2016年9月18日 公開

子どもの芸術性を飛躍的にアップさせる「おけいこ」5選

「芸術の秋……子どもの芸術性を育てるおけいこごとをはじめたい!」そう考えているパパママはいませんか?芸術とは、簡単にいうと「豊かな創造性と表現力を使った美的活動」のことです。子どもの創造性と表現力を高めるのにふさわしいおけいこをご紹介します!

定番だけどやっぱり外せない!【音楽教室】

音楽、特に楽器演奏が子どもの芸術性に与える影響は絶大です。なぜなら楽器を演奏するだけで脳にさまざまな刺激が届くからです。

指を動かすこと、楽譜を読むこと、発した音が正しいかどうかを確認すること。楽器を演奏しているあいだ、子どもの脳はフル回転!脳の活性化は、芸術を構成する「創造性」や「表現力」の向上のための基盤となります。

また、耳から脳に入った音は大脳辺縁系という人間の感情をつかさどる器官にダイレクトに届きます。
楽器を演奏することには、子どもの豊かな感情をはぐくむ効果もあると考えられるのです。

観察力と美的センスを養う【絵画教室】

絵画を学ぶことで得られるものは、なんといってもまず「観察力」です。絵を描くには対象物をこまかく観察しないといけないからです。

また、「絵の具を組み合わせてさまざまな色を作りだす」という作業は、子どもの美的センスを成長させてくれます。

パパママも、子どもの描いた絵を見て「なんでここはこの色なの?」とこまかい突っ込みはしないように!子どもが感じたままに描いた色の美しさをしっかりほめてあげましょうね。

飽きっぽい子どもにオススメしたい【ダンス教室】

バレエやヒップホップ、社交ダンスに日舞など、ダンスにもいろいろありますが、共通して大切なのが「リズム感」です。

ラジオ体操を思い出してみるとわかるように、音楽と体の動きがずれると気持ち悪いですよね。逆にリズムよく音楽と体の動きがシンクロすると、気持ちは爽快感いっぱいになります。

この「気持ちいい!」という体験がポイントです。気持ちいい!と感じることで、子どもが飽きることなくおけいこを続けられます。

体幹を強くする、運動神経を育てるといったダンスの持つ素晴らしい効果をしっかり得るには、長くおけいこを継続することが必要です。その意味では、ダンスは飽きっぽい子どものおけいことしても最適だといえます。

記憶・忍耐・表現をバランスよく学べる【演劇教室】

近年「子どもの演劇教室」が流行っているそうです。演劇というと、学校の演劇部や劇団などを思い浮かべますが、小さな子どもをもつパパママが、「子どもの知育」を目的として演劇教室に通わせるというケースが増えています。

「演劇=総合芸術」です。声と顔と体を自在に操って役になりきる演劇は、非常に高度な表現力や創造性が求められる芸術です。

もちろん子どもの演劇なので、昔話や童話などをもとにしたわかりやすいお芝居であるのがほとんど。それでも、セリフを覚えるための記憶力、演技指導に従う忍耐力、自分と違う存在を演じる表現力など、さまざまな力をはぐくむことが期待できます。

実利も兼ねた習い事!?【料理教室】

料理というと調理技術に目がいきがちですが、大切なのは「段取り」と「創造性」です。

「どんな食材をどんな分量で用意するのか」「時間を無駄にしないためにどんな下ごしらえが必要か」というように、料理には段取りが不可欠ですよね。段取りを理解して実践する経験を重ねることで、こどもの知性(論理力や構成力)は格段に進歩します。

また料理は味だけではなく、お皿にきれいに盛り付けて食卓に並べるまでが勝負。子どもにとって盛り付けはむずかしいことですが、それだけ子どもの創造性もきたえられます。

上手にできたら大げさなくらいにほめてあげましょう!美しく仕上がった料理は人を感動させる……その体験に味をしめてしまえばこちらのもの!「明日からボクもママのお手伝いする~!」とすすんで台所に立つようになるかも!

芸術の秋に……子どもに新たな挑戦をさせてみませんか?

定番の楽器演奏から流行の演劇や料理教室など、子どもの芸術性をアップさせてくれるおけいこはさまざま。子どものおけいこで大切なのは「いかに飽きさせないか」。子どもの適性も考えながら、楽しく長く続けられるおけいこを選びましょうね!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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takutaku takutaku  雑誌の編集を経験後、フリーライターとして活動しています。