書3冊

絵本の探し方がわからない、何を選べば良いかわからない……。そんなときは、絵本紹介本が一番!今、読みたい絵本に親子でたどり着ける、とっておきの指南書3冊をご...
海賊をもっと知りたい!ドキドキの冒険が楽しめる映画や絵本

海賊をもっと知りたい!ドキドキの冒険が楽しめる映画や絵本

子どもたちは海賊が大好き。ですが「海賊って何?」と聞かれると、わかりやすく説明するのは少し難しく感じます。そんなときは、海賊の生活がわかる本や映画を一緒に...

KEYWORDS

WRITER

rinoyuzu rinoyuzu  はじめましてrinoyuzuです。高校生の娘と息子がいます。以前は教員をしていました。これまでの経験を活かしながら、記事を書いていきたいです。みなさまのお役に立てるとうれしいです。